AgneiyaIV
第一章 さすらいの皇女 
3.魔手(3)


 ヴァルディナからこちら。刺客は一向に仕掛けてくる気配はなかった。
 かの土地を発って、二日。アグネイヤとジェリオは、順調にセグを南下している。さすがに、男二人の旅行者であると、酒場に寄ってもちょっかいをかけてくるものもいない。これは、ありがたかった。いくら少年のなりをしているとはいえ、アグネイヤの容姿に惹かれぬものはいない。今までは必ず、どこかしらで因縁をつけられては乱闘騒ぎとなり、結果的に逃げるようにして街を去ることになるのだ。
 目立たぬこと。それを信条としているはずなのに。どうもうまくいかない。
「世間知らずなお嬢ちゃんが、一人旅しようなんざ。土台無理な話だっての」
 ジェリオが笑うのも無理はない。彼自身、まさかアルメニア大公――皇太子が、たった一人で市井にまぎれて旅をしているとは思わなかったそうだ。
 今は、ジェリオという同行者もいることである。いっそのこと、男装をといて少女の姿で、とも思ったのだが。それは更に危険が伴うのだった。男と思ってもあれだけ異性の目をひきつけるのである。これが少女であったならば。もっと露骨に好奇の目を向けられるだろう。どちらにしろ弊害があるのならば。いまのままの方が動きやすくてよかった。刺客と剣を交えるときも、この姿のほうが都合がよい。

 とはいえ。

「まだ、様子を伺っているだけなんだな」
 セグの南。ノヴエラに近づいたころ、アグネイヤは立ち寄った酒場で、件の刺客たちを見かけた。さして広くない酒場に、刺客と獲物。互いにそれと知りつつも表にはつゆほども出さず、同席に近い位置で食事を取っている。アグネイヤは運ばれてきた馬鈴薯の煮込みと、鴨の蒸し物をつつきながら。そっと横目で刺客をうかがった。
 それと思しき相手は、二人。背の高い、南方風の顔立ちの青年と、その妻を装っているような妙齢の美女である。二人は他愛のない会話を交わしながら、それでも気配でこちらの動きを探っているようであった。あからさまに姿を見せて、心理的に追い詰めるつもりなのだろうか。いやなやり方だとアグネイヤは顔をしかめた。
「皇女さん、食わねえと冷めるぜ? 冷めた鴨なんざ、食えたもんじゃねーよ」
 自分の食事をすっかり平らげたジェリオが、匙でアグネイヤの惣菜をつつく。あれだけでは物足りないから、よこせというのだろうか。アグネイヤは上目遣いに彼をにらむと、皿を彼に押しやった。いらない、と小さく付け加えることも忘れない。
「ありがたいけどよ。しっかり食っとかねえと肝心なときに力でねえぜ?」
 言いつつ、彼はさっさと冷め始めた鴨を口に運んでいる。その旺盛な食欲に、アグネイヤは半ばうんざりして肩をすくめた。
「刺客ってのは、獲物の都合なんてもんは考えちゃいねえ。ちらちら姿を見せて、警戒させて。いい加減神経がやられたようなころに一気にかかっていくのさ。そりゃ、あんたも経験ずみだろうよ、皇女さん」
「わかってる」
 言われるまでもない。ジェリオには散々その手を使われた。彼は姿こそ見せないものの。アグネイヤの近くで殺気を漂わせていたのである。その気配に反応して構えても、そこにジェリオの姿はない。そのせいで、人ごみの中でも、宿で眠るときも。片時も神経を休めることはできなかった。
 ついに業を煮やしたアグネイヤが、彼に誘いをかけた。人気のない森、そこに彼を誘い込み、一気に片をつけるつもりで。
「あんた、俺にやったことと同じようなことをしようとか、今思ってるだろ? やめときな。ああいう手は、つかわねえほうがいい」
「どうして?」
「俺の場合は、あんたをガキだと思ってなめてたから。しくじったけどよ。普通はそうはいかねえ。ま、俺に怪我させたのはあんたが初めてだから。あんたの腕もたいしたもんだと思うけどな。そんで」
 ふっとジェリオが顔を近づける。アグネイヤは思わず身をそらした。かあっと頬が熱くなる。かすかに触れた唇が、あの激しい口付けを思い出させて。彼女は思わず目を吊り上げた。
「欲しくなった、ってわけだ。慰謝料みたいなもんだな」
「なにがっ!」
 慰謝料ならば、こちらがもらいたいくらいだ。よりによって、彼はアグネイヤの唇を奪ったのである。それも、初めての口付けを。本来ならば、許せるわけがない。膾にして海に放り込みたいくらいである。
「もう少し。うろつかせておこうぜ。そのほうが面白い」
 (グラス)越しに刺客たちの姿を見つめて、ジェリオが笑った。彼にはこんな皮肉めいた笑みがよく似合う。ふとそんなことを考えて、アグネイヤは頭を振った。ジェリオを信じてはいけない。誰も、信じてはいけない。信じられるものはただひとつ、己の技量のみ。
 アグネイヤは目を細めて、ゆっくりと刺客たちを振り返る。こちら向きに座っている女性のほうが、彼女の視線に気づいたのか。やはり同じように目を細めてアグネイヤを見た。交錯する視線。女性の黒い瞳が、じっくりと獲物を検分している。濃く紅を引かれた唇が、笑みの形にゆがみ。彼女は持っていた杯を軽く持ち上げた。
(挑発か)
 しているつもりで、されてしまった。やはり、向こうは玄人である。アグネイヤよりも一枚も二枚も上手なのだ。
「やめとけよ、皇女さん。先に仕掛けたほうが負ける」
 仕掛けてくるまで待て、とジェリオは言うのだ。
「もし、それでも怖かったら。一緒に寝てやろうか?」
「断る」
 そちらのほうがよほど危険だ。アグネイヤは皿に料理をほとんど残したまま、乱暴に席を立った。



