名探偵コナン映画といえば、20年以上にわたって、公開されており、2024年公開の「100万ドルの五稜星」が27作品目となります。
27作品も制作されているということからも非常に人気の高い作品だということがうかがえると思います。私も全作品視聴しています。
ですが、27作品も公開となれば、残念ながら相対的におもしろい作品とつまらない作品がでてきてしまうのは否めません。
原作のほうでも、新キャラが登場したりといろいろ動きがありますし、映画監督などのスタッフも変わっていくので致し方ありません・・・。
そこで、今回はあえて!駄作を決める名探偵コナン映画ランキングワースト5を紹介していきます。
評判や口コミも併せて参考にしてください。
※ネタバレあり
- 名探偵コナン映画ランキング・ワースト5
- まとめ
名探偵コナン映画ランキング・ワースト5
第5位「絶海の探偵(プライベート・アイ)」
アクション要素は控えめで割りと地味
部隊はイージス艦の上という設定で、制作に防衛相と海上保安庁が全面協力しています。イージス艦の設備や海上自衛官の仕事ぶりが細かく描かれているところが特徴です。
アクションはコナン映画の中でも地味です。事件もかなり淡々と進んでいく印象です。
なんだかんだ、派手なアクションは映画の醍醐味ではあります。
なお、第1作からすべてで登場していた白鳥警部はこの作品にはでてきません。17作目にして、初の休みです(笑)
終盤の蘭の救出の場面はドキドキ感がありました。
コナンがあきらめかけるところが悲壮感が高く、泣きそうになりました。
海に落とされながら、何十分も海上で耐え続ける蘭の生命力はすごいですが(笑)
ネタバレありのあらすじを中立な?目線で書いているので、興味がある方はこちらもぜひ…!
イージス艦などの再現性に不満も-Amazonレビュー
Amazonのレビューを見ると
などの意見があるようです。レビューは下から見ることができます。
劇場版 名探偵コナン 絶海の探偵(プライベート・アイ)を観る | Prime Video
あくまで、名探偵コナンシリーズの作品なので、すべてを厳格に再現するのが映画としていいかというのは違うような気はします。
リアルさを追求するあまり、説明がわかりずらくなったり、長くなったりしてつまらなくなってしまっては元も子もないので。
そのほか、コナンがいつも通り自由奔放なところが、低評価やつまらないという意見につながっている人もいるという感じでした。
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第4位「業火の向日葵」
アクション全振りの作品?
ゴッホのひまわりという絵画を怪盗キッドや登場人物が狙うという話で、飛行機の中や展覧会でのキッドの犯行が印象的です。
コナンシリーズでもかなりアクションに寄った作品という印象です。
殺人事件もあるのですが、そちらよりもキッドとゴッホのひまわりの関連に重視されている展開です。
事件の動機や整合性などは、よくわからないところが多いです。
例えば、高層ビルで気圧を下げて絵を奪うというシーンがあるのですが、なぜそんなことをするかよくわかりません。結局盗まなかったし・・
犯人の動機も身勝手で薄っぺらい印象がしてしまうような内容です。
犯人役の声優の棒読みが気になる-Amazonレビュー
Amazonのレビューを見ると
- 犯人の犯行動機がしょうもない
- 犯人役の声優の棒読みが気になる
- ストーリーやトリックのツッコミどころが多すぎる
などの意見があるようです。レビューは下から見ることができます。
Amazon.co.jp: 劇場版名探偵コナン 業火の向日葵を観る | Prime Video
やはり、犯人役の声優についてのコメントは多かったです。
また、アクションだけでなく、ストーリーや事件部分をしっかりしてほしいという意見は一定数いるようです。
コナンシリーズでは頻出といっていい爆破も、やりすぎると逆に興ざめというのもあるでしょうね。
毎度毎度爆発ではつまらないと思われても仕方ないかもしれません。
ちなみに、アクション要素が多くなっていることについて、詳しくはこちらをどうぞ。
>>「業火の向日葵」脚本の8割が改変!その背景に隠された真相とは?
Twitterの反応
業火の向日葵は推理有りで見たかった…
— うた (@morn_s2) November 27, 2022
ただ最近のコナン映画確実にアクションものと化してるしもっとしっかり推理してくれてもいいんだよって気持ちはある
コナンくん急に走馬灯みたいに思い出して10秒くらいで勝手に推理しちゃうんだよな視聴者わかんないって
第3位「銀翼の奇術師(マジシャン)」
監督が変わった影響
この作品は名探偵コナンのシリーズ8作目ですが、監督がこだま兼嗣氏から山本泰一郎氏へ変わっています。
前半で怪盗キッドとコナンのやりとりがあるのですが、その後すぐに、飛行機にのる流れになります。
飛行機に乗ってからが後半ということになりますが、前半と後半の関連があまりない気がしてます。
例えば、前作の「迷宮の十字路」では、序盤に殺害シーンが出た後、その事件を巡って終始話が進んでいるのですが、この作品ではそういった一貫性みたいなものが若干薄い印象です。監督が変わったことも大きいのでしょうか。
さらに、飛行機内で事件が起きますが、そのトリックが確実性が低く感じました。
化粧品に毒を仕込んで本当に殺しきれるのかとか、毛利小五郎が来るとわかっているのにわざわざこのタイミングでやるかとか・・・
ただ、ラスト付近のアクションシーンでキッドとコナンの協力で危機を乗り越える流れは、やや無理矢理感もありますが盛り上がった部分ではないでしょうか。
ちなみに「蘭が本当に飛行機を止められるのか?」と気になったので別記事で深堀りしてます(笑)
>>【銀翼の奇術師】ラストの飛行機着陸はありえるのか?実際の飛行機事故も3つ紹介!
