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ホモ・サピエンスとは何か?知的生命体とは何か?社会とは何か?

はじめに

ホモ・サピエンスは何が特別なのか?
ホモ・サピエンスは
どうであるから知的生命体なのか?
ホモ・サピエンス以外に、
どんな知的生命体が存在しえて、
それはどんな社会を創るのか?
今回はそれについて語る。

まず、精神とは、知性と感情と本能からなる。
そして、ホモ・サピエンスが
発達しているのは、知性と感情だ。

なので、今回はホモ・サピエンスに
ついて論じた後に、ホモ・サピエンスよりも
知性が発達した人類種と、
感情が発達した人類種について語る。
それぞれ1記事ずつで、この記事では
ホモ・サピエンスについて、語る。

ここで言う人類種とは、ホモ属の種の事で、
ホモ属の範疇としてありえる程度で、
感情や知性が発達した人類種に
ついて語るという事だ。

異なる知的生命体というのは、
どこまでがヒトと違うのかが、全くわからず、
精神感応テレパシーにより、1つの群れ全体で、
1つの精神を形成する知的生命体だとか、 
人と全く異なる知的生命体を
全て網羅して語るのは不可能だから
今回はホモ属に絞った。


群れ

動物は行動をする。
動物という構造物における現象のうち、
その構造物を起因として、
外部に直接的な影響を及ぼす物は行為と呼び、
1個体の生まれてから死ぬまでの
全ての行為を広義生態と呼ぶ。

外部から観測した時の、
その個体の全ての動作、
その構造物を起因とした全ての現象が
広義生態だ。

広義生態の中でも、先天的に、
遺伝子によって、
絶対的に定められた事を狭義生態と呼ぶ。
例えば、人が電子遊戯ゲームをするのは
非狭義生態で、食事を摂るのは狭義生態だ。

さて、ヒト科やホモ属の種は群れを持つ。
群れとは、何か?

群れとは、個体同士の網目状の関係の上で
形成され、そこに属する個体,全てで、
共通して起こる行為がある様な集合。

個体Aと個体Bに共通行為があり、
個体Bと個体Cに共通行為があれど、
個体Aと個体Cに共通行為がない場合、
個体A,B,Cは単一の群れに属してるとは
言えない。

また、群れに属していない個体は
行わない様な、群れに属するからこそ、
起きる行為がないと群れとは呼べない。
人もチンパンジーも食事をするが、
人とチンパンジーは同じ群れに属していない。

群れに属する個体に共通して起こる行為は、
規則ルールや序列などの対人行動の法則性、
制度や技術、生活などで、 
チンパンジーなら、どの個体が頭領ボスかなど。

この、群れに属する個体に共通して
起こる物を社会的要素と呼び、
一般的に社会的要素は狭義生態だ。

チンパンジーの群れには必ず、
1頭の頭領リーダーがいて、男系社会で、
構成員同士で毛づくろいし合ったりするが、
これは社会的要素で狭義生態、
遺伝子によって、
絶対的に決められた群れの性質だ。

そして、非狭義生態の社会的要素を
社会的文化と呼び、これを持つのは、
唯一ホモ・サピエンスだけであり、
ホモ・サピエンスは非狭義生態を
社会的文化として自分で決め、
それは言語によって表され、
各世代で改良されながら、
代々と受け継がれる。

社会的文化は、他の個体や社会、
子孫の個体や社会という
2次元空間で広がっていき、広がる際に、
進化の様に、その個体や社会で
好ましくなる様に最適化されていく。

この社会的文化の変化,発展は、
進化論的速度とは、
次元の違う歴史論的速度であり、
歴史とは、社会的文化の変化,発展その物だ。

ホモ・サピエンスは
自身の非狭義生態を自身で決定し、
その内容を社会で共有したり、
他の社会に伝えたり、
代々と受け継いだりしながら、
変化,発展させていく事で、
歴史論的な速度で変化,発展した。

社会的文化を持つ群れを社会と呼び、
社会的文化の有無が社会と群れを区別し、
ホモ・サピエンスを知的生命体たらしめる。

動物の広義生態の大半は狭義生態で、
非狭義生態はごく一部で、
個人的で些細な事にしか見られないが、
社会的文化は、
この非狭義生態を肥大化させた。

狭義生態の生物から、
非狭義生態への生物に位階上昇ランクアップしたのだ。

社会的文化の変化,発展は
完全に人為的な訳ではなく、
自然な部分も大きい。

社会的文化は急速に変化し、
生物学的に劣った社会的文化を
持った社会はその社会的文化ごと消滅し、
生物学的に優れた社会的文化を
持った社会はその社会的文化と
共に生き残り、その社会的文化を
子孫や他地域の社会に伝えていった。

