東京 大田区 在留カード偽造した疑い 中国籍容疑者2人逮捕
日本に滞在する外国人に交付される在留カードを偽造したとして、警視庁は中国籍の容疑者2人を逮捕しました。
関係先からは、外国人や日本人名義の戸籍謄本などのデータおよそ1万件が見つかっていて、警視庁が詳しい経緯を調べています。
逮捕されたのは、いずれも中国籍で無職の杜晶江容疑者(35)と李龍容疑者(36)です。
警視庁によりますと、先月、東京・大田区の自宅で、中国やスリランカ、ネパールなど7つの国籍の在留カード30枚を偽造したとして、出入国管理法違反の疑いがもたれています。
中国にいるとみられる指示役から送られてくるデータをもとに、パソコンやプリンターを使って在留カードを偽造し、国内にいる外国人に郵送していたとみられています。
調べに対し、いずれも容疑を認め、このうち杜容疑者は、「在留資格がなかったので在宅で金を稼ぐほうが摘発されないと思った」などと供述しているということです。
2人の関係先からは、偽造されたとみられる運転免許証や健康保険証のほか、戸籍謄本や学生証、医師資格証など、およそ1万件のデータが見つかり中には日本人名義のものもあったということで、警視庁が詳しい経緯を調べています。