 これはいつものことであるが。アグネイヤとジェリオは、決して同じ部屋に入ることはない。隣同士の部屋、もしくは向かいの部屋を取っている。はじめにアグネイヤが主張した協定を、ジェリオは律儀に守っているのだ。それでも、彼女は時々不安になるのか。ジェリオがいたずら心でアグネイヤの部屋の扉を開けようとすると。その向こうに何か重いものが押し付けられている気配がするのだ。
 ゆえに、先日のように彼女の部屋に入るときは窓を伝わねばならない。
 ある意味、アグネイヤが最も警戒しているのは、同行者たるジェリオなのだろう。出会いが出会いであるため、若い娘が警戒心を抱いてしまうのは無理もないことだと思うが。
(少しぐらい触らせてくれたって、減るもんじゃなし)
 アグネイヤの絹を思わせる肌。あの感触が忘れられない。普段日にさらされることのない乳房や腹。他の隠された部分は、それこそ極上の正絹であった。抱いてみたい、という欲望がないといえば嘘になる。思い出すだけで疼きを覚えさせるあの身体は、最も近くて最も遠い存在であった。
「振られてしまったのかしら」
 部屋に戻ると、扉の前に女が立っていた。先ほど酒場で会った女。刺客の一人である。彼女はジェリオに近づくと、そっと耳に囁いた。
「残念ね。今夜は、ひとり?」
 甘い香りが彼女の髪から漂ってくる。媚薬が混ざっているのだろうか。頭の芯が、痺れるような。官能的な香りである。ジェリオは薄い笑みを浮かべて、彼女を見下ろした。
「あんたは連れがいるんだろう?」
「あら。兄のこと?」
 本当か嘘か。いや、そのどちらでも構わない。そんなことは、どうでもよいことだった。
「彼、あなたの連れの子に興味があるみたい」
「へえ?」
「わたしは、あなたに興味があるわ」
 細い腕が、ジェリオのそれに絡められる。彼女の豊かな胸が、ゆっくりとジェリオに押し付けられた。
「比べてみて。あの娘と」
 比べられるわけがない。わかっているくせに。ジェリオの内心を読んだのか。彼女は艶然と微笑んだ。


