【専門家が断言】「地震予知」は誰でもできる…しかし、「そんなものに意味はない」と言えるワケ

ネット上にあふれる地震に関する情報

4月24日、内閣府防災のX(旧twitter)アカウントから、 「地震について日時と場所を特定して地震を予知することは、現在の科学的知見からは困難です。」 との投稿があった。同アカウントは日ごろからの地震の備えや地震発生の情報は投稿しているものの、地震予知が困難であるという投稿は過去になく、異例のものと感じられた。

その背景には、一部で「4月26日に地震が起きる」といったデマが拡散されていた可能性もあるだろう。とある漫画で「本当の大災難は2025年7月にやってくる」といううわさを気にする投稿や、風水師による「予言」、なにより香港の航空便が減便とのニュースが流れた背景もあるだろうか。

「4月26日の地震」の情報の出所は、ある霊能力者が「4月26日・午後2時58分に、東京湾北部でマグニチュード8.3、震度6以上」の地震と巨大津波が起きるという旨を「予言」したもののようであった。

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結局、4月26日に大地震は発生せず、関東地方では20時2分ごろに埼玉県南部を震源とするマグニチュード3.1、群馬県桐生市で震度1を観測する地震があったのみで、基本的には大ハズレとなったと評価できるだろう。

このような地震予知情報は、毎年のように予言者や未来人によるものとして、近年では特にSNS上で拡散されてきた歴史がある。古くは、「1999年7月、空から恐怖の大王が降ってくる」という「ノストラダムスの大予言」もあったが、こうした日時を指定した予知情報や、地震等を予知できるという情報は巷での関心が非常に高くなる傾向がある。

その日時の前には関心が高まるが、結局何もないと話題にすらないことが一般だ。

地震予知情報とするものと関連して、地震が起こるたびに「地震雲」のようなワードが拡散されることや、海外のある場所で起こると日本での大地震を関連付ける「バヌアツの法則」、また深海魚やクジラなどが打ちあがると地震が起きるという噂がまことしやかに投稿されることがある。

こうした地震に関してネット上で良く語られる情報について、現代の科学的な視点からの考え方について紐解いてみたい。

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