【日本選手権競輪・決勝】奇跡的な走りで準決突破 浅井康太「脚力はみんなの方がある。でもそこは経験と気持ちでカバーする」
2025年5月3日 20時04分
◇3日 日本選手権5日目(G1・名古屋競輪)中部勢TODAY
準決10R、浅井康太(40・三重)は絶体絶命の最終ホーム9番手だった。前を任せた皿屋は2角から仕掛けてまくって行ったが、追走を続けたところで3着以内に間に合うわけがない。進路判断は迷うことなくイチかバチかで内。3角では武藤と松本の狭まった隙間で詰まりかけるなど危険なシーンもあったが、誰かが必ず膨らむ4角は前が開くと信じて進むとその通りとなり、鮮やかに伸びてみせた。価値ある3着。勝者ではないのに、奇跡的な走りを目撃したファンから声援を浴びた。「3角でハウスした。あそこで勝負しないと8、9着だったでしょう。しっかり突っ込めての3着。踏めていますね」。激しく破損した右手のグローブが激戦を物語る。小指には血がにじむ、ばんそうこうが巻かれていた。
決勝は中部1人のため単騎戦。4日目のゴールデンレーサー賞も単騎で戦い2着と結果を残してきた。ただ、相手は30歳前後の競輪界を代表する自力選手ばかり。おまけにみんな最高の仕上がりを見せている。40歳が力だけで通用するほど甘くはないことは認識する。「相手は格上。脚力はみんなの方がある。でもそこは経験と気持ちでカバーする」。さえ渡る勝負勘。決勝も自分を信じてチャンスをつかみにいく。
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