 部屋に入るなり、彼女はジェリオにすがりついた。彼が後ろ手に扉を閉めている間に、その服を脱がせにかかる。細い指が慣れた仕草で彼の服の留め金をはずしていく。程なく、ジェリオの胸が露わになった。
 厚くもなく薄くもなく。無駄なく筋肉のついた身体。そこに視線を這わせて、彼女は。
「若いのね。いくつ?」
「聞いてどうするよ?」
「知りたいから。あなたのことは、全部」
「俺も知りたい。お前さんが、どこの誰なのか」
 顎を持ち上げると、女性は目を閉じた。口付けを待つように、わずかに唇が開かれる。その奥で、赤い舌が蠢いた。ジェリオは迷わず、唇を重ねる。口内に舌先を滑り込ませ。そして。
 彼女の隙を突いて、寝台に押し倒した。粗末なそれは、二人の身体を押し戻すこともなく。冷たい衝撃を以って、彼女の身体を迎える。女性は辛くも急所を交わしたものの。痛みに小さく声を上げた。ジェリオはその間に唇を離し、ぷっと床に唾を吐いた。唾液に混じって、なにやら青いものが見え隠れしている。それを踵で踏み潰し、ジェリオは彼女の服を力任せに引き裂いた。布の裂ける音とともに、乳房がこぼれる。その先端を指で刺激すると、彼女は甘い声を上げて身をよじった。そこにも口付けて欲しいと、目が誘っている。だが、ジェリオはそれには応えず。先端に触れた指先を、彼女の唇に乗せようとした。
「いや」
 彼女は身をこわばらせ、顔を背ける。
「怖いのか? 解毒剤は、もうないのか」
 その指で、ジェリオは彼女の首筋を辿る。彼女は硬く目を閉じ、首を振った。
「この毒には慣らしてあるんだろ? じゃなきゃ、身体に塗って、無事に済むわけがないからな」
 彼女が乳房に塗っていた毒。即効性のものではない。服用するたびに徐々に体内に広まり、少しずつ思考を、体力を。奪っていくものだ。彼女のように耐性を持ってしまっているものは、今更口に含んだ位でどうなるとも思わないが。
 それに、ジェリオも先ほどの口付けを介して解毒剤を少し服用した。
 このようなことで、こんなちゃちな方法で。倒せるとでも思われていたのか。過小評価を下されていたことに腹が立つと同時に。一瞬でも彼女を警戒した自分を情けなく思う。こんな相手と同等に見られていたのだ。
(なめられたもんだぜ)
 ジェリオは身を起こそうと腕に力を入れた、そのとき。
 ちくり、と。
 足に鋭い痛みが走った。
「……っ! てめえ!」
 ジェリオは反射的に彼女から離れる。女は、ゆっくりと半身を起こした。その手の中で、小さな針が光っている。その先端に残るのは、黄色い液体。それを彼女は、ジェリオの太腿に刺したのだ。
「油断したわね。お気の毒さま」
 女の顔が、徐々にぼやける。ジェリオは膝をつきそうになり、咄嗟に壁に背を預けた。患部を見下ろせば、そこは既に硬く腫れ上がっている。いったい何を注入されたのだろう。その不安が、恐怖を誘った。
「そんな、怖い顔しないで。あなたには用はないから。おとなしくしていて欲しいの」
「……」
「あとでゆっくり、かわいがってあげるわ。ぼうや」
 妖艶な笑みが、残忍なそれに変わる。ジェリオは薄れていく意識の中で、その女性の名を呼んだ。

「カイラ」

 東方の毒薬師。
 思い出したときには、彼女の姿は視界から消えていた。



 ジェリオはもう、部屋に戻ったろうか。
 アグネイヤは耳をそばだてて、隣の部屋の様子をうかがった。先ほど扉が開閉する音がしたので、おそらく戻ってきたとは思うが。そのあと、何か重いものが倒れる音がした。酔って、寝込んでしまったのだろうか。一瞬そう考えたが、それはないとすぐに否定する。彼自身が標的ではないにしろ、刺客に狙われているのだ。そんな無防備なまねをするはずがない。ことに彼は、同業者ということもあって。刺客の恐ろしさは骨の髄まで承知しているはずである。
(まさか、ジェリオに?)
 刺客の魔手が迫ったというのか。それはほぼありえない話だと思うのだが。
 アグネイヤは、短剣を握り締めた。鞘に手をかけたまま、扉に近づく。そこに手をかけようとしたせつな。
 扉が開けられた。

「えっ?」

 不意の出来事に、判断が鈍る。それが致命的なものになると、わかっているはずなのに。注意を怠った自分が悪いのだ。反省するよりも先に、力強い腕が彼女の身体を突き飛ばしていた。よろめくところを、押さえつけられ。壁に背中を押し付けられる。短剣を握った手は、手首を押さえ込まれ、強引に獲物をもぎ取られた。もう一方の手が、喉を絞めにかかり。このまま首を圧迫されれば、程なく彼女は息絶えてしまうだろう。
「上玉だ」
 満足げな声が、上から降ってきた。アグネイヤは思わず目を上げる。
「上玉だ」
 相手はもう一度呟いた。顔を見るまでもない。あの刺客の一人だ。暗い瞳が、食い入るようにアグネイヤを見つめている。彼は空いたほうの手でアグネイヤの髪を、頬を、肩を。そして乳房を。確かめるように探っていた。それが下肢まで降りてきたとき、アグネイヤは激しくもがいた。だが、彼の手は外れない。太腿の辺りを、みだらな目的で撫で回している。
「あの男には、もう食わせたのか?」
 尋ねる言葉の意味がわからなかった。食わせる? なにを? と。彼女は眉を寄せる。
「食ったのか。食ったんだな」
 呪文のように口の中で呟いている。男は、南国の人間特有の浅黒い彫りの深い顔に奇妙な表情を張り付かせたまま。アグネイヤの身体を愛撫した。愛撫――いな、それは愛撫ではないのかもしれない。肉屋が、家畜の肉を品定めするような。そんな印象を与える。ジェリオのそれとはまったく違う。これは。この男は。
「離せっ」
 言い知れぬ恐怖を覚えて、アグネイヤは男の身体を引き剥がそうともがいた。刹那、男は彼女の首を絞めていた腕を離す。ほっと力を抜いたアグネイヤは次の瞬間、別の恐怖に襲われた。
 男が、腰に下げていた剣を抜き放ったのである。しかし、意外にも彼はそれを床に落とした。冷えた音を響かせて、それは重く床に横たわる。男は代わりに、アグネイヤの短剣を拾い上げた。それを鞘ばしらせ、じっくりと刃を検分する。
 やがて。彼は。アグネイヤの恐れていた行動に出た。切っ先を彼女に向けて。その服を、ゆっくりと裂き始めたのである。屠殺人が、家畜の皮をはぐように。
「つっ!」
 胸元に走る痛みに、アグネイヤが顔をしかめる。剣が肌を傷つけたのだ。男は刃に付いた血をしげしげと眺め、それを舌先でなめとった。にんまりと厚い唇が笑みの形をつくり。彼はおもむろにアグネイヤの胸元に顔を寄せる。唇と対照的に薄い舌が、傷口を丹念に舐め始めた。
「甘い」
 感嘆の声を上げて、彼は目を細める。その舌先が触れる範囲が、徐々に広がっていく。犬が器の底にへばりついた餌をこそぎ取るように、ねっとりと舌先は彼女の肌を愛撫していった。その間にも彼の手は、もどかしそうにアグネイヤの服を切り裂いていく。切っ先は時々彼女の肌を傷つけた。そのたびに男は剣を舐め、彼女の肌に舌を、唇を這わせるのだ。