人が、社会的文化を
改良していったのではなく、
自然淘汰の原理で最適化されたのであり、
社会的文化の変化,発展は進化に似ている。

社会的文化を有する群れである社会を
持った種の歴史論的速度の変化,発展と、
社会的文化を持たない種の
進化論的速度の変化,発展の違いは、
光速と音速の違いに等しく、次元が違う。

社会的文化を持たない種は、
進化でしか変化,発展できないが、
ホモサピは石器時代から姿形を変えずに、
進化論的な変化がほぼないままに、
月にまで行った。

社会的文化を、チンパンジーなどの
ヒト科の非ホモ属が持ってないのは
直感的にわかるだろう。
仮に社会的文化が生まれても、言語などの、
保存し、容易に伝える手段がないから、
数百年も持たずに消滅し、
蓄積される事がない。
蓄積がなければ、発展や肥大化は起こらない。

ある地域のチンパンジーの群れに、
貝の食べ方が世代を超えて、
受け継がれ続けているとして、
言語も文字も持たないチンパンジーは、
1世代でも伝え損ねれば、
その文化は消滅するし、
環境が変化して、その社会的文化が
有用ではなくなっても消滅する。

社会的文化が発展して、複雑になれば、
言語を持たないチンパンジーは、
他の個体に全てを伝えられないし、
見せてわからせる事には限界があり、
社会的文化の複雑性や規模には制限がある。

チンパンジーなどのヒト科の非ホモ属が
社会的文化を持たないのは想像に容易いが、
それだけでなく、
ホモサピ以外のホモ属ですら、
社会的文化を持っていなかった。

ホモ属は全て石器と言語と火を使っていて、
ある時期まではホモサピと知性においても、
顕著な差は見られなかったのにだ。

ホモ・エレクトスは
200万年間も存続したが、
石器を使い続け、その生活や技術は
大きな変化がなかった。

ホモサピはまだ30万年しか存続していなく、
文明を起こす前は他のホモ属と同じ生活で、
文明を起こしてからの5000年で、
月にまで行ったのにだ。

エレクトスは、
他の生物を圧倒して、
絶滅させたりする事がなく、
文明も歴史も創れなかった。
文化も学術もなかった。
ホモサピ以外のホモ属は全て同様だ。

故に、ホモサピ以外のホモ属は、
たくさんいる哺乳類の1種に過ぎず、
なんら特別ではなく、
石器と言語と火を使うだけの
猿に過ぎなかったのだ。

では、ホモサピだけが何故、
社会的文化を獲得し、文明や歴史を創れ、
他の生物を圧倒する特別な種になれたのか。

それは、認知革命という脳の突然変異だ。
これにより、ホモサピは、非現実な事を、
抽象や架空や仮定を語り、
それを確かだと感じれる様になった。

非現実な事を語れるとは何か?
これは、現実的な事しか
語らない人達を見ればわかる。

アマゾンの少数部族ピダハンは、
過去や未来を語らず、
自分が体験した事しか語らず、
数や神や神話,信仰を持たず、
儀式などの形式的な行為をしない。

今もしくはついさっき自分が
感じた事や体験した事のみを語る。

彼らは非常に現実的で、
即物的な物の考え方をし、
架空や実感できない抽象的な事は
ないのと同じだと、無意味だと思っている。

だが、その考え方では、
社会的文化は生まれない。
社会的文化は抽象的だからだ。

そして、認知革命により、抽象や架空を、
社会的文化を獲得した、
最も大きな得益メリットは人口の増大だ。

1つの群れを創れるくらいに、
身近に感じられる人数をダンバー数と呼び、
ホモ属だと150人くらいだが、
身近に感じる事や親しさ以外の事を、
抽象や架空といった社会的文化を使う事で、
ホモサピはダンバー数を超えた群れを創れた。

ダンバー数による群れの人数の上限が、
狭義生態からなくなったのだ。
認知革命は多くの狭義生態をなくし、
それによって増大した非狭義生態という
可能性を社会的文化が具現化した。

ホモサピは認知革命によって、
非現実や抽象を語れる様になり、
それをする事で、
数億,数十億の群れすら創った。

自分達が同じ日本人であるとか、
自分達が同じ守護神に守られているなどと
実際に見たり触ったりできない抽象的な事や
架空という嘘を語り、
それを確かだと思う事で、
群れの人数はダンバー数を突破した。

