一方で、ズルをしようと割り込む人の場合、注意してトラブルになればかなりの労力と時間を浪費します。実際には割り込みによって延びた待ち時間のほうが短かったりするので、腹は立つでしょうが、そのままスルーするのも、ある意味正解です。

なかにはボソッと独り言のように文句を言う人もいるでしょうが、悪意を持つ人が自主的に列から外れることはまずないし、スルーされるだけなのでムダです。

そもそも、自分以外が割り込みに気づいていないなら、他の人は「損をしている」とは思っていません。なので、へたに注意をすると正義感ではなく、単なる自己満足になりかねない。なので、このように言ったほうがいいと思います。

「あなたが入ると自分の番が遅くなるので、最後尾に並び直すか、あなたの前に入れてください」

ポイントは、実質的には同じ結果だけど「相手に選択肢がある」という状況にすることです。

たいていの場合、割り込みをする人は、多少の罪悪感を持っています。だから、「この人を前に入れることで割り込みに文句を言われなくなるなら、そのほうが得だな」と、考えたりするものです。

◆友人が合流するパターンのときは…

あと、先に並んでいた人に友人が合流するというパターンもありますよね。そのときもこの手法は効果的です。友人が後から割り込んでくるのは「一緒に行動をしたい」という思惑があるからです。離れて並んだり全員で並び直したりするのは避けたいので、「それなら、この人を前に入れちゃったほうがいいよね」となります。