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金銭的な利益と技術的なチャレンジを両立できるエンジニアになりたい

Helpfeel開発部の新しいメンバーを紹介するインタビューシリーズ「New Developers Interview」の第6回。

2024年9月に入社した、上村 空知さんです。

上村さんは、Helpfeelの開発チームの顧客要望実現ユニットに所属しています。現在は、顧客要望実現エンジニアとしてエンジニアリング活動に従事しています。

インタビュアーはHelpfeel CTOの秋山さんです。

Qode Mergeを導入して
プルリクのレビュー要員が
0.5人分ぐらい増えた感じです

秋山さん:最初に、今担当している仕事について教えてください。

上村さん:顧客要望実現ユニットに所属し、顧客から来る要望を具現化する仕事をしています。カスタマーサクセスや営業、Webディレクターの方から来る要望を、コミュニケーションを取りつつ具体的な形にしていく仕事です。たまにちょっと違うこともやります。

秋山さん:「ちょっと違うこと」というと、例えばどういうことをやっているんですか?

上村さん:Helpfeelのリポジトリで、プルリクエストのレビューを手伝ってくれる「Qodo Merge」という名前のオープンソースのLLMツールを導入したり、その管理とかです。前職の経験を活かしてデータ関連の便利屋さんをすることもあります。

秋山さん:いいですね。チームメンバーからの評判はどうですか?

上村さん:結構、使ってくれていると思います。レビューの際に気をつけた方が良いポイントを説明してくれたり、コードレベルの提案もしてくれます。ちょっとしたタイプミスも指摘してくれたり、セキュリティの観点で危険なポイントを指摘することもあります。指摘が的外れなことも結構ありますが、チームメンバーは割と使ってもらっている印象です。

秋山さん:タイプの修正とかは、結構、指摘はするんだけど、あんまり細かすぎると重箱の隅をつつくみたいになっちゃうから、機械にやってもらえるなら、それが1番いい領域ですよね。

上村さん:「Qode Mergeがこういう風に言っていて、僕も変えた方がいいと思うんで変えませんか?」みたいな感じで言えるので、割と役立っていると思います。

秋山さん:じゃあ、レビュー要員が0.5人か1人分ぐらい、増えたような感じになるってことですかね。

上村さん:そうですね。0.5人分ぐらい。

秋山さん:そういう導入とかも含めて活躍いただいてるという感じですね。

上村さん:そんな感じです。

意思決定に対して
必要な材料っていうのを
物流みたいに考えていて。

秋山さん:そんな大活躍の上村さんなんですけど、元々どんなキャリアを歩んでたのか、簡単に教えてください。
 
上村さん:大学の経済学部を2022年に卒業して、新卒でSIerに行ったんですけど、ちょっと雰囲気が合わずに転職しました。Webマーケティング系のスタートアップに入り、データアナリストや、アナリティクスエンジニアリング、データエンジニアリングと呼ばれる領域の仕事をやっていました。

一言でまとめると、前職ではデータを利用できる状態に整理して、意思決定の質を向上させていくのが主な仕事でした。

秋山さん:面白いですね。大学は東大の経済学部なんですよね?

上村さん:そうです。統計学をはじめとした数学とか、経済学とかを幅広くやっていました。

秋山さん:経済学部って聞いたとき、文系寄りの学問なのかなってパッとしたイメージを持ってたんですけど、実は数学を取り扱っていてデータエンジニア的なところに活きてるんですかね。

上村さん:活きてますね。今の経済学は、データサイエンスの占める割合が大きくなりつつあります。ゴリゴリに数学的な議論もするので、その背景を正確に理解するには真面目に数学をやる必要があります。

秋山さん:ゴリゴリにそういう数学の定理だったりを使って、分析してという学問領域なんですね。

上村さん:そうですね。社会的な現象を数学によってモデル化していくのが、現在の主流派の経済学の考え方です。真面目に理解しようとすると、データサイエンスをちゃんとやる必要が出てきます。

秋山さん:面白い。そこからデータエンジニアリングに行ったのは?

