『ありす、宇宙までも』 4話感想
No.04 ドアの向こう側
あらすじ
長い髪が勉強の邪魔になるので切ろうとするありす、いざ美容院に行くと切るのをやめたくなってしまい慌ててキャンセルして飛び出すが、「なぜ切りたくないと思ったのか」が自分でもわからず。一方、「ありすが宇宙飛行士になりたい理由」について何だか思うところのありそうな犬星くん、“今日のレッスン“に選んだのは「哲学対話」と言われるものだった!
感想
導入は↑こんな感じ。カラーページ嬉しい〜!
犬星くんが「哲学対話」を提案したのは、ありすが「やることリスト」に書いた「じぶんのきもちをいう」に目をつけたから。ゲーム方式で、あるテーマについて、思ったことを何でも言っていい。話せるのはぬいぐるみを持っている間だけなので、パスし合いながらお互いの意見を伝え合うというルール。
このぬいぐるみが、かわいくて…🥺なんと、メンダコ🐙しかも、犬星くんが自宅から持ってきたらしい。好きすぎる。よく見ると手を動かしたり微妙に表情が変わってるコマがあります。かわいすぎる…。
ありすが真っ先に反応したのは、「何を言ってもいい」ということ。
『笑われないってこと?』、ありすの長年の苦しみに胸が詰まり、『そうだ』と迷いなく答える犬星くんに救われる思い😭
決まったテーマは“勉強はすべきか“。
ありすは「したほうがいい」派。意外にも?犬星くんは「しなくてもいい」と言い、思わず『なんで⁉︎』と聞いてしまうありす。犬星くんは『ルールを忘れたか?』とだけ…。
これは異なる意見を出して対話を発展させたかったのかなと思うのだけど、直後の表情を見ると本音も混じっていそうな気がする…。ここの犬星くんの横顔、4話の中で一番好きです。
その後もしばらくやり取りが続き、終了後、『一人じゃできないからずっとやってみたかった』と思わず口にしてしまう犬星くん、ここも良かったなー!犬星くんがありすのためにすることが、彼自身の救いにもなっている…!
さっきの話に戻るのですが、犬星くん、孤独にひたすら勉強を重ねる日々に迷いが生じることもあったんじゃないかな〜。ありすの“深い感情“に触れて心に響くものがあった、という顔をしていると思う。たぶん…。
そしてこの哲学対話が、冒頭の「ありすが髪を切りたくないと思った理由」につながって行く後半、泣いてしまった。もう毎回言っちゃうんだけど本当に構成がすごすぎる。『ドアが開きそう』から回想に入って行く流れも大好き。
ラスト、自分の前向きな変化を自覚したありすが、『宇宙飛行士になりたい理由』を改めて犬星くんに伝える、ここもいいシーンだった…。
2話で『客として宇宙に行くという選択肢も、自分たちの生きる時代なら遠いものじゃない、それでも“宇宙飛行士“がいいのか?』という話を犬星くんがしたとき、ありすははっきり答えられなかったんだけど、ここにきてその答えが!(しかも、読み返したらありす、『この気持ちなんだろう』って言ってる!!!まさに4話のテーマ!!!すごすぎる)
ありすの答えを受けた瞬間の犬星くんは背中しか描かれていないんだけど、“本当の自分になる“、ありすだけじゃなくて、2人の大事なテーマになりそうな予感!
それはそれとして、『よし!もらった!』で速攻JAXAのイベントに応募する犬星くん、そういうとこ、好きだ…😭😭
誰かと真剣に向かい合って話をしてみたかったのも勉強に苦しみや迷いを感じるときがあるのも本音で、それに対するありすの言葉に心を動かされる一方でうおお志望動機もらった!!!応募完了!!!する 家にはメンダコのぬいぐるみがある 最高の男
— 🥦🥕🍅 (@UNRIPE__APPLES) July 1, 2024
犬星くんの頭がよく思考が論理的で基本理詰めで話すがガチガチ合理主義というわけではなく、繊細さや優しさを併せ持つ感じがものすごくツボなんですけど、これ菅波光太朗じゃん
— 🥦🥕🍅 (@UNRIPE__APPLES) July 1, 2024
↑初読時の叫び
(菅波光太郎:2021年前期朝ドラ『おかえりモネ』の登場人物。お医者さん。とある理由で心を閉ざし気味だったのが、ひょんなことから主人公・百音に勉強を教えることになり、彼女と次第に心を通わせていく過程で生来の優しさや繊細さを取り戻していきます。サメが大好き。余談だけど、彼が劇中で発した『知識は武器です。持っているだけじゃ役に立たないし、使い所も難しい。でも持っているに越したことはありません』というセリフは『ありす、宇宙までも』と通じるものがあると思う)
4話と5話ひとつの記事でまとめて感想あげようと思ったけど、無理だった!(書きたいことが多すぎて)
というわけで、5話もとても良かったのではやめに感想を書きたい💪
おわり🚀
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