また、自分達の同一性を信仰するだけでなく、
噂話という伝聞を確かだと感じる事で、
直接的な人の交流で得られる人間関係の
情報よりも大量の人間関係の情報を、
構成員が得られた事は、
ダンバー数を超えた群れを
維持できる様になった一因だった。

身近さや親しさを頼りに、
実感的な感覚だけで群れを創っても、
本能などの素朴な直感で、
人間関係を築いたり維持しようとしても、
150人を超えると、 
運営が困難になって分裂する。

 例えるなら、一切、言葉を使わずに
人間関係を構築するのは可能で、
攻撃されたら怒り、
優しくされたら喜び、恩を恩で返すなどの
基本的な社会行動だけでも
人間関係や群れはある程度、
創ったり、維持はできるが、その様な、
猿でもする様な、先天的な事に
基づいた素朴な社会的行動だけでは、
群れの人数には限界がある。

実際的な社会的行動で形成される群れとは
構成員同士が実際に社会的行動をし合って、
親しくならなければいけなく、
記憶力などの関係で、
親しさを維持できる人数には
限りがあるのだから、群れの人数も限られる。

群れの人数でダンバー数を超えるには、
制度や規則といった、人工的で抽象的な
物に基づいた社会的行動や、
同じ日本人だとか、
同じ守護神に守られてるだとか、
抽象的な事を実感する必要がある。

抽象的な事を考える為の言語を
持ってなかったり、抽象的な事を
確かだと感じられず、
社会的文化を持てなかったから、
他のホモ属やヒト科は、200人だとか、
1000人だとかの 群れを創れなかった。

アマゾンなどに多くいる、
ピダハンなどの文明を持たない部族は、
ピダハンと同じ様に、
抽象と架空の喪失がよく見られるが、
彼らの部族は100人程度の人口しかいなく、
ダンバー数の影響を受けている。

社会的文化は社会その物で、
法律,会社,貨幣,政治などの社会制度も、
抽象的な事を確かだと
感じられなけらば存在できず、
実感だけを確かとするならば存在できない。

常識,慣習,制度,礼儀,形式的行為などの
社会を運営する為のあらゆる社会的文化は
認知革命によって齎された。

教えられなくても独りでにする様な事、
動物でもする事以外は全て社会的文化で、
社会的文化こそが、
知的生命体かどうかの基準。

認知革命により、社会的文化を獲得して、
巨大な群れを創ったホモサピは、
他の大陸に渡って大型動物を駆逐し、
地球で、大型動物の属は半数にまで減った。

その大型動物には、
他のホモ属の6種も含まれる。
私達は大量虐殺者ジェノサイダーの子孫だ。
もっとも、間接的な殺害の方が多いだろうが。

広大な地域に、莫大な人数で
1つの群れを形成する事は、
ホモサピの持つ社会的文化などの科学技術と
同じくらいの異常性であり、
知らない人と同じ群れを創れるという
異常性が根源にある。

異常な群れを形成し、
異常な速度で変化,発展し、
地球上の大型動物の多様性を半減させるその、
規格外さこそが、
ホモサピの知的生命体らしさ、
人間が特殊である所以だ。

それに比べれば、他のホモ属は石器と言語と
火を使うだけの猿でしかない。

猿などの多くの動物は道具を使うし、
多くの動物は起きた出来事を
鳴き声で伝えたり、威嚇や求愛などで、
感情を声で伝えたりする。

他のホモ属の特徴は、
それらが少し秀でていたに過ぎず、
バカでかい鯨と同じ程度の特殊性に過ぎない。


まとめ
用語
・生物の全ての行為→広義生態

・広義生態の中でも、遺伝子によって、
絶対的に定められた事→狭義生態

・群れに属する事が理由で起こる、
群れ全体で共通して起こる行為→社会的要素

・社会的要素の中でも、
人工的で狭義生態ではない→社会的文化

・社会的文化を持つ群れ→社会

・社会を持つ生物→知的生命体

・抽象や架空を認識し、それで行動を
決定する様になる脳の突然変異→認知革命


・社会的文化を持つのはホモサピだけ

・社会的文化は、非狭義生態を肥大化し、
他個体や他社会と子孫という
2次元空間で広がる。
広がる際に、生物の進化の様に、
その個体や社会で好ましくなる様に
最適化していく

