トルコ国籍の大学院生の即時釈放を命令、米バーモント州の連邦裁判所
アメリカ・バーモント州の連邦裁判所は9日、トランプ政権に拘束されていたトルコ国籍の大学院生の即時釈放を命じました。
トランプ政権は今年3月、「イスラム組織ハマスを支援する活動に従事した」として、タフツ大学に通うトルコ国籍の女子大学院生を拘束していました。
アメリカメディアによりますと、政権側は拘束の根拠として、裁判所に提出したのは大学院生が執筆したガザ地区での戦闘に関する論説記事のみだったということです。
バーモント州の連邦裁判所は9日、「彼女の拘束を継続することは容認できない」として、大学院生の即時釈放を命じました。
大学院生の弁護士は判決を受けて声明を発表し、「彼女の釈放は、正義・言論の自由・基本的人権を守る全ての人々にとっての勝利だ」と述べました。
バーモント州の裁判所では先月にも、親パレスチナの抗議デモをめぐり、拘束されていたコロンビア大学生の即時釈放を命じています。