第79回日本選手権競輪

第79回日本選手権競輪

名古屋競輪場・GI
周長:400m みなし直線:58.8m
レース詳細
開催日		2025年4月29日（火・祝） - 5月4日（日・祝）
レース結果
	優勝	[9]　吉田拓矢	(茨城)
	2位	[3]　眞杉匠	(栃木)
	3位	[1]　古性優作	(大阪)
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第79回日本選手権競輪は、 2025年4月29日～5月4日まで、名古屋競輪場にて行われた競輪のGI競走である。優勝賞金は9,400万円（副賞込み）^[1]。

大阪・関西万博協賛 第79回日本選手権競輪の名称で開催された。

• 5月4日（日・祝）第11レース^[2][3][4]
• 誘導員…水谷良和（愛知）^[5]

・各項目について

着	番	選手名	齢	府県	期別	班	着差	上り	決ま り手	S/J H/B	個人 状況
1	9	よ 吉田拓矢	29	08茨 城	107	1		10.6	差し
2	3	まa眞杉匠	26	09栃 木	113	S	3/4身	10.8	捲り		事故入
3	1	こ 古性優作	34	27大 阪	100	S	1身1/2	11.0
3.5
4	6	あb阿部力也	37	04宮 城	100	1	3/4身	11.2
5	7	まb松井宏佑	32	14神奈川	113	1	3/4輪	10.5
6	2	し 新山響平	31	02青 森	107	S	3/4輪	11.5		JHB
7	4	あa浅井康太	40	24三 重	90	1	1/2身	10.9
8	5	い 岩本俊介	41	12千 葉	94	S	1身	10.6
9	8	す 菅田壱道	38	04宮 城	91	1	大差	-		S	落携入

・各項目について

2枠複	3=6   790円 (3)	ワイド	3=9   470円 (6) 1=9   240円 (1) 1=3   360円 (4)
2枠単	6-3   1,520円 (5)
2車複	3=9   1,130円 (5)	3連複	1=3=9   880円 (1)
2車単	9-3   1,860円 (6)	3連単	9-3-1   4,790円 (4)

決勝線前における菅田の落車について、 新山・菅田・眞杉が審議対象となったが失格とはならず、入線順通りで確定した^[6]（「2番選手の違反性のない外側への軽微な動き」「8番選手の違反性のない外側への動き」「3番選手の違反性のない内側への動き」により接触し発生したものという判断^[7]）。

この節の加筆が望まれています。

^[8][9]

• 名古屋でのGI開催は、松浦悠士が制覇した2020年の第63回オールスター競輪以来で、日本選手権単独としては村上義弘が制覇した2016年3月の第69回大会以来9年ぶり5回目（次回は平塚で開催される）。

• 本年は2025年日本国際博覧会（大阪・関西万博）協賛レースとなった^[10]。

• 今開催も賞金が前年に続き拡充され、優勝賞金も前回より500万円増額され過去最高の9,400万円（副賞含み）^[11]となった。

• 今大会のキャッチフレーズは、「名古屋で待っていま～す！」。ポスターには、今回のイメージキャラクターの松井珠理奈が掲載されている。

• 今大会の公式イメージキャラクターはタレントで春日井市出身の松井珠理奈が務めた^[12]。松井は、最終日の5月4日に来場してトークショーと表彰式での花束プレゼンターを行った。

