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罰についての御教示②


功徳は御本尊・大聖人への仏法に対する信、随順、供養、讃歎等によって現れ、反対に罰は御本尊・大聖人の仏法に対する不信、誹謗、毀謗(きぼう)等により、また大聖人の正法を持つ僧俗に対する怨嫉、誹謗などによって現れます。
先述の、「若し悩乱する者は頭七分に破る」の言葉は、法華経『陀羅尼品』第二十六の「説法者を悩乱せば 頭破(わ)れて七分に作ること 阿梨樹の枝の如くならん」(開結580㌻)との経文によります。
この文の意味は、「法華経を説く行者を、悪口・誹謗・怨嫉等によって悩ます者は、あたかも阿梨樹という梨の枝が地に落ちる時七つに裂けるように、悪口、誹謗等をした者の頭が七つに割れる」という意味で、十羅刹女、即ち諸天善神が法華経の行者を守護する誓いをいいます。
この頭破作七分の悪果について、大聖人は『種々御振舞御書』の中で、
 「刀をもてきるやうにわるゝとしれるか。(中略)今の世の人々は皆頭阿梨樹の枝のごとくにわれたれども、悪業ふかくしてしらざるなり。(中略)又頭破作七分と申すは或は心破作七分とも申して、(中略)今の世の人々は去(い)ぬる正嘉の大地震、文永の大彗星に皆頭われて候なり。其の頭のわれし時ぜひぜひやみ、五蔵の損ぜし時あかき腹をやみしなり。これは法華経の行者をそしりしゆへにあたりし罰とはしらずや」(御書1071㌻)
と様々な角度から御教示されています。
一つには、文字どおり物理的に刀で切られたように頭が割れることをいいます。末法の衆生は悪業が深いために、頭が物理的に割れていることすら知らずにいると仰せです。
二つには、頭はそのまま心を意味し、心・精神が割れること、即ち心の病、精神病をいいます。
三つには、身体の病気を指し、具体的に喘息、赤き腹(赤痢)等の伝染病をいいます。
伝染病はまた、『日女御前御返事』によると、
 「今日本国の疫病は総罰なり。定んで聖人の国にあるをあだむか」(御書1233㌻)
とあるように、広い範囲で罹る疫病、即ち赤痢等の伝染病は日本一国が広く総じて被(こうむ)る総罰であり、その原因は、国を挙げて法華経の行者、日蓮大聖人に対し怨嫉・誹謗等をするからであると仰せであります。
このように大聖人は、三大秘法並びに正法の行者を誹謗することにより、頭破作七分の悪果を招くが、その頭破作七分には、頭の病気、心・精神の病気、さらには伝染病の赤痢、喘息等の身体の病気、様々な意味があることを御教示されています。
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