埼玉県立がんセンター(伊奈町)で先月、ホルマリン液(容量8ミリ)9本を紛失していたことが、センターへの取材で分かった。この液は毒物・劇物取締法で劇物に指定され、同法に基づいて鴻巣保健所が立ち入り検査し、上尾署も現場を確認した。関係する医師と看護師は持ち出しや廃棄を否定し、センターは「紛失と盗難の可能性がある」とみて同署に被害届を出す方針。(菅原洋)
紛失したのは医薬用外の「病理組織固定用10%中性緩衝ホルマリン液」。病理診断の際、病理組織を固定して標本にする際に使う。毒性があり、濃度や量によっては一般的に、皮膚や粘膜を侵し、気化したガスを吸入すると気管などの炎症につながる恐れがある。
センターによると、4月14日午前9時前、看護職員が1階の外科系処置室内の保管庫の鍵を開け、当日に使う8ミリの液を婦人科用に20本、外科系用に10本持ち出した。
同日午後4時半過ぎ、別の看護師2人が婦人科で4本、外科系用で5本使われ、残りが返却されているのを確認。ただ、台帳に記載されていた保管庫の在庫数から、この日に...
残り 455/910 文字
この記事は会員限定です。
- 有料会員に登録すると
- 会員向け記事が読み放題
- 記事にコメントが書ける
- 紙面ビューアーが読める(プレミアム会員)
※宅配(紙)をご購読されている方は、お得な宅配プレミアムプラン(紙の購読料+300円)がオススメです。
みんなのコメント0件
おすすめ情報
コメントを書く
有料デジタル会員に登録してコメントを書く。(既に会員の方)ログインする。