熊本市の慈恵病院、LINE相談窓口を開設 ゆりかご、内密出産で対応
慈恵病院(熊本市西区)は8日、親が育てられない子を匿名でも預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)や、内密出産などに関する相談をLINE(ライン)で受け付ける「SOS赤ちゃんとお母さんの相談窓口」を開設した。相談する手段を増やし、妊婦らが病院に連絡しやすい環境を目指す。
病院によると、相談者の中には経済的困窮で携帯電話料金が支払えず、電話で相談ができない人も少なくない。ラインは無料のWi-Fi環境があればやりとりに料金がかからず、若い世代に広く使われていることから導入を決めた。
病院ホームページからラインの友達登録をする。相談は24時間受け付ける。出産時期が迫ったケースや孤立出産したケースなど緊急性が高い相談は優先して対応する。
蓮田真琴新生児相談室長は「相談にはとても勇気がいる。敷居を低くして母子の命を守りたい」と話した。メールや電話、来院による相談はこれまで通り続ける。(古東竜之介)
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