
2日、ニューヨークの国連本部で自作の壁画を紹介するオノ・ヨーコさん(共同)
【ニューヨーク2日共同】自閉症で苦しむ人たちを支援しようと故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさん(76)が制作した「壁画」が2日、ニューヨークの国連本部で公開された。2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」で、作品を啓発のシンボルに支援の輪を広げるのが狙い。
オノさんは公開に立ち会い、兄(10)が自閉症で苦しんでいる少年(5)と一緒に「障害に苦しむ人たちへの理解と治療法発見に向け支援を」と訴えた。
作品は「約束」と名付けられ、高さ約2・1メートルの壁面にジグソーパズルのようにアクリル製の破片67が組み合わせられ、青空の模様にデザインされている。ただし2つの破片が抜かれ、治療法が見つかっていない現状を象徴させている。国連によると、世界で6700万人が自閉症で苦しんでいるという。
破片はインターネット競売にかけられ、売上金は支援団体に寄付される。競売開始価格は1片当たり1000ドル(約9万9000円)。
自閉症は先天的な脳の機能障害とされ、発達障害の一つ。コミュニケーションを取るのが困難、同じ行動を繰り返すなどの特徴がある。