「新聞少年だった頃」第3話:今回は、子供の貧困についても書こうと思います。
新聞少年だった私は、裕福な家庭ではありませんでした。だから自分のお小遣いを稼ぐために小学校5年生から新聞配達を始めました。
今の子供たちは、新聞配達をさせてもらえないよね。もちろん、高校生でもなければバイトすらさせてもらえない。ILOでは13歳から軽微な仕事をすることを条件付きながら認めている。日本の子供たちは裕福になったのでしょうか?
新聞配達すらさせてもらえないのは何故?勉強がおろそかになるから?危険だから?
子供はお金を稼いではいけないの?
違うよね。
SNSやYouTubeで稼いだり、自分の特技を生かしてお金を稼いている子供はいるよね。
それは、ほんの一握りの才能がある人だけに許されることなの?
体が丈夫で肉体労働が苦も無くできる子供だっている。そういった子供は、仕事をしてはいけないの?
ほんの一握りの特殊な能力を持った子供だけがお金を稼ぐことができる。
芸能活動する子供だっている。そんな子供たちは勉強する時間が十分にあるの?
勉強しないで芸能活動していていいいの?
ひどいと、たちんぼだったり、SNSに自分をさらけ出したり、悪の手先に利用される子供もいる。
そして、親が病弱で十分に働けなくて十分な収入が得られない家庭もたくさあるのに。
そんな子供たちは、働くことができなくて差別されてしまっていいの?それで、その子の才能を伸ばす機会を奪っていいの?
違うよね。
どんな人にだって平等にチャンスは与えられるべきでしょ。
それを奪ってしまう社会は健全なの?
YouTubeを見ていると、いつも「私は美咲。」って流れてくる。私はそんなの見たくもない。腹立たしい。支援をしましょうと呼びかけている。それだけで十分じゃないことくらいわかるよね。
子供は宝です。
昔、江戸時代末期や明治初期に来た外国人が驚いたという写真付きの記事をよんだことがある。「子供たちが幸せに見える。」って。いつの間にか、社会は寛容性を失ってしまいました。残念だよね。
子供が貧困から抜け出す方法を考えましょう。
私の時代は、新聞配達をすることが許された。
勤労感謝の日に慰労会があった。普段通う小学校に新聞配達などをする勤労少年が集められて、慰労してもらえる機会があった。学校も認めていたってこと。嬉しかった。そんな世の中だった。自由があった。
今は、支援する制度があるけど、それが十分だなんて言えないよね。困っている人はたくさんいる。やりたいことができなくて、悔しい思いをする人がたくさんいる。
今の社会は、子供たちに十分に支援ができているんだと信じ込んでいる。
もっと考えようよ。1日に1時間でも2時間でも働く機会が与えられれば、それで救われる子供がいるんです。そういった場を、作りましょう。
障碍者には、A型、B型のような労働支援の場が用意されているのだから、貧困している子供達にもそういった場を用意してあげましょうよ。
それで、子供たちが明るい生活が送れるならいいことだと思います。
勤労する意味をきちんと考えましょう。
少しでも良い社会になるように。