01 プロローグ
知香はLAにいた。急遽入った任務のためだ。
先ほどジョージとの打ち合わせを終え、今はホテルのベッドで明日の任務を確認している。
このホテルは去年の日米合同訓練の場所でもあった。
思わず思い出してしまう。去年の激戦を……。
「武志相手に訓練してなかったら気絶してたかも。イカされちゃったけど、同時に二人とも搾り取ってやったから引き分けかな」
口調は軽いが、武志には少し強がってしまった。
外人との対戦経験はあるものの、あれだけの苦戦ははじめてだった。
今、試合前のここで武志を動揺させることはできない。
白人アレックスと黒人トム相手のセックス。
さすがアメリカの代表要員である。
想像以上の体力、その巨大な肉棒の破壊力。
そして意外なテクニック。
口でいうほど楽ではなかった。
武志には言えなかった。
本当はふたりの後ろへの攻撃でイカされまくり失神してしまったことを。
02 舌戦
このホテルの一室だった。
三人で知香を真ん中に挟む形でソファーでくつろいでいた。
「なあアレックス、本当かい? 君が知香みたいな細く、小さい女性にイカせまくられたって?」
トムは信じられないような表情でたずねた。知香は決して小さい方ではないのだが、巨漢のトムにはまるで少女のように見えるらしい。
「本当さ、トム。彼女のテクニックは凄いんだ。僕も最初はナメてたんだけど全然敵わなかったよ。さすがはS級だと思ったよ」
「まあ、それは本当かどうかすぐにわかるさ。俺の前で女性はみんな平等。イキまくって失神するだけさ」
トムは知香を上から見下ろし、白い歯を出し笑いながら言った。
「たいそうな自信ですこと。巨根による力押しのセックスは本当のセックスじゃないことを教えてあげるわ」
知香は笑顔で返す。
「おもしろいね。終わった後も同じことを言えるかな? まあ壊れなきゃいいけどね」
(やはりトムは日本人をナメているわね。ふん、大和撫子の実力、とくと見せてあげるわ)
二人の間に火花が散った瞬間だった。
03 アレックスの実力
二人を挑発するようにゆっくりと服を脱ぐ知香。
(今回はかなりヘビーな戦いになるわね)
まずブラを外し、そして最後にショーツを下ろした。
引き締まった知香の裸身が現れた。形の良いバスト、ウエストは見事にくびれ、足は欧米人なみに長い。
アンダーヘアは細長く、また毛足も短くきれいに刈り揃えられていた。まったく無毛にしてしまう欧米人が多い昨今、ヘアを少し残して見せる方がよほど手間がかかるのだ。米PLAYBOY誌のプレイメイトのスタイルがこれである。日本人相手の場合はナチュラルな方が好みな者が多いため、ここまでの処理はしていない。知香は相手によってアンダーヘアのスタイルを変えているのである。
トムとアレックスはコインで順番を決めていた。
幸い二人同時には来ないようだ。プライドがあるのだろうか。
先攻はアレックスに決まったようで、手を差し伸べてきた。知香は手を軽く握り返す。
ラッキーだ。昨日アレックスはさんざんイカせまくったばかりだ。勃起できないくらいに。
そう、今回も先にアレックスをイカしてしまえば後がずいぶん楽になる。未知数のトムには体力を温存しておきたかった。訓練してきたとはいえ二穴対策は万全ではなかったのだ。
裸になったアレックスは知香を軽々と抱きかかえてベッドに運ぶ。巨漢の彼に抱えられると知香が子供のように見える。
「さあ始めようか」
知香をベッドに横にし、軽くキスをするアレックス。
「なにやら自信のある顔ね。昨日よりも粘れるといいわね」
「昨日はしてやられたけど、今日はそうはいかないよ」
「ふーん? 一日でレベルアップするとは思えないけど」
「肌を合わせた時気づいたのさ、君のポイント。それにぼくは2回続けて負けたことはないんだ」
「そうさ、アレックスはフェミニストでさ。最初は受けに回るんだ。で、2回目には圧勝して虜にしてしまうのさ」
横からトムが口をはさむ。
「まあ、心理的な揺さぶり? でも任務に2回目があるとは限らないじゃない? 甘いわね」
