電ホビ独占インタビュー!「けもプラ」の最新仕様をアオシマが2025年5月の静岡ホビーショーにて公開予定!その先出し情報と「DNAに響くケモ度とは何か」を企画チームが熱く語る!
ユーザーごとに異なる「理想のケモ度」を具現化して遊べるようにしたい
――普遍的な存在としての“ケモノ”というのはよく分かりましたが、では、実際にプラモデルでどのように表現するか、現在発表されている仕様には、どうやってたどり着いたのでしょうか。
金田:まず、商品コンセプトとして一番最初に決めていたのは、「組み合わせて遊べるもの、組み換え遊びができるものにしよう」なんです。自社IPですので、オプションパーツをはじめ、色々な展開がしやすくなる。ならば、「ケモノの度合い」で組み換えできるものはどうか?というのが、スタート地点の発想です。その上で、好みのケモ度を再現して愛でることで、幸せの世界線をみんなで共有したい、という思いがありました。やっぱりコアでディープな題材ですから、人それぞれに想い描く理想が違うんです。
金田:例えば、「全身モフモフのケモノが好きです」から「私はケモ耳だけの女の子が好みです」まで、趣味趣向の幅って、すごく広いですよね。ならば、そこをプラモデルで自由に組み替えて楽しんでもらえばいいじゃないか、自分の中で思い描く「理想のケモ度」を再現して自由に遊べるようになれば最高じゃないか!と。ここがコンセプトの核心です。企画を立てる上でも、そういう遊び方を前提にするといろいろ考えやすくなりますし、商品としてもすごくマッチするんです。
金田:ケモ度の低中高を自由に組み合わせて遊べる美少女プラモデル——「けもプラ」を思いついた瞬間に、社内承認を取る前にプレゼン資料だけ作って提出し、ワンフェス(※)で1枚でいいから看板を置かせてくれと会社に頼み込みました。「これは絶対にイケる」という確信があったので、とにかく「『けもプラ』をやります」という宣言を世に出したかった。でも、普通の会社は、こんなこと許してくれないですよね(笑)。
(※) 2024年2月に開催された「ワンダーフェスティバル2024[冬]」のアオシマブースで、「けもプラ」開発の第一報を掲出。1枚のパネルのみの展示だったが、大きな反響を呼び話題となった。
金田:2023年のコロナ禍明けくらいから、アフターコロナで巣ごもり需要も落ち着いていく状況で、社内では新規事業IPの重要性も感じられるようになってきて。そんな中自分がコロナにかかった時に仕事に悩みつつ「ホビーとしての癒し」を求めた結果、年末にふと思いついたのが本企画でした。ただこれは誰しもが思いつくものであろうという気もしたので、「元祖」、「パイオニア」となるべく先手を打った形です。
金田:そういう背景があって一枚看板を出して、そこから試算や開発がはじまりました。なので、実際に動き出すまでに少し時間がかかってしまって、期待してくださっているみなさんにはお待たせする形になってしまいました、すみません。
愛されている題材だからこそアオシマの考えを丁寧に伝えたい
――今回は完全新規立ち上げのシリーズですが、SNSでの発信や動画を拝見して、かなり丁寧に“ケモノ”についてフォローされているのが印象的です。ここまで丁寧にプロモーションをやろうと決めた理由を教えてください。
岩間:金田が「けもプラをやります!」と言って社内でプレゼンをはじめたとき、私は“ケモノ”が好きで知識もある程度あったので「めちゃくちゃかわいい! 欲しい!」って思ったんですが、“ケモノ”について詳しくない、知らない社員には伝わらないんですよね。「“ケモノ”って何?」って反応が返ってくる。
岩間:『猫の恩返し』のバロンや、アニメの『名探偵ホームズ』に登場するハドソン夫人……みたいな、具体的な作品やキャラクターの名前を聞いてピンとくる人もいたんですが、やはり知らない人には「何それ?」状態で、よさが伝わらない。ですから、SNSで発信していくときは「わかってる人向け」だけではダメだ、と。今回の「けもプラ」は、“ほぼ人間でケモ耳と尻尾があるだけ”みたいな軽いところから、“完全な獣人”までカバーできる幅広さがコンセプトなので、プロモーションも全て網羅しなければなりません。ですので、「そもそも“ケモノ”ってこういう感じだよ」という入り口から丁寧に説明したかったんです。
岩間:あと、“ケモノ”が好きな人たちの中でも、“ケモノ”の度合いや、言葉の定義とかが人によって微妙に違う場合があるんですよね。知らない人からは全部同じに見えるかもしれないけれど、好きな人たちの中ではそれぞれに、「これは好きだけど、あれはちがう」「○○といったらコレじゃないの?」みたいな、線引きがちゃんとある。最初に「ケモ度:低・中・高」みたいなイメージで発信した時は、「耳と尻尾だけで“ケモノ”に入れるの?」という指摘もありました。
ですのでそういった引っかかりを極力なくせるように、プロモーションで「アオシマとしてはこのような考えで作っています」、「あくまでも『けもプラ』での定義ですよ」というのを、丁寧に発信していきたいと思っています。
(C)かわらげ
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