・社会を持つ種はホモサピだけで、
社会を持っているから
ホモサピは5000年で月に行き、
社会を持ってない他のホモ属は
200万年間、大した変化はなかった

・認知革命によって、狭義生態である、
ダンバー数という群れの人数の上限が消えた

・認知革命は様々な狭義生態をなくし、
増大した非狭義生態を
社会的文化が具現化した

・社会を持たない種は進化論的速度でしか
変化,発展しないが、社会を持つ種は
歴史論的速度で変化,発展する

感情と信仰

ホモ属が単なる賢い裸の猿だったとしても、
ホモサピが認知革命という
突然変異を起こせて、文明を築けたのは、
ホモ属の脳が発達していたからである。

抽象や架空を確かだと感じる認知革命を
起こす為には、抽象や架空を語る言語が
必要であり、言語を持たない種で
認知革命は起こりえない。

認知革命を起こす前は、
ホモサピと他のホモ属の知能に
大きな差は見られず、
他のホモ属ではなくホモサピで
認知革命という突然変異が起こったのは
たまたまだと言われている。

では、ホモ属の脳はどう発達しているのか、
どうしてそう発達してたのか?

ホモ属が生まれるよりも前、
400万年前頃には、ホモ属ではないにしろ、
その先祖にあたる、人っぽい猿がいて、
400万年前からつい数万年前、
ホモサピが認知革命を起こすまでに、
脳の大きさは3倍になったが、
400万年前からつい数万年前までの
技術の発展は、石をより綺麗な形に
整えられた程度だ。

この事からわかるのは、
ヒト(人間や知的生命体ではない物を含む)は、
石器を作るだとか、高度な技術を得る為に、
知性が進化したのではないという事。

石器の形をより綺麗にする程度の事の為に、
酷く生物学的熱量カロリーを消費する脳を
3倍の大きさにするのは不自然極まる。

体重の2%の重量で、基礎代謝の20%もの
生物学的熱量カロリーを消費する馬鹿げた器官を
増大させる為に、胃腸は退化し、
チンパンジーやゴリラができる様に
葉を食べる事ができなくなって、
頭が大きくなったせいで難産にもなった。

この様な極端で、無意味に思える進化は、
いつも性淘汰で起こる。

今では、ヒトの脳が大きくなったのは、
口説き文句が上手い男が、
社会性,共感性,感情が発達した男が、
モテて子供を作れたからと考えられている。
感情や社会性の発達に付随して、
知性が発達したという事だ。

つまり、人が石器を作り、火を起こし、
言語を獲得する程の知性を獲得したのは、
社会性や共感性などの感情の
発達の副産物に過ぎない。

そして、ホモサピは認知革命によって、
社会的文化を獲得し、高度な社会を築いたが、
その社会的文化はとても感情的だ。

おさらいすると、
群れに属する事が理由で起こる、
群れ全体で共通して起こる行為を
社会的要素と呼び、その中でも人工的で
狭義生態ではない物を、社会的文化と呼ぶ。

そして、社会的文化は更に4つに分けられる。
社会形式、文化、学術、技術だ。

社会形式とは、人間関係や社会その物に
大きく関係する形式であり、
その社会がどういう形式で、
どういう構造,仕組みなのか。

政治体制や身分階級,法律,規則ルール,
礼儀規則マナーなどの、社会の本質たる部分で、
多くを宗教や信仰に由来する。

文化とは、作品としての、
感情表現としての物を指し、実生活に、
直接的な得益メリットを齎す物は含まない。

学術は、理論の体系で、文化と同様、
実生活の役には立たない。

技術は生活における方法論。

感情で事実の認識を歪める事を、
自分で自分を騙す事を自己欺瞞と呼ぶが、
その中でも、社会的文化に属し、
その社会で共有される物は社会形式だ。
自己欺瞞の社会形式を信仰と呼ぶ。

ホモサピの社会は信仰で運営される。
宗教,常識,礼儀,儀式,身分階級などの、
ホモサピの社会の社会形式は
大半が信仰であり、全て感情的だ。

信仰で運営される社会とは、
つまり、感情で運営される社会。
合理的もしくは道理的な制度や
仕組みなどの知性で運営される訳じゃない。

社会形式は別に、感情に依る事が、
信仰である事が、条件ではなく、
知性に依る物でも良い筈なのだが、
ホモサピの社会はそうじゃなかった。

ホモサピは理論の共有や議論によって、
集団の意思を統一するのではなく、
感情の伝染で集団の意思を
統一する生物であり、
狂気や有害な思想は伝染し、
集団や社会は容易く狂う。

その方法でしか、社会を形成し、
構成員の意思をまとめられない程度の
知性でしかなかったのだ。

認知革命を起こしたホモサピは、
噂話や同一性の信仰と有害思想以外にも、
処刑という制度を積極的に利用して、
ダンバー数を超える群れを
維持していたが処刑されるのは誰か?