「いいや、現にいま君はここにいるじゃないか。虜になりにね」
「じゃあ私が、その虜にならないはじめての人になってあげるわ」
そう言うと、フェラをするためペニスに手をのばす知香。
その時すばやく覆い被さるアレックス。スレンダーな知香の体が見えなくなるくらいの体格差だ。
「だめだめ。レディーファーストといきたいところだが、そうはいかないよ、知香。君の実力のすごさは十分に分かっている。今日は僕が先制させてもらうよ」
アレックスは昨日はフェラだけで3回も搾り取られている。昨日の二の舞はしない。
知香の秘部をまさぐり、乳房を吸うアレックス。
「あんっ。まあいいわ。このくらいがちょうどいいハンデね。受けて立つわ」
注意を払いながらクリをこねるアレックス。アメリカ人のわりに手先が器用だ。
ほどなく知香の秘部が潤ってきた。指先で愛液が糸を引くのがわかる。
「準備はいいですか」
アレックスは微笑みながら知香を見る
「いいわ。かかってらっしゃい」
余裕の笑みで知香は答えた。
アレックスはその大きな一物を知香の秘部にあてがった。そしてその大きなペニスをゆっくりと挿入する。
日本人では考えられない大きさのものがズズズッと入ってくる。
「あ、うー……」
少し声をもらす。しかしここまでは昨日で体験済みだ。
知香に被さりゆっくり腰を振るアレックス。
「オッオウッ!」
やはり知香の中は絶品だった。思わず声がでるアレックス。吸い付くよう包み込んでくる。
しかし今日の彼はどこか違った。
力強く、そしてサイズが長い分大きいストロークで突いてくる。
「あっ……、あっ……、あっ……」
動きに合わせ小さく声を出す知香。
何か違う。昨日との違いを知香は肌で感じとっていた。悪い予感がした。
その時、背中越しにアレックスの右手が後ろの蕾みに向かった。
「ウッ!」
知香は思わずビクンと反応した。
「やっぱりだ。アナル周辺に手がいくと無意識によける癖があるね。ほんの少しだけど僕は見逃さないよ」
知香のテクニックに瞬殺されたアレックス。しかし短時間のうちに知香の癖を見切っていた。
(やはりバレてたか)
一瞬、知香の表情から焦りの色が浮かんだ。しかしそのあたりは十分に予測していた。アメリカの代表である。昨日のようにはいかないことを。
「僕らアメリカ人はアナルなんて日常なのさ」
そしてゆっくりと中指を挿入してきた。
「ひぁう!」
「昨日と違って女の子らしい声を出すんだね」
指といってもペニス並みの太さである。知香は思い切り体を反らして反応する。
指はアレックスのペニスよりは細いものの自由に動かせる分、ポイントを探しやすい。
アレックスは知香の反応を見ながらアナルのスポットを探す。
「あうっ!」
知香がビクンと反応した。それは比較的浅い位置で見つかった。
「ここだね」
アレックスは集中的に中指でそのポイントをプッシュする。
「ううっあ! はあああああっー!!」
知香はアレックスとのセックスで初めて大声をあげた。
秘肉のほうのピストンもペースをあげてくる。アナルスポットの丁度薄皮をはさんだ裏側に、ヴァギナのGスポットがあることをアレックスは熟知していた。
「んー! ああっ、あっ、あっ、ああああっ!!」
薄皮一枚はさんで同一箇所をペニスと指で攻撃する。百戦錬磨の知香でもこの攻めは初めてである。
腰をよじりなんとかポイントを外そうとするが、アレックスの力が強すぎて動かせない。
「おうっ!、あうっ、ああああ!!」
昨日には決してみせなかった、知香の苦悶と悦楽の混じった表情にアレックスも興奮する。
「すばらしい表情です。でも、もっといい顔にしてあげましょう」
だんだんストロークが早くなる。
「あああっ! あああっ! はあああっーー!」
(だ、だめだわ……。このままではアレックスにイカされてしまう)
首をのけ反らし、紅潮した顔をアレックスの目の前にさらされる。
後ろからトムの声がした。
