青森県初の公立夜間中学 2年後の開校目指す 検討委が意見書

義務教育を十分に受けられなかった人などが学ぶ公立の「夜間中学」について、県の検討委員会が2年後の開校を目指すことなどを提言する意見書を県に提出しました。

公立の「夜間中学」は平日の夜間に授業を受けてすべての課程を修了すれば中学の卒業資格が得られる学校で、国は各都道府県に対し少なくとも1校を設置するよう求めています。

これを受けて教育関係者で作る県の検討委員会が県内初の設置に向けて去年8月から議論を進め、27日、意見書を風張知子教育長に提出しました。

この中で検討委員会は、青森市内に設置して再来年4月の開校を目指すことや、世代や国籍を問わず個性や価値観を尊重する学校とすることなどを提言しています。

県によりますと「夜間中学」は去年10月の時点で32の都道府県に53校が設置され、戦後の混乱期に義務教育を受けられなかった人や、不登校だった人、それに母国で十分な教育を受けられなかった外国籍の人などが対象となっています。

県は意見書を参考に設置主体の検討や通学対象者の調査などを進めることにしています。

座長を務める弘前大学大学院の三戸延聖教授は「誰でもいつでも学ぶことができ公立なので費用もかからない。学び直したい人の希望になることを期待したい」と話していました。

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