ダンジョンでモンスターと戦うのは間違っているだろうか


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作:アイル123321
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ダンジョンに差し込む青い光


初投稿なので、何かあったら色々と大目に見てください。

誤字などあったら、報告してもらえればと思います。

読みずらいなどもあったら感想などでもいいので教えていただけると改善できるかも?です。


さっき1体ゴブリンを倒したのと、休憩中に見たベルさんの戦いを参考にしたことで、ゴブリン相手の戦いには少しずつ慣れてきた。

けれど――

 

「スカウトアタックが成功しない……」

 

そう、いまだにスカウトアタックが一度も成功していないのだ。

 

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休憩を終え、先ほどの興奮も落ち着いたころ。

再び現れたのは、群れではなく、1体だけのゴブリンだった。

 

「ゴブリン1体だけだけど、もう戦えそう?」

ベルさんが尋ねてくる。

 

私は落ち着きを取り戻し、うなずいた。

 

「うん、戦いたい! それに今度は魔法を試したいから!」

 

そう言って短剣を構え、前に出る。

 

先ほどの戦いの経験と、ベルさんの動きを参考にしたことで、前よりも冷静に戦えていた。

素早く立ち回りながらゴブリンに傷を与え、ふらついたその瞬間を見逃さない。

 

「スカウトアタック!」

 

魔力を込めた一撃が、短剣を通じて放たれる。

それは攻撃でありながら、痛みではなく“想い”を伝える魔法。

相手の心に届いたとき、初めて絆が生まれる――そんな魔法だ。

 

私は短剣を振り抜いた。

クリーンヒットした一撃。しかし、不思議なことに傷は一切残らなかった。

 

(これが……スカウトアタック……!)

 

魔力を込めた瞬間、ゴブリンの体が淡い光に包まれる。

まるで希望の兆しのようだった。

 

けれど――

 

その光はすぐに掻き消え、ゴブリンは怒り狂って雄叫びを上げた。

……失敗だった。

 

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その後、何体ものゴブリンにスカウトアタックを試してみたが、すべて同じ結果に終わった。

 

「なんでこんなに上手くいかないんだろう……」

 

落ち込む私に、ベルさんが優しく声をかけてくれる。

 

「まあ、確率って言ってたし、今日は運がなかったのかもね。だからめげずに、また続けてみよ?」

 

「うん……そうする。でも、そろそろ帰らなきゃだよね?」

 

「うん。あんまり遅くなると神様が心配しちゃうから」

 

「じゃあ、また明日頑張る!」

 

倒したモンスターの魔石を回収しながら帰る準備をする。

そして最後の一体を確認し、ベルさんが声をかけてくれた。

 

「これで最後だね。じゃあ、帰ろうか」

 

私はうなずき、ベルさんの後ろをついて歩き出す。

気持ちを切り替えようとはしていたけど――やっぱり、少しどころじゃなく残念だった。

 

(「テリー」みたいに、すぐ仲間ができると思ってたのに……)

 

そんなことを思いながら歩いていると、突然ベルさんが立ち止まり、私はその背中にぶつかってしまった。

 

「いたっ……どうしたんですか、急に?」

 

「いや、今日は見かけなかったけど……あそこ。コボルトだよ」

 

ベルさんが指をさす先には、小柄な人狼のようなモンスターが1体――コボルト。

薄茶色の毛並みに鋭い牙。二足歩行で、牙を剥く姿はまさに獣の戦士だった。

 

「あれがコボルト……」

 

「どうする? 戦ってみる?」

 

落ち込んでいたはずの私は、気づけば即答していた。

 

「私がやる!」

 

「わかった。エイナさんにも聞いてるかもだけど、コボルトはダンジョンでゴブリンの次に弱いモンスター。だけど油断すると命を落とす人もいる。僕も後ろで見てるけど、気をつけてね」

 

私はうなずき、弓を構える。

今なら、先手が取れる。

 

気づかれていないうちに距離を詰める――そのための一矢。

 

心を静め、狙いを定める。

放たれた矢は、コボルトの足に命中。

叫び声とともに混乱するコボルトに向かって、私は短剣を手に駆け出した。

 

「ギャアアアアッ!?」

 

いまだ意識をこちらに向けきれていない――今がチャンス!

 

「スカウトアタック!」

 

再び、青い魔力が短剣に宿る。

私はその刃を、袈裟斬りのようにコボルトの肩から腹へと滑らせた。

 

――傷は、つかない。

 

「お願い、私と一緒に……!」

 

コボルトの体が、やさしい青の光に包まれる。

その光は、まるで包み込むように、温かく彼を照らした。

 

しばしの静寂。

 

そして――

 

「……クゥン」

 

怒りの咆哮は、なかった。

その瞳からは、敵意がすっかり消えていた。

 

「……成功、したの……?」

 

思わずつぶやいたその瞬間――

 

【スカウトアタック成功】

 

頭の中に、声が響く。

ふわっと、心が軽くなる。

 

「……うそ、ほんとに……!」

 

緊張が一気にほどけて、私はその場にしゃがみ込んでしまった。

顔を上げると、コボルト――もう、私の仲間――がそばにいた。

 

「君、本当に仲間になってくれたの?」

 

「クゥン」

 

他の人には意味不明な鳴き声かもしれない。

でも、私はこの子の気持ちがわかる。スキルのおかげで、ちゃんと伝わった。

 

「本当に仲間になってくれたんだ!」

 

私は嬉しさのあまり、コボルトに抱きついた。

 

「そうだ、君の名前……『ルゥ』っていうのはどう?」

 

「ワンッ!」

 

元気よく鳴いたその声は、紛れもなく“賛成”だった。

 

こうして――

私の最初の仲間、「ルゥ」との冒険が始まった。




コボルトの鳴き声わかんなかったので完全に犬です。。。
アニメ勢なんですけど、原作だとわかったりするのかな

もしかしたら、1体とか一体とか一匹とか表記がぶれているところがあるかもですが、許してください。

毎回1話1話の最後がなんか壮大な感じになってしまう。。。

あと1期のアニメを見直すため、次の投稿は間あくかもです
楽しみにしてくださってる皆様少々お待ちください
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