ということで甲府にして3ヶ月ほどが経過した。
引っ越した理由
id:anatofuzは山梨出身である。
大都会南アルプス市出身で、大学進学を期に沖縄、就職をきっかけに京都に引っ越した。
直接のきっかけとしては今年1月に転職をして、完全フルリモートの仕事になった。いままでもフルリモートであったが、会社が物理的に京都にあり、飲み会で集まるとかの理由があったのでなんとなく京都に住み続けていた。とはいえ京都が体にあってたかというと微妙で、最初に住んでいた四条堀川は都会すぎたし、次に住んでいた六地蔵は家に鳥が住み着くなどわりと微妙だった。あとは同僚以外に友達がほぼいなかったのもある...。
さてそれで1月に京都の家の更新があり、転職したいま京都に住み続けたいか?と思うとそうでもないな、という結論になり引っ越しを検討した。 IT系なら関東、みたいなところがあるので埼玉や神奈川、6年も住んで自分にあってる感がある那覇に戻る、などという選択肢もあった。 しかしコロナに感染した際にやはり家族がいないと助けが来ないのではないか、というところがあり、地元に帰ろうかという感じがあった。
そこで山梨に帰ってくるという判定になったのは、実家との関係性が比較的良いということと、推しの存在が大きいだろう。大学で県外にいったのは情報工学を勉強したかったのもあるが、山梨があまり好きではなかったというのがある。これは特に高校時代がなかなか悲惨であったりと、山梨で過ごした学生生活があまりいい思い出がなく、とくに南アルプス市出身であるため山梨の中でも閉塞感を感じやすいところで生きていたというのもある。そのため山梨に対しては微妙な気持ちだったが、宝灯桃汁ちゃんをはじめとするVTuberプロジェクトほうとう組の人々が、 ジメジメしていない山梨のコンテンツとして活躍していて、とてもそれが自分の中で山梨に対する考え方が変わるきっかけになった。いままでの小中高での友人とは違った友人が桃汁ちゃんのリスナーになることで出来てきて、家族以外の山梨の人々への印象も改善された。ということで山梨に引っ越してきた。家賃も安いしね。
引っ越してからmonoのアニメも始まったし、わりと甲府にきて良かったのではないかという感じはする。
よいところ
住んでいる場所
正確に言うとアレなので雰囲気だけをお伝えすると山梨県立美術館の近くに住んでいる。 山梨県立美術館は9時から庭がオープンしており、なりより外にあるトイレがめちゃくちゃ綺麗(ウォシュレットまでついてる)ので、途中でトイレに行きたくなっても安全な散歩ルートとして重宝している。
寝違えたケンタウロスを始めいろいろと彫刻がもあるのでそういう意味でも楽しい感じがする。 芸術といえば貢川沿いの芸術の小径も比較的近くなので、甲府に行く時に自転車で通ったり、散歩で歩いたりしている。3月後半から4月にかけては桜が一面に咲いており通る旅に写真を取っていた
あとは家の近所に叔母さんの友達がやってる定食屋があったりとか、山梨のリーサルウェポンと呼ばれる大盛りの店があったりと飯には困らないのも良いポイント。 甲府駅までは徒歩で40分くらいなので普通に飲んで帰れるし、日付回っても1600円くらいでタクシーで帰れるのがいい。
家自体は2DK。なんだけどわりと特殊な間取りで仕事部屋と普段の生活スペースが完全に分離されているので意外と出勤感がある。 ダイニングの方にジモティで譲り受けた机を置いてるので普段の食事はそこで済ませられることもあり、以前の京都のような一日の大半仕事用の椅子に座っているみたいな生活ではなくなり、メリハリが出てきたのが良い。
ゴミ関連
だいたいオギノに持っていけば回収してくれるし、困ったら実家から軽トラを持ってくれば粗大ゴミもなんとかなる安心感がある
飯
甲州味噌をはじめとする自意識が芽生えてからずっとともにしていた食品が手軽に買えるのでだいぶしっくりくる生活が過ごせている。 個人的にお菓子で好きなソフト紅梅と栗せんべいが常に手に届くところで売ってるのが良い。あとはたぬきやのかりんとうさえ買えれば...
