- 2025/05/08 掲載
目指すは広島カープ?“爆裂成長中”Bリーグの「群馬&茨城」が狙う地元再生への道(3/3)
【茨城】地元再生へ「バスケ版 広島カープ」目指す
茨城ロボッツは2014年に前身のクラブで経営破綻を経験したものの、その後再生を果たし、2021年にB1リーグに初昇格、2023-2024シーズンの売上高は13億4,800万円(図5)、観客動員は1試合当たり4619人となるなど、着実に成長している。B.LEAGUE PREMIERへの参入も決まっており、代表取締役社長の川﨑 篤之氏によると、「茨城ロボッツは広島カープのように地域に根差し、共感の輪を広げることを目指している」という。地域に根差し、物語を共有し、そうして広げていく共感の輪が、強いコミュニティを経済圏へと成長させていく「地方創生の魁モデル」にチャレンジしていくということだ。
B.LEAGUE PREMIERへの参入に際し、収容人数5000人の「アダストリアみとアリーナ」(水戸市、2019年開業)において、大規模な改修を行う。参入条件でもあるVIPルームの設置などを手掛ける計画だ。
一方、アリーナを街の中心に据え、地域全体を活性化させるためには、官民連携は不可欠だ。川﨑氏は、水戸市議会議員出身というユニークな経歴を持つ。官民連携にはその経験が大いに生かされ、行政や議会、市民からの理解と支持を得ることで、大規模なアリーナの改修や新規事業の展開を実現させている。
そしてこれらの取り組みとともに同チームが市と連携して進めるのが「水戸ど真ん中再生プロジェクト」だ(図6)。このプロジェクトは、茨城ロボッツがスポーツ・エンターテインメント・メディアを融合させた新たな事業を創出し、地域経済の活性化を目指すもの。
2016年2月に発足し、川﨑氏は「都市核の衰退、アイデンティティの喪失、地域経済の崩壊といった県都・水戸の課題に対応するため、地元出身の経営者やコンテンツ提供者、市役所と連携し、街づくりを推進しています」と話す。
「日本最大のビジネススクール『グロービス』やスポンサー各企業とともに、地域の経済の核となるサービス・コンテンツ・メディアを水戸の地に集中的に生み出すこと、創業支援とリーダー育成をすることで、地域経済のエンジンをつくっていくことはロボッツグループとしての役割だと思っています」(川﨑氏)
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