上村さん:前職で最初はデータ分析系の仕事をしていたんですが、「これは別に自分がやらなくていいんじゃないか?」ってふと思ったんですよね。なので画面の操作方法さえわかれば誰もがデータ分析できるように、ダッシュボードを作ったんです。そしたら社内のメンバーにうまく活用してもらって。成功体験を積みつつ、気がついたらBI職人になっていました。いわゆるアナリティクスエンジニアです。

そのうち分析に使っていた基盤をスクラップアンドビルドしたくなり、データエンジニアリング領域を担当していた同僚が退職したのを期に、業務領域を広げる形でデータエンジニアリングに手を出した、みたいな感じです。

秋山さん:先ほど意思決定の質って言ってましたけど、ツールを通じて意思決定に必要な材料を集めたり提供したりするプラットフォームを作ってたってことですか?

上村さん:そうですね。もうちょっと説明すると、意思決定に対して必要な材料っていうのを物流みたいに考えていて。

秋山さん:物流のメタファー、ちょっと面白いですね。

上村さん:意思決定って連続的にやりますよね。例えばPV数みたいな基本的な指標があるとして、特定の誰かしか見られないとか、1週間前は見られたけど今は見られない……となると、意思決定には使えませんよね。

秋山さん:どっちかというとデルタが大事だったりしますもんね。変化量とか割合とかそっちの問題だったり。それがタイムリーにすべて比較可能になっていないと意思決定には使いにくいですよね。

上村さん:その通りです。それに、連続的に取れてるデータだとしても、何も整理されてなくて、めちゃくちゃ複雑で誰も使えませんみたいな状態だと意思決定の質は高くはならない。仮に誰かできる人がいたとしても、その人数は限りなく少ない。

データを活用できる人員が限られている状態よりは、全員がデータを活用できる状態の方が良いと考えました。意思決定をよりスケーラブルかつ連続的な形で、誰もが実現し、実行できるような仕組みを作るには、データを提供するまでの物流を整えなくてはならない。そのデータの物流を企画し、設計し、正確に実行されることを保証するのが僕の仕事でした。

Cosense上のコミュニケーションが楽しい
非同期的なやり取りは置き手紙みたい
同期的にやり取りするのは意外と盛り上がる

秋山さん:Helpfeelで、実際に働いてみてどうでした? 入社前と入社後で、イメージが違うところはありましたか?

上村さん:入社に伴いギャップを感じたところはあまりなかったですね。社内の関係性がフラットで、情報量も多くて面白いと聞いていて、実際その通りでした。

秋山さん:お気に入りコンテンツとか見つかりましたか?

上村さん:あの麻婆豆腐の……

秋山さん:麻婆豆腐?

上村さん:あるんですよ、麻婆豆腐のページ。

秋山さん:お、ありますね。や、めちゃくちゃ充実してる。

上村さん:高い熱量で濃い情報が書いてあるんです。

秋山さん:これは確かに面白い。入社してからじゃないと見れないプレミアムコンテンツですね。

上村さん:そうですね。

秋山さん:実際に入社してみて、Helpfeelの魅力、特に社外の人にも知ってほしい魅力は、どういうところにあると思いますか?

上村さん:ちゃんと優秀で尊敬できるエンジニアがいるのが印象的でした。

あと、Cosense上でコミュニケーションをとっていくのが楽しいです。非同期的なやり取りは置き手紙みたいで楽しいし、同期的にやり取りするのは意外と盛り上がる。

秋山さん:確かに。Cosenseは非同期的に書けるところがポイントではあるんだけど、実は同期的に書くとめちゃくちゃ盛り上がりますよね。

上村さん:そうなんです。あの話し方の感じは、僕は結構好きです。

秋山さん:うんうん。

上村さん:同期的にCosenseでコミュニケーションを取るのも好きですが、非同期でやるのも結構好きです。同期的なコミュニケーションが中心になって回り始めると、時間が取られたり、集中力が途切れちゃったり、スケールしなくなったり、いろいろと問題がありますけど、非同期だとそういう問題が発生しにくくて。

秋山さん:じゃあ、結構Cosenseを有効活用できてる感じですかね。

上村さん:はい。学校で先生の授業を聞かないで勝手に現代文の教科書を読んだり、世界史の資料集を勝手に読んだりしていた人には向いている環境だと思います。

秋山さん:ハハハ(笑)。読むのが速くて授業より先にスパスパ読み切っちゃうような人には、かなりいいかもしれない。知識欲や文章読解欲とか、そういう人には、結構、楽しい環境ですよね。

上村さん:そうですね。

要望を汲み取って言葉にして
エンジニアリングに落とし込んで
実現していくっていうプロセス

秋山さん:入社後に、仕事でもプライベートでもいいんですけど変化したことってありますか?