奥藤に行けばオールウェイズ鳥もつが食べれるのも良いところですね。
そして意外と甲府市街にはクラフトビール屋があり2週に1度はいっている気がする。
技術コミュニティ
山梨ではすでに戸籍ネームの苗字と出身高校が同じなしみず ゆうきさんが立ち上げてるShingen.pyと甲斐国もくもく会があり、参加させてもらっている。 IT系に関わりだしたのが大学入ってからで、地元に同じ業界の友達がいないので非常にありがたい。GW中も集まって飲んだりしたので結構楽しくやらせていただいている。わりと純粋なWebエンジニアがいない(少ない)のがおもしろポイントかなと思っていて、言語コミュニティにはない感じがいい。
もともと山梨に帰ってくるかというのを考えている段階でGDG Yamanashi Meet the Engineerに参加して「意外と山梨エンジニアいるのでは?」と思って帰ってきたのもあるので、今回もとてもコミュニティに助けられている。
なんとなくどこの勉強会に行くと2,3人はいつもいる人と出会う感じが沖縄のコミュニティを思い出させて懐かしい気持ちになる。これくらいのサイズのほうが体にあってるのだろう。
個人的には自分でビルドする楽しさが残っているところが良くて、PerlっぽいコミュニティのHoutou.pmは今度やるし、山梨になさそうなRubyコミュニティもそろそろ作ろうとしている。
この辺沖縄でOkinawa.pmとか琉大情報工でLT大会やったりとかの、ある程度自分に決定権があってドライブできるものと同じような環境があるのが気持ちの面でだいぶ良かったな、という感じがしている。新参者感があるうちにいろいろやりたい。
地元
地元最高!
幸い実家との中は良好なので妹にどこかに連れてってもらったり、たまに実家に帰ったりして生活ができている。
話し相手がいるのは良い
宝灯桃汁関連
推しの本拠地なのでイベントとか行きやすくなったのが良かった。暗い高校時代を過ごしたので山梨にいい思い出がないクラスタではあったのだが、桃汁ちゃんのおかげで山梨に帰れたところはある気がする。 とはいえオフラインイベントは体調を崩したのだが...
甲府
都会が非常に苦手なのだが、甲府は丁度いい都会というか、限りなく田舎よりの都会の感じが非常にマッチしている。 四方を囲む山も見れるし、貢川沿いは自然が豊かだし、まぁ多少はバスが通ってる感じが非常に良い。 甲府市内だと坂もあまりないのでギリギリ自転車で生活できる感じ。
出身が南アルプス市であまり甲府中心街に来たことがないというのが微妙に知らない土地に住んでいる感もあるのが良いのだろう。
アレなところ
気温
山梨県は夏は暑く冬が寒い土地であるのでこのあとが心配。いまの気温のまま行ってほしいが、それは実質沖縄でしかできない... 仕事部屋がめちゃくちゃ日当たりが良いのでいまと比較して+3度くらい常に高い。どうにかしてほしい。
プロパンガス
甲府は地理的要因もありプロパンガスが主流である。 しかも賃貸の場合はプロパンガスの会社が指定されており、そこ以外での契約ができない。おおよそ京都のときに使っていた都市ガスの6倍くらいで、毎月1万強支払っているのでどうにかしてほしい...
移動
やはりある程度遠くに行こうとすると車が必須ですね。 幸いバイクを持ってる(引っ越し先には置ける駐車スペースがないので実家に置いてる)し、妹がわりと暇なので一緒にどこかに行ったりしているのでそこまで生活には困ってない。 とはいえ推しのイベントにシュッと行ったりするには車あると便利だな〜〜というのは往々にしてあります。北杜市まで公共交通機関で行くのなかなかめんどい感じありますね。
しがらみ
地元ということもあり町中でたまに微妙に知ってる知り合いとすれ違うのがありますね。微妙というところがポイントで10年以上は連絡を取ってない相手がほとんどだと思う.... 要はアナグラと名乗る前のワイだけを知ってる人がいるので微妙に面倒な感じがある。高校時代はとても暗かったのもあり...。
チェーンがない
山梨はチェーンがさほどないのでずんどう屋とか一蘭とかがない。HUBが欲しくなるとき、あると思います。
映画館がほぼない
ついこの前までは山梨の映画館は昭和のイオンモールのTOHO1館だけでした... 最近シアターセントラルBe館が復活したのでようやく嬉しい感じがする
意外と甲府駅周辺の買い物がかゆいところに手が届かない
車があればすべて解決するんですが、生活に必要なのがアルプス通り沿いと昭和町とかにあるので、甲府駅に行くとそこまで買い物ができないという罠があります。
空港がない
カンファレンス参加でフライトを伴う場合乗るだけで1日潰れがち
若者とのつながりがない
IT系に若者を引き込みたいが....
体調
あんまり環境に適応するまで時間がかかる性格(よくクラス替えをすると体調を崩す)ので、わりと夜すぐに寝ちゃったりして推しの配信を見ることとか副業ができないのがアレ。体力をつけたい
全体的に今のところは引っ越して良かった感があるので今後の展開に乞うご期待