悪い事をした人?人を殺した人?
物を盗んだ人?それだけで済む程に
ホモサピは正気ではない。

常識や宗教を疑う者、社会形式を疑う者、
空気を読めない者などの、社会性が低く、
感情があまり発達していない人達が
多く処刑された。

体育会系の場的気分ノリ
同調圧力に従わない者は、
集団の利益に貢献しない不必要な人物として、
大多数の構成員から強い敵意を浴びるだろう?

社会性が低い者が処刑されたのを見て、
多くの人は「できるだけ集団に貢献し、
多くの人に好かれ、嫌われず、特に強い者に、
権力がある者に嫌われない様に」と、
酷く些細な事にまで気を配り、
その様な競争の中で、比較的、
社会性がない者がまた処刑される。

これは再帰激化スパイラルだ。
処刑されない程度の社会性の条件は
増大し続ける。

それこそが、礼儀,儀式,宗教,常識,
身分階級などの社会形式が
酷く複雑化,冗長化した理由。
陰湿な人から言いがかりを
付けられない様に複雑化した。

この、社会からの迫害や、
不当な加害を恐れて、
複雑化した社会形式を防衛礼儀と呼び、
社会からの迫害を恐れて、
構成員からの相対的な好感度を
高めようとする競争を社会性競争と呼ぶ。

そして、この社会性競争は
知性の発達進化と大きく関係している。
社会性競争で、人の社会性は進化し、
感情が発達する事に付随して、
知性も発達した。

社会性を損なう利己性は、
社会性に相当する感情だけではなく、
理性によっても抑えられ、
理性は知性の一部なのだから、
理性が発達すれば、知性も発達する。

社会性競争による社会性を獲得する進化を
自己家畜化と言って、
それはホモサピがホモサピに対して、
行った品種改良、人為的進化。
処刑やいじめが、
自然淘汰の代わりになったのだ。

社会性や知性の発達進化は性淘汰と
関係していると言ったが、
性淘汰は社会性競争に属する。
社会性が低い個体が処刑される事が
社会性競争だと言ったが、
それだけでなく、社会性が低い個体が
異性とつがえない事も社会性競争だ。
生存と繁殖が生物の本質なのだから。

社会性が低い、集団から好まれない男は
異性と性的関係になる事も少なく、
社会性競争が性淘汰に繋がった。
いじめられたり、
ハブられる陰人格キャがヤれると思うか?
人格キャを毛嫌いしているのは女だろう?

社会性競争とは、その名の通り、
社会性という個人の能力での競争だが、
女は先天的に社会性が発達していて、
女は保護されやすいから、
女が社会性競争に敗れる事は少ない。
人格キャと言えば男だろう?
処刑されるのは男だ。

そして、自己家畜化は、
ホモ属ではホモサピのみで見られるし、
自己家畜化の原動力となった社会性競争は、
認知革命が原因な為、
自己家畜化がホモサピの
知的生命体らしさの根幹だろう。

話を戻すと、ホモサピの社会性競争や、
認知革命を起こす以前での、
知性が進化した理由からもわかるが、
ホモサピの知性は感情の発達に
付随したに過ぎず、
認知革命によって獲得した社会も、
感情で運営される。

ホモサピは、知性が発達した種ではなく、
感情が発達した種と言った方が正しいだろう。

ホモサピは知性よりも感情が優位で、
感情の補助機能として知性がある。

感情の営みは人間関係と文化で、
知性の営みは行動の合理化と学術であり、
それぞれ、後者の方がより
高度な営みであるが、
文化は一般的でも学術は一般的じゃない。

漫画,映像物語アニメ,遊戯ゲームに比べ、
数学,物理学,哲学,生物学を調べたり、
仮説を立てて検証する事が、
どれだけ専門嗜好マニアックな趣味か?
人の本質が感情である事がよくわかる。

また、自己家畜化は、単に社会性や知性を
獲得するだけの進化ではない。

自己家畜化による社会性の向上を
起こす機序に、
雄の男性生体内伝達効用物質ホルモン量の
低下があるが、それにより、
攻撃性の低下、顔つきが幼くなる、
社会的行動の増加、
恐怖や攻撃性と関係のある扁桃体の縮小、
筋骨格の雌化、鼻と歯が短かくなる、
遊び好きになる、などが見られ、
その多くが幼形成熟ネテオニーに属する。

