長野冬季五輪前に整備の有料道路、相次ぎ無料化
長野県内で1998年の長野冬季五輪を前に整備された有料道路2区間が相次いで無料化される。長野市内を通る「白馬長野有料道路」と中野市内を通る「志賀中野有料道路」だ。いずれも95年の開通から30年がたち、料金徴収期間を終える。県道路公社は順次、料金所などの撤去を進める。
3月16日午前0時に無料開放される「志賀中野有料道路」(約2.6キロメートル)は、五輪の主会場である長野市とアルペンスキーなどの会場となった志賀高原(山ノ内町)を結ぶ輸送路としての役割を果たした。通常料金は普通車で320円、大型車が470円としている。2024年12月までの総交通量は4554万台、総料金収入は54億円だった。
2月16日午前0時には長野市と大町市・白馬村方面を結ぶ「白馬長野有料道路」(約2キロメートル)が無料化した。25年1月までの総交通量は3835万台、総料金収入は64億円だった。