「おいおいアレックス、俺の分も残しておいてくれよ。イカすのはいいけど、失神させるなよ。気絶したら終わりの取り決めだからな」
このレベルのセックスバトルだと、気絶して無防備な相手を攻め続けるのは生命の危機に陥ることがあるからだ。
知香はちらっとトムの方を見て驚いた。
25センチはあろうと思われるものを、名刀を磨ぐようにしごき、ウォーミングアップしていたのだ。
アレックスも大きいがそれ以上である。
(まずいわ、アレックスが終わっても次にあれが待ってるなんて)
トムに気を取られてる間もアレックスの攻撃は続いた。
「よそ見をしている余裕があるのかい?」
「ああっ、ああっ、うああっ、あああああ!!」
知香の体が小刻みに震えだす。限界を察知したアレックスは突きのピッチを上げる。
「あああぁあああっー!! うあぁあああっー!!!」
知香は空気を求めるように大きく口をあけ叫ぶ。
アレックスはアナルに入れた指も、より速く出し入れさせた。ここで決めるつもりだ。
「んぁあああぁあああっ!! アレックスにイカされるなんて!! あああ、イクぅううううーー!!!」
知香は絶頂に達し、打ち上げられた魚のように、ビックンビックンと激しく四肢を痙攣させ果てた。
はじめてアレックスが知香をイカせた瞬間である。
04 奥義
「フッ、ついに知香をイカせたぞ」
知香はイカされたものだけがする、脱力した表情をアレックスにさらし頬を撫でられている。
アレックスはまだその巨根を抜かずに知香をイカせた余韻を味わっていた。昨日さんざんイカされた相手が、自分の腹の下でイッたままぐったりとしている。このリベンジ感は最高に気持がいい。
アレックスは知香を抱き彼女が上の体勢に入れ替えた。力の抜けた知香の体が密着してくる。
「はあ……はあ」
知香は全身を無防備にアレックスに預け痙攣を続ける。
「……ま……まだよ。し……失神は……していないわ」
「そうだね。でも何度でもイカせてあげるよ。僕から離れられなくなるまでね」
「だ……誰があんたなんかに!!」
そのとき尻になにか大きな物があてがわれた。
「そうこなくっちゃ!強気の女を屈服させるのが俺たちだからな」
「トムなの!?」
知香は体を硬直させた。
「もう待ちきれないぜ。こんなエロいセックス見せられて我慢できるか」
尻に巨大な肉棒が入ってきた。
「!!!!!!」
声にならない叫びをあげる知香。
「さ、裂けるわ、いやあー! さけるーー!!」
「大丈夫さ。しっかりローションは塗ってある」
必死に抵抗する知香を見てアレックスも興奮し、肉棒も堅さを増す。
「んぁあああぁあああっ!!」
油断していた。一番警戒していたはずのダブルペネトレーションである。
トムとアレックスはストロークのリズムを合わせる。過去に何度もこういったシチュエーションは経験済みなのだろう。息がばっちりと合っている。
白と黒の二つの大きな肉塊に埋没する知香。
(こ……このままでは本当に気絶してしまう。こんな力まかせのセックスに敗れたら、マインドを尊重する我々の主張が無になってしまう)
しかし、訓練された知香の体は皮肉にも状況に対して柔軟であった。苦痛が徐々に快感に変わりはじめている。
「んぁあああぁあああっ! もういっぱいよ! うっ、はあぁあーーーーーっっ!」
同じ大声でも今度は甘みを帯びた声になってきている。知香はシーツを握りしめ必死に堪えるが、体を二本の巨根で貫かれ狂乱状態に陥っていた。
「なんだこれは! すごい締め付けだ知香のアナル。こんなにピッタリと粘膜が貼りつくのははじめてだぞ」
トムは過去最高のアナルセックスを味わっていたのだ。
「うあああぁあああっ! だめよ!! だめーー!!!」
苦痛が快感に裏返り、知香の体は二本の竿を締め付ける。そして無意識に快楽を貪るように自分から腰を振りだす。
「ああああぁー、ダメーっ。イクー、イクーー!」
知香は大きく体を震わせ、再びイカされてしまった。
(……ダメよ……ダメ!。このまま溺れちゃ……。こ……こうなったら最後の手段ね)
