ウクライナと欧州4首脳、ロシアに12日から「30日の停戦」を要求

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バチカン=藤原学思
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 英国、ドイツフランス、ポーランドの首脳4人は10日、キーウを訪問した。ウクライナゼレンスキー大統領と4首脳は、12日から「30日間の完全かつ無条件の停戦」をロシアに対して求めることで合意した。ロシアが応じない場合、追加制裁する方針も示した。

 ゼレンスキー氏と4首脳はこの日、トランプ米大統領とも電話会談し、こうした方針を確認した。米欧とウクライナが足並みをそろえて停戦へ圧力をかけ、今後はロシアの対応が焦点になる。

 モスクワでは9日、対独戦勝記念日に合わせた軍事パレードが開かれており、4首脳の訪問はそれに対抗する狙いもある。ドイツのメルツ首相にとっては初めてのウクライナ訪問となった。

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この記事を書いた人
藤原学思
ロンドン支局長
専門・関心分野
ウクライナ情勢、英国政治、偽情報、陰謀論
ウクライナ情勢

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