自己家畜化で幼形成熟ネテオニーは起きるが、
ホモサピの幼形成熟ネテオニーの原因はそれだけではなく、
純粋に生物として望ましかったから
そう進化した側面もある。

自己家畜化とは別に、
幼形成熟ネテオニーだけで起こる事を列挙すると、
脳が長期間,可塑性を維持する事で
好奇心や学習能力が長く持続し、
創造性と深く関係する遊びが
大人になっても続く、第二次性徴が弱まり、
身体的な性差が縮まる、発声器官が発達し、
複雑な声が出せるなどがある。


まとめ
用語
・社会的文化は社会形式、文化、学術、技術の
4つに分けられる

・社会形式は人間関係や社会その物に
大きく関係する形式であり、
その社会がどういう形式で、
どういう構造,仕組みなのか

・感情で事実の認識を歪める事を
自己欺瞞と言い、
自己欺瞞の社会形式を信仰と呼ぶ

・社会からの迫害や、不当な加害を恐れて、
複雑化した社会形式を防衛礼儀と呼ぶ

・社会からの迫害を恐れて、
構成員からの相対的な好感度を
高めようとする競争を社会性競争と呼ぶ


・認知革命を起こす前では、
ホモサピと他のホモ属の知能に
大きな差は見られなかった

・ヒトは高度な技術を獲得する為ではなく、
性淘汰で感情や社会性が発達し、
それに付随して知性が発達した

・ホモサピの社会は信仰で、感情で運営され、
理論の共有や議論によって、
集団の意思を統一するのではなく、
感情の伝染で集団の意思を統一する

・社会からの迫害を恐れて、
構成員からの相対的な好感度を
高めようとする競争を社会性競争と呼ぶ

・社会性競争で、
社会性,理性,感情が発達する事に
付随して人の知性も発達した

・社会性競争による進化を自己家畜化と言い、
それは自身に対して行う品種改良、人為的進化

・知性の進化は性淘汰で起こったが、
その性淘汰は社会性競争に属する

・ホモサピの主体は感情で、
知性が発達した種というより、
感情が発達した種

・自己家畜化で幼形成熟が起こり、
様々な身体的特徴が発現する。
また、幼形成熟は自己家畜家と
無関係な起きている部分もある

有害思想

人工的な生態である社会的文化の中で、
人間関係や社会その物に関係する物を
社会形式と呼ぶ。

社会形式の中でも自己欺瞞な物、
事実の認識を感情で歪めた物を信仰と呼ぶ。

社会形式の大半は信仰に属し、
ホモサピの社会は
信仰という名の欺瞞で運営され、
欺瞞こそが社会という生命体の炭素であるが、
信仰の中でも重要な効果を
持つ物に有害思想がある。

有害思想とは、
不合理な人の区別である差別と、
悪でない行為が悪とされる不適格な道徳律だ。
つまるところ、悪でない事(者)を悪としたり、
悪である事(者)を悪でないとする事。

ホモサピが起こす加害の大半は、
有害思想に依って、社会全体で行われる物で、
個人的で利己的な、
損得勘定で行われる悪事は、
人類全体の悪事の総量において割合が低い。
有害思想は人類の悪の源泉と言える。

国家による悪事の多くが有害思想に該当し、
4年間の第二次世界大戦で日本は
300万人の死者を出したが、
80年の平和での他殺者数は
5~10万人程度でしかない。

有害思想は対外的な物と対内的な物の2つで、
対外的な物は侵略的な戦争や原住民の虐殺、
対内的な物は差別などが相当する。

ホモサピの悪事の9割は、
社会全体で大衆が行う物、
当時は9割の人が悪くないと、
善であると肯定した物だ。

悪人と言えば、殺人鬼などを思い浮かべるが、
暴力的で、残忍な人が、
個人的な目的で犯した罪より、
大衆という9割の人が犯した罪が
ホモサピの悪事のほぼ全て。
有害思想による悪事が、
ホモサピの悪事のほぼ全てなのだ。

ホモサピの大抵の個体は生まれが違えば、
黒人を動物だと思って、
狩り殺していただろうし、
1+1=3でも何でも信じる事が可能だ。

真と思うか、偽と思うかの判断は
感情が支配的であり、知性は補助でしかない。
どれだけ明確に間違っていようと、
感情にある程度、都合が良ければ、
ホモサピはそれを真と認識する。

