イスラエルのガザ地区支援物資の搬入停止2か月 赤十字国際委員会「完全崩壊の危機に直面している」人道支援に警告
イスラエルがパレスチナ自治区ガザ地区への支援物資の搬入を停止してから2か月となる中、赤十字国際委員会は2日、ガザ地区の人道支援が「完全崩壊の危機に直面している」と警告しています。
イスラエルは、イスラム組織ハマスに人質の解放を迫るため、3月2日以降、ガザ地区への医薬品や燃料、食料などの供給を阻止しています。赤十字国際委員会は2日、人道支援が「完全崩壊の危機に直面している」と警告しました。国連も今週、ガザ地区の子どもたちの急性栄養失調が深刻化していると指摘しています。
また、WHO=世界保健機関で危機対応部門を統括するライアン氏は1日、国際社会が十分な支援ができていない現状について、「私たちはガザ地区の子どもたちの身体と心を破壊している」としたうえで、栄養失調が免疫力の崩壊を引き起こしていて、女性と子どもに肺炎や髄膜炎が増加する可能性があると警告しました。
地元紙はイスラエル当局の話として、今週中に支援物資の搬入を再開することを検討していて、ハマスが配給に関与できない方法を検討するとしていますが、実現は難しいのではないかとの声も上がっています。