上村さん:プライベートだと、筋トレを始めました。

秋山さん:なるほど。健康に気を遣った感じですか?

上村さん:そうですね。健康に気を使う時間的な余裕ができたので、始めてみた感じです。

秋山さん:それとは別に、仕事では何か変化はありますか?

上村さん:もちろんキャリアチェンジはしているので、仕事の領域は変わっていますね。

ただプロセスの骨子っていうか、本質的にやるべきことはあんまり変わってはなくて。前職のデータエンジニアリング系のお仕事でも、顧客っていうか、自分以外の他の人から要望や依頼を聞いて、それを実現するっていうのは基本的に同じですね。

例えば、こういうデータを見られるようにしたいとか、今あるデータをこういう感じで見たいみたいな要望を汲み取って言葉にして、エンジニアリングできる形に落とし込んで、実現していくっていうプロセス。このプロセスは「データ」の観点を除けば顧客要望実現のプロセスと同じものです。

秋山さん:なるほど。ポータビリティが高いスキルが、今も活かされている感じなんですね。

上村さん:そうですね。

Helpfeelの開発部は
どんどんやっていける人には
機会のある会社だと感じています。

秋山さん:現在の仕事で、やりがいとか醍醐味とか、感じるものってありますか?

上村さん:ちょっと抽象的な言い方ですが、コンフォートゾーンの少し先というか、ちょうどいい内容の仕事をやってるときは、割と面白いなっていう感じがあって。

秋山さん:Helpfeelは新しい環境ですし、良くも悪くも、ここの領域みたいな境界線がないから、やる気満々だったらどこまでも行ってくださいとなったりして。そういう意味ではコンフォートゾーンの外側に出ていって、ってところもあるんですかね。

上村さん:それは間違いなくあると思います。

基本的にHelpfeelの開発部は、やる気のある人とか、どんどんやっていける人とかに対して機会のある会社だと感じています。

秋山さん:確かに。自分で自律的に動いて活躍していくぞっていう意欲があれば、バンバンやってくださいっていう文化ですからね。

金銭的な利益を優先して
技術的なチャレンジ精神を失ったら
エンジニアとして終わり

秋山さん:Helpfeelのフルリモートワーク、フルフレックスは、実際に仕事してみてどうですか?

上村さん:人を選ぶ勤務形態だとは思っています。最高の勤務形態なんて存在しない訳じゃないですか、最高の政治形態が存在しないのと同じように。

秋山さん:うんうん。

上村さん:僕は結構、周囲のノイズが気になる質で。ビニールをさく音とか、貧乏ゆすりとかで気が散ってしまう。集中が散りやすい人には結構合っている勤務形態ではあるかなと思います。

秋山さん:なるほど。じゃあ結構仕事しやすいっていうところはあるんですね。

上村さん:そうですね。

秋山さん:上村さんの未来として、どんな将来を目指していますか?

上村さん:0から新しい機能を作って、プロダクトでちゃんとお金が稼げるようになるまで持っていく経験を積んでみたいですね。

プロダクト開発におけるあらゆる議論って、結局のところはお金になるんですかの一点に収束していってしまいがちです。だからといって、金銭的な利益を優先して現実的なチャレンジ精神を失ったらエンジニアとして終わりだと思うんです。

秋山さん:そうですね。

上村さん:そういうことはしたくなくて。金銭的な利益と技術的なチャレンジを両立できるようなエンジニアになりたいなと思っています。

秋山さん:いいですね。今日は、いいパンチラインがいっぱい出ました。最後に、未来の同僚にコメントを一言いただいてもいいですか?

上村さん:未来の同僚……そうですね。

この会社は、ドキュメンテーションを通じた非同期のコミュニケーションが上手だと非常に得をする会社ではあります。『超・箇条書き』に書いてあることとかできるようになっているといろいろ便利です。

秋山さん:いいですね。結構ガチ目のアドバイスで締める感じですね。ありがとうございました!

(了)

執筆協力:可知 豊
企画、編集:風穴 江/Ko Kazaana(windhole)
デザイン:新井 勝
写真:馬場雄介

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