感情の都合、それは周りの人が、
社会の構成員の大半が
肯定しているかどうかが大きい。
いじめは見て見ぬ振りされる物だろう。

ホモサピは周りの人が肯定していれば、
1+1=3でも何でも信じる事が可能だから、
感情に都合のいい、
間違った考え(有害思想)が広まり、
どんな地域、どんな時代でも必ず、
何かしらの都合の良い有害思想が
常識として、ほぼ全ての人に信仰されている。

社会を運営する重要な歯車の1つとして、
全ての社会は必ず、
有害思想が組み込まれているのだ。

ほぼ全ての差別思想や有害思想は、
過去に大衆が常識としていた事からも、
それはわかるだろう。

「現代は、人種差別も、性差別も、
障害者差別もなくなっているし、
差別はごく少数がする物で、
今は進歩的な社会」と思っている人が
大多数だろうが、有害思想は、
それが信仰されている時代や地域では、
「人を殴ってはいけない」くらい、
当たり前に感じるから
意識されていないだけで、
有害思想は今もある。

どの時代のどの地域でも、
過去の有害思想や別の地域の有害思想だけ、
有害思想であると認識できるから、
現在の自分が暮らすここだけが、
あらゆる有害な思想を駆逐した、
先進的な社会だと思い込む。

ただ、昔よりも有害思想による悪事が
減っている事は確かだ。
文明が進歩するにつれて、
加害自体が減少したし、
資源的に豊かになれば、他者を加害したり、
収奪したりする必要はなくなる。

だが、昔の様な露骨な加害でなくても、
特定の集団に大きな憎悪が向けられたり、
地味な嫌がらせや
地味な不平等がある事を我々は問題視する。

有害思想があるというのは、
不合理な人の区別や不適格な道徳律が
広く肯定されている事を言い、
その結果が小さな加害だろうが、
大きな加害だろうが、
有害思想はあると言える。

実際にされる加害や差別による実害が
どんなに小さくても、
障害者は須く死ぬべきと全国民が思ってたら、
有害思想があると言えるだろう?

有害思想の存在、
不合理な人の区別である差別と、
悪でない行為が悪とされる不適格な道徳律は、
ホモサピの社会において本質的であり、
ホモサピの社会である限りは、
なくす事は不可能だ。

有害思想の中で最も勢力が大きく、
長期間に渡って存続している物に一神教が、
キリスト教,イスラム教,ユダヤ教という
アブラハム宗教がある。

世界人口の半分強は
アブラハム宗教の信者であり、
この宗教が、様々な戦争や差別の原因に
なったとまでは言わないが、要因になった。

そして、中東の人や白人で無宗教が
多数派になる事など想像ができるか?
現代社会と呼べる時代になってから、
何十年も経っているが依然として、
アメリカでは宗教の力が強いし、
イスラム教国家は宗教組織その物だ。

有害思想がなくならない事は、
有害思想としての性質に
理由があるのではなく、
それが信仰である事に理由があり、
感情が主体の生物である限り、
感情に都合がいい事を信仰するし、
さして、その信仰に熱心でなくても、
わざわざ、疑ったり、考えるのは
めんどくさいのだから、受動的に信仰する。

文化人オタクは犯罪者予備軍であると
9割の人が思っているのを見れば、
9割の人はとりあえず、
それに同意するだろう。

大衆は信仰する内容について、
信仰する理由やその信仰が
正しいと思う理由を
聞かれても答えられないか、
何処かで聞いたてきとうな事を口走る。
受動的な信仰に過ぎないからだ。

何故、受動的な信仰をするのかと言えば、
その命題が正しいかを検証する事に
感情的な得がないから。
間違いであると認識する事が不快だから。
真か偽かなんてどうでもよく、
それが社会で真として扱われてるかどうかが、
社会で生きる者にとっての全てだから。

そもそも信仰がないと、
ホモサピの社会は運営が不可能だ。

チンパンジーとホモサピが違うのは、
社会的文化を持っているかであり、
社会的文化の核は、
社会を運営する為の形式は、社会形式であり、
社会形式の大半は信仰で、
社会形式は基本的に信仰だ。

信仰がなければ、社会形式はないに等しく、
社会形式がないなら、社会ではなくなり、
ダンバー数の人口に分裂して群れになるだけ。

理論の共有や議論で、損得勘定だけで、
合理性だけで、社会を運営するには、
ホモサピの知能はあまりに足りない。

社会の構成員の大半に、
新しい社会形式を理屈で納得させるのに
どれくらい手間がかかるか?
憲法の意義や立憲主義を
理解している日本人がどれだけいるか?

