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「とりあえず作る」がすべてを加速させる

このnoteは、【#日めくりLayerX】と題して発信するブログリレーの2025年5月2日の記事として投稿しています。前回はgeorgeさんの「セールスでも育休、当たり前。LayerXで柔軟に働きながら子育てを楽しむという選択」でした。ぜひ合わせてご覧ください!

こんにちは、バクラク勤怠でエンジニアをしているtiger/@ta1m1kamです。
2024年9月にLayerXに入社し、立ち上げ期のバクラク勤怠の開発に携わってきました。そんな私が、LayerXに入ってから強く実感しているのが、「とにかくプロダクト開発が爆速」だということです。このスピード感を間近で体感し、実践していく中で感じたのは、お客様の信頼を得られるだけでなく、あらゆる職種をブーストさせる力があるということです。

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バクラク勤怠メンバーの日報

動くものこそ正義

もちろん、新規機能の仕様を丁寧に詰めていく議論も重要です。ただ、大枠の方針が見えているのであれば、まず作ってみる、触ってもらうというアプローチも非常に有効だと感じています。

見えなかった課題が見える

動くものを作ってみると、机上では見えなかった本当の課題が一気にあぶり出される瞬間があります。

  • ユーザーがどこで迷うか

  • 実際の画面フローと組み込んだ際の違和感

  • 仕様の考慮漏れ

  • パフォーマンスでボトルネックになりそうな箇所

こういったリアルな課題は動かしてみない限りなかなか見えてこないものです。一見手戻りのリスクもありそうですがユーザー体験にこだわるバクラクのようなプロダクトでは、むしろこれが最短ルートだと感じています。

CPOのmosaさんの過去の発表スライドでもあるように「実装してみる」→「制約に気づく」→「仕様を見直す」など、実際に手を動かしたからこそ見えるズレや制限が、次の議論を生む。こうした小さなループを素早く回していくこと自体が、プロダクトを良くする本質的なのだと身を持って感じます。

高速に改善できる

バクラク事業部では、毎週金曜の夕方にレビュー会があります。ここで実装中の機能をデモし、チームからフィードバックをもらうのが恒例です。私はこのレビュー会に向けて、「毎週1個以上、動くものを持っていく」ことを自分の目標にしています。完璧な状態でなくても、未完成でも動く形にして見せることで、早い段階でフィードバックをもらい、改善サイクルをぐるぐる回すことができています。

LayerXのレビュー会についての詳細はこちら ↓

さらに、バクラク勤怠は社内のメンバーがそのままお客様でもあるため、超高速ドッグフーディングが可能です。リリース前の新機能を実際に社内で試してもらい、不具合だけでなく「体験としてどうか?」というフィードバックをもとに即改善。このスピード感が、プロダクトの磨き込みにもつながっています。

社内で革命を起こしたことを綴る記事

チームの士気上げ

営業の方に新しい"武器"を持たせることができる

たとえば、バクラク勤怠の機能について営業の方からこんな声をもらったことがあります。

「この機能があるおかげで、失注していた案件を再び動かせそうです」
「この新機能のおかげで、トライアル導入に進んでいただけました」

エンジニアのアウトプットが、そのまま営業の“武器”になる。これはLayerXでエンジニアとして働く中でも、特に嬉しい瞬間のひとつです。

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エンジニアがビズメンバーに武器を渡しているイラスト(ChatGPT)

他メンバーに良い意味でプレッシャーを与えることができる

動くものを最速で出すと、自然とチームの中に「いい緊張感」が生まれます。
「お、もうそこまでやってるのか」
「じゃあ自分もここまで仕上げておこう」
──そんな連鎖反応が、プロジェクト全体の推進力になると思います。

とくに、レビュー会などで他のエンジニアが作った良い体験のデモを見ると、「次は自分も何か出したいな」と思えてきます。これは決してネガティブな競争ではなく、「チーム全体で、もっと良いものを作ろう」っていう空気が生まれるきっかけとなるのです。
入社当初、私は周りのメンバーの実装が速すぎてめちゃくちゃ焦っていて毎日椅子が汗でびっしょりになっていた記憶があります。

実装速度だけで信頼が生まれる

プロダクトの完成度や機能の充実度も大切ですが、
それ以上に、「すぐに形になること」そのものが信頼に直結するのだと実感する場面がLayerXに入社してから多々ありました。

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お客様のありがたいお言葉

これはプロダクトではなく“チームの開発姿勢”への信頼だと思っています。つまり、実装速度はただの作業効率ではなく、信頼を勝ち取る武器。それが、LayerXというチームの強さのひとつだと強く感じています。

まとめ

「とりあえず作る」ことは 認識を揃えるための起点であり、見えていなかった課題を引き出すトリガーであり、議論を深め、チームの温度感を上げ、そして信頼を積み上げていける最強の行動です。
より速度をあげ、より良いものを作っていきたいと思います。

LayerXでは一緒に爆速開発してくれるメンバーを募集中です!


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「とりあえず作る」がすべてを加速させる|Tiger🐯
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