• 大会アンバサダーには元ガールズケイリン選手で一宮市出身の猪子真実と名古屋のアイドルグループのプリンセス物語が担当^[13]。

• 今回も多くのイベント・ファンサービスが組まれていた。特に、5日目・最終日の3日・4日には競輪場に隣接する中村公園の東園特設ステージを使いイベントが行われた。

• 初日の開会式での敢闘宣言は、地元・愛知の藤井侑吾（一次予選敗退）が行った^[14]。

• 最終日の優勝者インタビューは、元選手の山口幸二が務めた。

• シリーズ全体の売上目標は150億円^[15]であったが、シリーズ6日間全体の総売上は前年比8.4％増の165億4267万3200円^[16]で、目標額を大幅に上回った。なお、各日ごとの入場者数と売上額は、初日入場7,163人・売上23億6281万5200円^[17]、2日目入場3,899人・売上21億447万3600円^[18]、3日目入場4,076人・売上29億2502万3200円^[19]、4日目入場2,443人・売上25億1114万8800円^[20]、5日目入場11,937人・売上28億2435万2600円^[21]、最終日入場14,282人^{[注 1]}・売上38億1485万9800円^[22]。なお、決勝戦の売上は16億8387万8900円だった。

• 今回の売上額は、競輪の1開催として2010年3月の第63回日本選手権競輪（松戸）以来15年ぶりに165億円を突破。同時に、2016年度よりゴールデンウィークの開催に移行してから最多の売上額となった。

• 地上波の決勝戦中継は、最終日の16:00 - 16:55に「坂上忍の勝たせてあげたいTV 第79回日本選手権競輪（GI）決勝戦」《日本テレビ系列全国ネット・TVerでも同時&見逃し配信を実施》を放送^[23]。なお、今回から進行が愛知県出身の後藤楽々に変更された。ゲストは武井壮と栗原恵、名古屋現地からの解説は中野浩一、実況は橋本悠督。また、今回はワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップがスケジュールの都合で1週遅くなった影響で、2019年の第73回大会^{[注 2]}以来の16:00 - 16:55の枠で放送された。この関係で、決勝戦の発走時間も6年ぶりに16:30とされた。さらに、翌日未明の『Going!^{[注 3]}』でもダイジェスト放映された。

• 3月4日に、出場選手（正選手162名・補欠8名）が決定となった^[24][25]。

• パリ五輪優先で欠場した前年と異なり、今回はナショナルチームの選手も出場した。

• S級S班の9選手は全選手が出場した。なお、脇本雄太は3日目、清水裕友（押上失格）は4日目の二次予選で、郡司浩平・平原康多・犬伏湧也は5日目の準決勝でそれぞれ敗退となった。

• 今開催では、最年少出場は纐纈洸翔（22歳）、最年長出場は山口富生（55歳）。

• 今開催では小倉竜二が選考順位第58位で選出され^[24]、初日第5レースに出走（2着）。これにより連続28回出場となり、自身が持つ大会連続出場記録を更新した^{[注 4]}。

• 今開催では、荒井崇博が日本選手権競輪連続25回出場を、東口善朋が同連続20回出場を、それぞれ果たし開会式において表彰式が行われ、記念品が贈呈された^{[26][注 4]}。

• 日本選手権競輪で優勝すればグランドスラムとなる山崎芳仁^[27]は出場したが、5日目の準決勝9着で敗退した。

• 今回がGI初優出となったのは、阿部力也^[28]。

• 前年大会の決勝戦にも出場していたのは、古性優作と岩本俊介と吉田拓矢の3人。また、古性は4年連続での日本選手権競輪の決勝戦進出となった。

• 決勝戦は、4年連続で近畿の選手が1番車となった^{[注 5]}。

• 決勝戦のファンファーレは、名古屋フィルハーモニー交響楽団演奏によるGI決勝戦用の生演奏となった^{[注 6]}（通常名古屋競輪場では、独自のファンファーレを流し今大会でも決勝戦以外は独自のものだが、ここでは佐藤直紀作曲の通常特別競輪用の曲）。

• 吉田拓矢が大会初優勝。茨城勢のダービー制覇は、坂巻正巳（1991年・第44回 一宮・廃止）、武田豊樹（2009年・第62回 岸和田）に続いて16年ぶり3人目。

• 関東勢の日本選手権競輪連覇は、1976年の第29回大会（千葉）の新井正昭・1977年の第30回大会（一宮）の小池和博（いずれも埼玉）以来48年ぶり^{[注 7]}。

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