「それは目隠しした人に触覚だけで雪の結晶がなにかを教えるようなもので、触ったとたん溶けてしまうのだ」
タイトルは、1933年にノーベル物理学賞を受賞したポール・ディラックの言葉だ。
ディラックは量子力学について質問をされるのをとても嫌がったそう。
理由は「自分がいくら説明をしても相手に伝わらないから。」
質問をされ、断る時にタイトルの文言を相手に伝えたようだ。
つまり、自分の説明していることや気持ちは他人には伝わらない。と自分は解釈している。
本題になるが、もう数ヶ月近く経つだろうか。とあるnoterさんがコメントをくれた。
noteを初めて利用し、何ができるのかnoteをどのように利用しているのかわからなかった俺は、そのnoterさんとあまりコミュニケーションを積極的に取らなかった。
noteのコメント機能、Xのリプライ、facebookのコメント、Instagramのコメント機能、みんな同じようで、それぞれのSNS特有の利用の仕方があると思う。
noteはどんな利用方法をみんなしているのかはじめは試行錯誤だった。
初めはコメントに返事をしたりしなかったりだった。
一度途切れ、しばらくしてからまた連絡をもらった。
その時は初めよりは自然に返事ができたと思う。
ちょこちょことnoterさんのページを見るようになった。
自分が苦手な短文で内容を伝えるのが上手い人だった。
その方のnoteの記事がきっかけで、直接メールでやり取りをする様になった。
元々メールをするきっかけが、きっかけだった為に、俺はできるだけ様々な情報を素のまま伝えた。相手もそれに答えてくれていたと思う。
途中からメールでのやり取りが楽しくなってきたのを感じた。
相手の年齢や何をしている人か、そういう簡単な情報すら知らない人だけれど。
その方は不正アクセス被害に困っていた。
俺も数年前にお謎様に不正アクセス被害でカード被害やアカウントの消失など色々な事を経験し色々なものを失った。
なので少しでも力になりたいと思ったが、どういうボタンのかけ違えがあったのか、もしくはそれは口実の一つなのかわからないが、最終的に自分が犯人じゃないかと疑われブロックされてしまった。
お願いされていた事もあったし、連絡も特になくなった。
適切な言葉かわからないが、信じて色々伝えていたので、自分が最終的に犯人として疑われるなんて、裏切られた気持ちで怒りが沸いてきた。今はもうその怒りも消えたけど。
結局は、なんとなく仲良くなりたいなーと興味を持ってしまっていた気持ちが叶わなかったからなのか。
ハッキリした気持ちはよくわからないけど、もっと色々知りたいと思ったのは実際の気持ちだったと思う。
でも、結果がこうなら早めにこうなって良かったんじゃないかと思う。
自分の気持ちを伝え、理解してもらい、それを受け入れてもらうのは本当に難しい。
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