大阪・関西万博トイレ5に関しまして、
トイレ5についてのルポがXに投稿され物議を醸しています。
そこには「全部を動かすと水圧が弱く詰まってしまうとのこと」と記載されていますが、これは事実とは異なります。
水圧が弱いということもございませんし、詰まりが生じる原因でもございません。
本来であれば、運用の責任を担われる施設管理者である万博協会様をとび越えて、私ども設計者がこのような説明を続けることはいかがなものかと考えていますが、批判や問合せが私のところに直接寄せられていることもあり、トイレ5に関してこれまで利用停止を繰り返したりその度に使用できるトイレの数が制限されてきた理由について説明させていただきます。
これまでに、タオルや包帯のような繊維質のもの、ウェットティッシュ、生理用ナプキン、パンフレットやチラシのような紙質のもの、石などの異物がトイレットペーパーとも複合し排水ポンプに噛み込んでいたことが確認されています。
また、噛み込んでいた異物を取り除くことにより問題なく排水ポンプが稼働することも確認しています。
ですので、本来トイレに流してはいけない異物が流入したことにより排水ポンプがエラーを発し停止したというのが事実です。
本トイレ建築は、公共建築や大規模建築の設計経験も豊富な設備設計事務所により同種のイベントの基準に合わせて設備設計がなされています。
ですが、これまでの経緯から注意喚起だけでは想定を超える異物の流入が避けられず対策が必要であると万博協会様と共に判断しました。
抜本的な対策として、異物流入を防ぐフィルターとなるものが設置されましたが、万全を期して排水ポンプの交換も計画されています。
それまでの間の対応措置として、流入する異物の量を抑制し排水ポンプが停止するリスクを下げる目的で、施設管理者である万博協会様のご判断により使用できるトイレブースの数を計画的に制限させていただいております。
写真は5月5日17時ころのトイレ5の様子です。使用できるトイレブースの数が制限されていますが、利用可能な状況です。
無根拠に批判をされているかたも多い中で、スタッフに話を聞かれこのようなルポを書かれたという投稿者の姿勢は評価されるべきことかと思います。
いっぽうで、その真偽については慎重にご確認いただけますと幸いです。