女性アイドルグループ「道玄坂69」がメンバーの性被害を告発 “薬物のようなものを使用”加害者とされる有名ナンパ師が反論
“レイプドラッグ”を利用した性暴力は社会問題
睡眠薬などの薬物を飲食物に混ぜて、相手の意識を失わせて性暴力に及ぶ事件の例は、枚挙に暇がない。昨年3月に内閣府が発表した「男女間における暴力に関する調査報告書」によると、不同意性交等の被害経験がある140 人に当時の状況を聞いたところ、そのうち13.6%が「アルコール又は薬物により意識がなかった・もうろうとしていた」と回答したという。 また、内閣府男女共同参画局が「薬物やアルコールなどを使用した性犯罪・性暴力に関して」というWebページでも注意喚起している。道玄坂69のメンバーが睡眠薬を飲まされて被害にあったのかは不明だが、いわゆる“レイプドラッグ”を利用した性暴力が社会的な問題になっていることは間違いない。トラブルの当事者であるナンパ師の男性に取材した。 「彼女には睡眠導入剤と伝えてしまいましたが、実際は、ドラッグストアなどで市販されている睡眠改善薬です。とはいえ薬を何度も勧めてしまったのは事実なので、それで怖い思いをさせてしまったのであれば申し訳なく思います。意識をもうろうとさせて性的暴行を加えるような意図は、一切ありませんでした」 あくまで同意のもとでの性的行為だったと主張する。 「お互い合意したうえで関係を持ったという認識です。事務所の声明だと、性的行為の最中を動画で配信したような書き方になっていましたが、そんなことは一切していません」 街でナンパをした時点で、女性はかなり酔っている様子だったという。
「僕がお酒を強要して酔わせたわけではありません。たしかに僕が声をかけたとき、女性はかなり酔っている様子だったので、『そんな判断力の落ちた状態の女性をナンパすること自体に問題がある』と言われたら、それはそうなのかもしれません。 現時点で、女性の所属事務所からのコンタクトはありません。また、個人的に連絡を取ったところで余計揉めそうな気がするので、僕から女性に謝罪などの連絡を取ることもせず、いったん静観しています。 もし裁判になった結果、僕の無罪が確定したときは、逆にこちらが名誉毀損で訴える可能性はありますが、今のところ僕から訴えを起こすことは考えていません」 今回のトラブルに対して、どのように対応していくのか。女性の所属事務所に上記、男性の見解を含めて問い合わせたところ、以下のような回答だった。 「本件につきましては、被害届を提出の上、現在警察による捜査が進められております。そのため、詳細については回答を控えさせていただきますが、弊社としては被害に遭ったタレントを守ることを最優先とし、引き続き刑事・民事両面で誠実かつ厳正に対応してまいります。 また、加害行為に及んだ当該人物の発言内容については、現在捜査機関が事実関係を確認中であり、事務所として見解を述べる立場にはございません。関係各所の皆様にご心配をおかけしておりますが、被害者本人の安全と尊厳を守るため、今後も慎重に対応してまいります」 トラブルが1日も早く解決し、女性の心の傷が癒えることを祈る。
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