知香はお腹に意識を集中した。
「グウワアアア!!」
アレックスは突然大声を出した。まるで自分の一物が知香と同化するような錯覚を覚えたのだ。
「必殺奥義『天国への誘《いざな》い』。まさか……ここで使うとは……思わなかったわ」
知香はそう言うと膣内をコントロールし、まるで牛の乳搾りのようなかたちでアレックスのペニスを絡めとっていく。
アレックスにとってもこれほどの快感は初めてだった。人間の体がこんなことをできるなんて想像もしていなかった。
「こ、これが知香の本当の力か!」
なおも執拗に絡めとる知香の秘壷。まるで全身が膣に飲み込まれるようだった。
突然アレックスの体が痙攣をはじめる。
「ヌオオオオオーーー!!」
アレックスは叫ぶと知香の中に大量に放出し、そのまま白目を剥いて失神した。
05 トムの本気
「……ふうっ……」
知香は深くため息をついた。あまりの理解不能な状況にトムの動きも止まっている。しかしこの大技を使うと知香も大量にエネルギーを消費してしまうのだ。すぐにでも動きたかったが体の自由がきかない。その時、
「んぁあああぁあああっーー!!!」
突然、知香が再び大声をあげた。気を取り直したトムが再び動き出したのだ。
「何か不思議な術を使ったみたいだな。さすがS級だな。しかし君の体にもう力が残っていないのも俺にはわかる」
動けない知香の尻を猛然と責め立てるトム。しかし、さっきのような余裕の表情ではない。トムも本気になったのだ。
「んぁあああぁあああっーー! あひいーー!!!」
あられもない声をあげる知香。もうなす術もなかった。
「おおおおおーっ!!、もうダメー、イクーっ!、またトムに……トムにお尻でイカされるー。いやああああああーーー!!」
ビクンビクンと激しく痙攣し、叫びながらオルガスムスに達する知香。
しかし、なおも休まず野獣のように突きつづけるトム。明らかに連続絶頂により失神させるつもりである。
知香はもう限界をとうに超えていた。涙を溜め、白目を剥き、口からは一筋の涎が垂れている。
頭の中は真っ白であった。いや、本当はもう失神しているのかもしれない。トムの激しい突きによってかろうじて意識があるのだ。そう、 トムの必殺技とは失神させるために失神させない、逆説的な技なのである。トムの動きが止まった時、初めて失神できるのだ。
「ウオオオオオーーーー!」
雄叫びをあげ突きまくるトム。本当に知香を壊すような勢いである。
「あわあああああああぁーーーっ!!!」
知香はもう何回イったか分からなかった。ひと突きごとにイク感じである。
「ま、負けだわ!。もう負けでいいから、早く失神させてー!!」
知香は思わず日本語で叫んでいた。
その時である。知香の直腸が『天国への誘《いざな》い』を始めたのだ。
(そ、そんなことはないわ。お、お尻では訓練してないのに)
「な、なんだこれは!!」
トムはその初めての異様な快感にその巨体をのけぞらし絶叫する。まさしく絞り取られるとはこういうことだ。直腸の粘膜が男根を包み込み、そして自分の体ごと知香に吸い込まれていく感覚をおぼえた。
「ノオオオオオオオーーー!!」
ドバアっっと大量の精子を放出するトムは、そのまま知香の上に倒れ込み失神した。
「あおおおおおあおおおおおああーーーーっ!!!!」
同時に知香も断末魔の絶叫をし、トムから解放されるように気絶する知香。
ベッドの上には死んだように動かない3人の男女がいた。
06 エピローグ
「何回もイったけど心まではイカせてくれなかったわね。まあ、私が最後に失神したんだから二人は知らないわ。嘘をついたことにはならない。あの後、武志に心からイカせてもらえなかったら、後味悪い渡米になってたわね。でもその後、お尻では一度も『天国への誘《いざな》い』が発動しないのよね」
と知香はつぶやき任務のファイルを閉じた。
このあと、アレックスとトムが車で食事に迎えに来る。ふたりはもう知香の虜なっていた。もちろん、あの後一度もセックスをさせていない。
完