序盤から終盤までのつながりが微妙?-Amazonレビュー
Amazonのレビューを見ると
- 序盤から終盤までのつながりが微妙
- 飛行機の中での犯行がショボい
- コナンとキッドのやりとりやクライマックスが面白かった
などの意見があるようです。レビューは下から見ることができます。
Amazon.co.jp: 劇場版 名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン)を観る | Prime Video
監督が前作から変わったことで、やはり作品全体の印象はずいぶん変わったといえるでしょう。
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第2位「11人目のストライカー」
サッカー選手の棒読み
この作品でまず気になるのは、声優としてサッカー選手が多数でていることです。
サッカー選手のセリフ部分の演技で、棒読み感が強烈にでてしまっているところがどうしても気になってしまいます。
制作側もいろいろ事情があるのでしょうが、作品としての評価は残念ながら、棒読みによって落ちたといえるでしょうね。
スタジアム爆破が謎
あとは、犯人の犯行についても、気になるところです。
まず、動機と犯行内容がかみ合ってない気がするんです。
毛利小五郎のせいで治療が遅れてしまったことへの恨みというは、わからなくもないのですが、スタジアム爆破は意味あるのかと思ってしまいます。
また、犯人はスタジアムのいたるところに爆弾を設置していましたが、そんなことどうやってできるんだという疑問も出てきます。
スタジアムの屋根付近に、誰にも気づかれずあれだけの量の爆弾を設置するのは不可能じゃないかと思ってしまいました。まあ、コナンシリーズの犯行か現実的かというところは、気にしても仕方ないかもしれませんが・・・
サッカー少年の情熱といった、熱い気持ちや少年探偵団の友情といったシーンが目立った印象があります。
コナンシリーズも長いので、小学生あたりの目線を重視したのかもしれません。
ゲストの棒読みがひどい-Amazonレビュー
Amazonのレビューを見ると
- ゲストのサッカー選手の棒読みがひどい
- 犯人の動機や犯行内容に無理がある
- Jリーグ、サッカー好きには楽しめる
などの意見があるようです。レビューは下から見ることができます。
Amazon.co.jp: 劇場版 名探偵コナン 11人目のストライカーを観る | Prime Video
特に、ゲストの棒読みに対する意見が多かったようです。
誰もが気になりますよね。今作は回想シーンで何度か出てきますから。
他の作品でもゲストが声優をしているのはあるのですが、役者などの経験が浅い人は割と出ているシーンが短めな印象があります。
一方、今作では終盤の大事なシーンでも出てくるので、見過ごせないという人も多かったのではと思います。
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第1位「紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」
TVの2時間スペシャル並み?
まず、全体的な印象として、
「これ映画じゃなくて・・・TVの2時間SPでよくね・・・?」
というのがありました。
コナンの映画は、終盤に向けてアクションだったり、ストーリーが盛り上がっていくところが魅力の一つだと思うのですが、
この作品はあまりそれを感じられませんでした。
トレジャーハンターが悪さをしそうというのも最序盤で匂わせていて、やはり悪さをしていたので、謎解き要素もあまり感じませんでした。
あとは、海底のシーンで、アンとメアリーの友情のエピソードを蘭と園子に重ねるシーンがあるのですが、園子が蘭に比べて戦闘力?の面で低すぎるっていうのが見る側としては意識にあるんですよね。
だから、蘭と園子の絆でピンチを脱します!!
といわれても、どうしても説得力が低い印象をもってしまうんですよね。。
絶対足手まといにしかならないでしょ。みたいな。。
ただ、コナンが灰原に対して、相棒と呼ぶシーンは今後の作品でも引き継がれるいいシーンですよね。劇場版での相棒呼びは「紺碧の館」から始まっています。
個人的ワースト1位ということで個別に書いています(笑)
>>【名探偵コナン】紺碧の棺は評価が低い?Twitterの評判も紹介
犯人が嫌な奴?ーAmazonのレビュー
Amazonのレビューを見ると
- TV版の延長みたい
- 犯人が嫌な奴で感情移入できない
- アクションシーンが少ない
などの意見があるようです。レビューは下から見ることができます。
Amazon.co.jp: 劇場版 名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)を観る | Prime Video
犯人が嫌な奴で感情移入できないというのはわかる気がします。
トレジャーハンターの悪行の描写が多かったのでそのような意見があるかもしれません。
スキューバダイビングのレンタルショップの店員たちや、蘭たちを脅迫したり、目暮警部などに対する態度も悪かったりと、犯人が好かれる要素はないですね(笑)
殺人犯は街の観光担当の人だったのですが、動機は宝目当てだったのでいい印象はないですね。
犯人が最初からわかっているという意味では、6作目の「ベイカー街の亡霊」があげられますが、「ベイカー街の亡霊」の犯人は、親心みたいなものも感じられるような人物だったので、あまり嫌な印象はなかったのですが。。
Twitterの反応
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では、名探偵コナンの映画ワースト5を紹介してきました。
ただ、あくまでも名探偵コナンシリーズの映画の中でのワースト5ということなので、念押ししておきます!
ネガティブな内容を集めてしまいましたが、名探偵コナンの映画は全体的に見ても、とてもおもしろいシリーズだと思います!
興味がある方は、上記であげた作品も一度は見てみるのをおすすめします!
もちろん、ワーストだけでなくベストな映画も上げてますのでよかったら見てみてくださいね。