ひめゆりの塔を訪れた際に目にした展示について「歴史の書き換え」などと発言した西田昌司参議院議員が7日午後、会見を開き、一連の発言を撤回する考えはないと述べました。
今月3日に那覇市で開かれた憲法改正に関するシンポジウムで自民党の西田昌司参議院議員は、かつてひめゆりの塔を訪れた際に目にしたとする展示内容を例に挙げ、「連合国が正しいという歴史観で歴史が塗り替えられた」などと持論を展開しました。
こうした発言に対し、自民党沖縄県連を含め県内各所から反発の声が上がるなか、西田議員は7日会見し、次のように述べました。
▼西田昌司 参議院議員
「私の発言で県民や関係者の方を傷つけたというような報道になっているが、私としてはまったくそういう意図はないと、もしそういうことがあったとしたらそれは、私の意図とは無関係に切り取られた記事が誤解を生んだことで非常に遺憾に思っています」
記者)撤回されるお考えはない?
▼西田昌司 参議院議員
「もちろんないです。事実を言っていますから」
また、「戦争の指導者が裁かれた東京裁判の史観に基づく戦後の公教育がある」と指摘した上で「事実をきっちり次の世代に伝えることが必要だ」と述べました。
