超めんどくせぇ女児だった私と∞
今でもめんどくせぇ女だけれど、昔超めんどくせぇ女児だった。
こだわりが強くて落ち着かない。
数字の計算は自分の手足の指を見て数える。20以上になると隣の人の手足の指を見て数える。
40を超えると同時に3人の手足を追うことができず、計算ができなくなった。
計算ってそういうことじゃないから!と呆れて困った親の薦めもあり、KUMONに通うことになった。
公文行くもーん!!!とか叫びながら教室に行く、ヤバ浮かれ女児だった。
入塾前にテストを受けて、自分にふさわしい学年の問題から解き始める。
小学3年生の私の算数は幼稚園からのスタートだった。
この時母は我が娘ながら余りの学力の無さに嘆いたらしい。笑
しばらく通うと、いつの間にか頭の中で計算ができるようになった。
自分の指や人の手足を見なくても暗算ができる。
周りからしたら当たり前のことだったのかもしれないけど、私にとっては革命だった。
毎日結構多めの課題をこなして、6年生の頃には高校1年の数学の問題を解くようになった。
反復学習は私と相性が良かったみたい。
出来ることが増えると勉強が楽しくなる。
算数が大好きになった。
KUMONに入って1年くらいした頃。
分数の「2/4=1/2」みたいな問題をひたすらに解いていた。
その中で出てくる「0/3=?」とか「5/0=?」みたいな問題が気に入らなかった。
どちらも模範解答はゼロだったけど、
三分のゼロってなに?三等分した中のゼロってどういうこと?
ゼロ分の五ってなに?ゼロを五等分するってどういう状況?
頭の中でイメージできなくて、意味が分からなくて、もやもや。
一緒に通っていた友達は「ゼロが入る問題は答えは0って書けば正解なんだから、楽じゃん!」と言っていた。
全くその通りなんだけど、私はどうしても気に入らない。
親にどうしてこの問題の答えがこうなるのかが理解できないとしつこく聞いた。
どうして?が始まると長くてめんどくさかったんだろう、「そういうことを教えてもらうために先生が居るんだから、先生に聞きな!」との返答だった。
KUMONでこのことを先生に質問した。
はじめは「三等分して一つもとらなかったらゼロでしょ~」「ゼロは分割できないでしょ~」と先生は答えてくれた。
その解答だと5/0という問題は何?ゼロを五等分することになるけど、それってどういう状況?無いものを分割するの?という私のなぜなぜ質問によって先生たちは混乱し始めた。
徐々に何人かの先生が集まりだして、これってこういうこと?ゼロって?という話し合いが始まってしまった。
結局、今までそんな質問を受けたことがなくて、先生たちも答えを見つけられなくなったので本部に問い合わせをしますという形になった。
思ったより大ごとになってしまった。
先生方・・・手を煩わせてしまい本当にすみませんでした・・・
ラッキー問題だと思っておけばよいものを・・・
翌週、教室に行くと電話でKUMONの本部の人と直接話すように言われた。
ここまで大ごとにしておいて全く失礼な話だけれど、私はあんなにこだわっていたゼロ問題に飽き始めていた。(しばらくはこだわるけど、それでも答えが出ないとどうでもよくなる性分だった)
受話器を変わると、本部の人が挨拶してお話してくれた。
「あなたの質問は聞きました。ゼロの分数の問題は確かに分かりにくい問題です。0/3は三等分して何も取らなければゼロになります。そういう形でイメージしてもらえると分かりやすいかなと思います。5/0については、小学生の問題ではゼロという答えになっていますが、高校生くらいになると詳しい計算の仕方を習います。そうすると答えは変わります。とても難しい問題なんです。本当は答えはないんです。」
ふーん。なるほど分からん。本当は答えがない?・・・でもどうでもいいや。
受話器を持つ私を先生も、友人たちもチラチラ見ていた。
友人たちの中では私が変な質問をして騒ぎを起こしていると思われていた。
それが嫌で今すぐ電話を終わらせたくて「あ、はい。分かりました。」と言って質問もせず電話を終わらせた。
結局理解はできなかったけど、深く質問することで周りを困らせたことだけが分かって、もやもや嫌な気分だった。
電話が終わると、先生たちは「どうだった?ちゃんと理解できた?」と聞いてきた。
自分で蒔いた種だったけど、もう面倒くさすぎて「分かりました~」とだけ返した。
あれだけ熱心に質問を繰り返していたのに、あっさり「分かりました」と答えた私が本当は全然納得していないし、理解していなかったことは
どうやら電話先の本部の人も、教室の先生もお見通しだったらしい。
しばらくするとたくさんの文字が書かれた5枚位の手紙が本部から送られてきた。
そこには私の質問についての解説などが図を交えてより詳細に書かれていた。
親はKUMONにこんな解説の紙まで頂いて、迷惑かけてすみません!と謝っていた。
もうどうでもいいや~と思って流し読みしたあの頃の私。
人が真剣に考えてくれた答え、ちゃんと読めよ。
「算数では習わない数字のことに興味を持ってくれて嬉しいです。
これからも数学の分野に興味を持って取り組んでいってほしいと思っています。」
というような文章で手紙は締めくくられていた。
あの時は面倒くさい思い出だったけど、今思うとKUMONすごくない?
こじらせ小学生の質問に対して対応が手厚すぎる。
親のように「そういうもんなの!」で終わりにしてもいいのに、子供の質問をすごく大切にしてくれている。
ありがたいし、KUMONに通えてよかったな。と20年ごしくらいに思った。
算数や数学が好きになれたのはこういう有難い経験の積み重ねだったんだな☺️
それなりに数学が好きで高校でも理系を選択した私。
関数が苦手すぎて数Ⅲに挫折しまくり受験にも失敗した。
5/0の答えはそこにあったんだけど・・・結局大人になっても理解できなかったな。
あのとき渡された手紙をちゃんと読んでいれば、もしかしたら答えに近づけたかもしれない。
大事なところでチャンスを逃す悪い癖、また出ていますね。
答えは、∞だったんだよ〜。
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コメント
1初めまして。よかったら仲良くしてください^_^宜しくお願いします