「心の糧」は、以前ラジオで放送した内容を、朗読を聞きながら文章でお読み頂けるコーナーです。

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坪井木の実さんの朗読で今日のお話が(約5分間)お聞きになれます。

勉強

ハヤット 神父

今日の心の糧イメージ

 世界中どこでも、赤ん坊は皆同じように笑い、同じように泣きます。もちろん、少し大きくなり、話し始める頃には、それぞれの国民としての特徴がはっきり表れてきます。それぞれの国の子供たちはその国の服装を身につけ、その土地のものを食べ、その国の言葉で話します。

 しかし、それでも、彼らには共通点があります。その一つは飽きることのない好奇心です。

 どの国の子供も質問するのが好きで、何でも知りたがります。

なぜ太陽は東から昇るの?空の星はいくつあるの?私はどこから来たの?などと聞きます。子供は何にでも興味を持ち、尋ねるのを恥ずかしがったりはしません。しかし、歳をとるにつれて、なぜ?と理由を聞かずに、何でもあるがままに受け入れるようになります。生涯を通じて子供のような好奇心を持ち続ける人は、ごくわずかなのです。

 こうした子供の一面を残している大人が、最もよく勉強した人であるのは面白いことです。科学者や、哲学者など、いわゆる学者と言われる人たちが豊富な知識の持ち主であるのは、質問し続け、答えを求め続けたからに過ぎません。子供と同じように、何にでも興味を持ち、物事がなぜそうなるのかを知ろうと、好奇心を燃やします。その好奇心によって、彼らの学識は広くなるのです。

 誰でも学者になれるわけではありません。また、大人が子供のように多くの質問をするのはおかしいかもしれません。しかし、健全な好奇心を持ち、熱心に新しいことを学び、周囲の世界に対する知識や理解を深めることは、誰にとっても有益です。

特に、自分自身の生命に興味を持つようにしたいものです。

 なぜ、私は生まれたのか? どこへ行くのだろう? どうすればそこへ行けるのだろうか? と。

 

 2016年6月「心の糧」より再掲