救急車、自転車と接触事故 別の車が向かうも到着4分遅れ 心肺停止だった患者は病院で死亡 広島
府中町消防本部は28日、消防本部の救急車が町内の交差点で自転車と接触し、自転車の男性(85)が擦り傷を負う事故があったと発表した。 【地図で見る一覧】子どもの交通事故マップ 消防本部によると、27日午後5時25分ごろ、心肺停止状態の男性(86)の救急搬送要請を受けた救急車が、同町浜田2丁目の交差点へ赤信号で進入した際、左から来た自転車と接触した。救急車の救急隊はそのまま、自転車の男性を救護した。 救急搬送の要請先には別の消防車と救急車が向かい、男性を広島市内の病院に搬送したが、死亡が確認された。救急車の到着遅れは約4分とみており、「死亡と到着遅れの因果関係は調査中」としている。
中国新聞社