 文字通り、この男は彼女を『食らう』つもりなのだ。
 彼女を犯しながら、その肉を――

「高貴な女性の肉は、そのまま不老長寿の妙薬になるとも言われているわね」
 いつの間に現れたのか。男の傍らには、女性が立っていた。もう一人の刺客。彼女もアグネイヤに止めをさすべくここに来たのか。
「カイル。いい加減にしなさい。この子は餌じゃないのよ」
 カイル、というのが男の名前なのだろうか。女性にそう呼ばれると、彼はびくりと身を震わせて。アグネイヤを離した。アグネイヤは力が抜けてその場に座り込む。強く己の肩をかき抱き、鋭く二人を見上げた。
 これが、刺客か。フィラティノアの放った刺客なのか。こんな、バケモノのような人間に殺されるのか。
(いやだ)
 アグネイヤは激しく頭を振った。本能的に床に落ちている剣に手を伸ばす。だが、それを察したらしい女の足が、アグネイヤの手を踏みつけていた。
「あっ!」
 つま先が、肉をえぐる。アグネイヤはとっさに手を引こうとするが、それは許されない。女は更に力を込めて、アグネイヤの手を踏みしだく。
「あなたに恨みはないのよ。これはお仕事だから」
 彼女の気配が近づく。甘い香りが、鼻孔をくすぐった。翠涼花の香り。南方の女性が好んで使う香水である。その中に媚薬でも仕込んであるのか。息をするたび、めまいが強くなる。女は細い指を伸ばして、アグネイヤの顎を持ち上げた。彼女の古代紫の瞳をじっと見つめて。ふふん、と小さく笑う。
「とんだおぼこね。まだ、男を知らない」
「……」
「ぼうやも、こんなののどこがいいのかしら。開発して、おもちゃにでもするつもりだったのかしらね」
 彼女はカイルを振り返る。ぼさっとそこに佇んでいた青年は、悪夢から覚めたように目を見開いた。
「カイラ? 俺は――」
 彼はこめかみをこぶしで押さえていた。頭痛でもするのか、顔をしかめている。その視線がアグネイヤにたどり着くと、彼は初めて見るような目でこちらを見た。瞳の中に、あの残忍な獣じみた光はない。ごく普通の、どこにでもいる男性。先ほどのことがなければ、刺客とも思えない。ただの素朴な男がそこにいた。
「この子を切り刻むところだったのよ。だめじゃない、キレイに残しておかないと。報酬もらえないわよ」
「あ、ああ。すまない」
 カイルはぎこちなく詫びた。
「女の子なんだから。キレイに殺してあげなきゃ。そのまま花嫁衣裳を着せられるように。キレイなままで」
 アグネイヤは息を呑んだ。カイラが、その懐からなにやら小さな瓶を取り出す。その中身を彼女自身が口に含み。こちらに顔を近づけてきた。赤い唇が、アグネイヤのそれに静かに重ねられていく。やがて、舌が強引に何かをアグネイヤの中に押し込んできた。

(毒?)

 アグネイヤは必死に歯を食いしばった。これを飲まされたら。飲まされたら、自分は。
(やだ。やめて。助けて。――助けて)
 知らず、助けを求めてしまう。だが、誰に? 誰を呼ぶのだ?

(――ジェリオ)

 心に浮かんだ名を、アグネイヤは否定した。


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