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東北放送の新人アナウンサー2人、5月ラジオデビューへ猛特訓

発声練習をする新人アナウンサーの西村さん(左)と上中さん

 東北放送のアナウンス部に、フレッシュな戦力が2人加わった。新卒で4月に入社した埼玉県出身の上中咲葵(うえなか・さき)さん(22)と、東京都出身の西村美穂さん(22)。5月中旬には放送の世界で「初鳴き」と呼ばれるラジオ初出演が予定され、ニュースを読み上げる訓練にいそしんでいる。

 「あ、え、い、う、え、お、あ、お」。4月下旬、仙台市太白区の東北放送本社の会議室に張りのある声が響いた。息の続く限り「あー」と声を出す長音の訓練で、2人はそろって16秒を記録。指導役の守屋周アナウンサー(42)は20秒をたたき出し、キャリア20年の先輩の貫禄を示した。

 ニュース原稿3本を続けて読む練習では、2人は本番さながらの緊張感を漂わせ、はきはきと読み上げた。守屋アナは「かむのはしょうがないが、リード(冒頭)や人名など、特に重要な部分は注意して」と助言した。2人は真剣な表情で、速さやアクセントに関する指摘事項をメモした。

 上中さんは高校と大学の計7年間、野球部のマネジャーだった。大学時代は神宮球場で場内アナウンスを担当した。西村さんは中学、高校でチアリーディングに打ち込んだ。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)の実況に感動し、アナウンサーを志した。

 デビューを控え、上中さんは「情報そのものや共演者を引き立てる脇役として、一つ一つ丁寧に伝えていきたい」、西村さんは「分かりやすく伝えられるよう表現や知識の幅を広げ、全力で励みたい」とそれぞれ決意を語った。

発声練習をする新人アナウンサーの西村さん(左)と上中さん

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