社会の意思を統一するのに、
感情の伝染が、信仰がどれだけ便利か?

ホモサピは信仰や有害思想を
社会から排除できない。

チンパンジーの群れは男系社会で、
1頭の統率者リーダーを持ち、
群れの頭数は20~100人だが、
チンパンジーが女系社会を作る事も、
10頭の統率者リーダーが群れを支配する事も、
1000匹の群れが生まれる事もない。
群れの性質は遺伝子によって、
狭義生態として、絶対的に支配されている。

これと同じで、認知革命を起こして、
非狭義生態を肥大化させて、
それを自由に変えて、色々な社会を創り、
発展させてきたホモサピだが、
それでも、有害思想や信仰を
排除した社会を全くと言っていい程、
創れなかったのは、
それがホモサピの狭義生態として、
遺伝子で固定されていたという事だ。


まとめ

用語
・生物の全ての行為→広義生態

・広義生態の中でも、遺伝子によって、
絶対的に定められた事→狭義生態

・群れに属する事が理由で起こる、
群れ全体で共通して起こる行為→社会的要素

・社会的要素の中でも、
人工的で狭義生態ではない→社会的文化

・社会的文化を持つ群れ→社会

・社会を持つ生物→知的生命体

・抽象や架空を認識し、
それで行動をする様になる、
脳の突然変異→認知革命

・社会的文化は社会形式、文化、学術、技術の
4つに分けられる

・社会形式は人間関係や社会その物に
大きく関係する形式であり、
その社会がどういう形式で、
どういう構造,仕組みなのか

・感情で事実の認識を歪める事を
自己欺瞞と言い、
自己欺瞞の社会形式を信仰と呼ぶ

・社会からの迫害や、不当な加害を恐れて、
複雑化した社会形式を防衛礼儀と呼ぶ

・社会からの迫害を恐れて、
構成員からの相対的な好感度を
高めようとする競争を社会性競争と呼ぶ

・信仰には有害思想があり、有害思想とは、
不合理な人の区別である差別と
不適切な道徳律。
つまるところ、悪でない事(者)を悪としたり、
悪である事を悪でないとする事

用語の包含図

画像



・社会的文化を持つのはホモサピだけ

・社会的文化は、非狭義生態を肥大化し、
他個体や他社会と子孫という
2次元空間で広がる。
広がる際に、生物の進化の様に、
その個体や社会で好ましくなる様に
最適化していく

・社会を持つ種はホモサピだけで、
社会を持っているから
ホモサピは5000年で月に行き、
社会を持ってない他のホモ属は
200万年間、大した変化はなかった

・認知革命によって、狭義生態である、
ダンバー数という群れの人数の上限が消えた

・ホモサピの悪事のほぼ全ては、
社会全体で有害思想によって行われた物で、
個人的な目的による個人的な犯罪は
ごく一部でしかない

・信仰や有害思想は狭義生態であり、
ホモサピは、それを排除した社会を創れない

・社会を持たない種は進化論的速度でしか
変化,発展しないが、社会を持つ種は
歴史論的速度で変化,発展する

・認知革命を起こす前は、
ホモサピと他のホモ属の知能に
大きな差は見られなかった

・ヒトは高度な技術を獲得する為ではなく、
性淘汰で感情や社会性が発達し、
それに付随して知性が発達した

・ホモサピの社会は信仰で、感情で運営され、
理論の共有や議論によって、
集団の意思を統一するのではなく、
感情の伝染で集団の意思を統一する

・社会からの迫害を恐れて、
構成員からの相対的な好感度を
高めようとする競争を社会性競争と呼ぶ

・社会性競争で、
社会性,理性,感情が発達する事に
付随して人の知性も発達した

・社会性競争による進化を自己家畜化と言い、
それは自身に対して行う品種改良、人為的進化

・知性の進化は性淘汰で起こったが、
その性淘汰は社会性競争に属する

・ホモサピの主体は感情で、
知性が発達した種というより、
感情が発達した種

・自己家畜化で幼形成熟ネテオニーが起こり、
様々な身体的特徴が発現する

続き「感情が発達した人類種はどんな精神で、どんな社会を創るか?」
https://note.com/urosetouya/n/nfcedf360846b

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コメント

1
ヤミフラシ
ヤミフラシ

脳が発達した事で感情も発達する訳ですから感情も知性の一つなんだと思いますね!

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ホモ・サピエンスとは何か?知的生命体とは何か?社会とは何か?|猫狐冬夜
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