中国、台湾周辺で軍事演習開始
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【4月1日 AFP】中国軍は1日、台湾周辺で陸海空軍とロケット軍による演習を開始したと発表した。台湾独立勢力に「厳しい警告と強力な抑止力」を示すのが目的としている。
人民解放軍東部戦区の施毅報道官(上級大佐)は、演習について「海空戦闘準備パトロール、統合制権奪取、対海・対陸打撃、要害地点・海上交通路の封鎖」に重点を置いていると説明。中国軍部隊は「複数の方向から台湾島に接近している」とし、演習は「中国の主権と国家の一体性を維持するための正当かつ必要な行動」だと述べた。
今回の演習は、中国が今年2月、台湾の約40カイリ(約74キロ)南の海域で「実弾」演習区域を設定したと台湾が主張した際の演習
以来、最大の規模となる。
台湾軍は、「監視、警戒、適切な対応」に向け部隊を派遣した。(c)AFP