読者の皆さん、こんばんは。

 

ゴールデンウイークは、地頭論を書きまくったると息巻いていましたが、4/29から数えてすでに3日経過してしまいました。

 

今日はこのテーマで記事を書いてみようと思います。

 

私がアメブロで地頭論を書き始めた2023年~2024年は、私が地頭論を提唱すると、それに呼応する形(?)で、何名かのブロガーさんが、地頭か環境か?地頭か育て方か?といった「地頭環境論争」を展開されていました。

 

これについては賛成の方も反対の方もいらっしゃると思いますが、いきなり私の意見を本音100%で申しますとこうなります。

 

勉強できるかどうかは環境だとか育て方だなどと甘いこと抜かしていられるのは、本当にできない子がどういうものか知らないからである

 

特に、幼児教育、絵本の読み聞かせ、親の育て方次第でかしこい子に育つかどうかが決まるというのは、それらを展開することによって利益を得られる人間が創り上げてきたカルト宗教といって差し支えない

(注)ここでいう「利益」とは、金銭的なものだけでなく、ブログやセミナーなどで自らの子育ての素晴らしさを力説し、格下ママたちから賞賛を得ることによって気持ち良くなるといった自己承認欲求充足行為も含みます。

 


さすがに地頭がすべてだとか育て方は一切関係ないとまでは思っていないけれど、某ママとその信者たちが築き上げてきた「宗教」の洗脳を解くには、このくらいの発言は許されるものと思っています笑

 

 

先日、私の地頭論をリブログしていただいた方で、興味深い記事がありました。

記事を引用することについてご快諾いただきましたので、紹介させていただきます。

 

記事を書かれたのは、はにぃさんという方で、この春、ブログの主人公である息子さんが灘中に合格されています。

 

地頭論 | 灘に行けたよ! 馬渕教室2025

 

この息子さんは下のお子さんです。

 

しかし、ブログに登場していない上のお子さんは、お勉強が苦手だったそうです。

 

以下、はにぃさんのブログから表現を抜粋

 

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できない子の親は、なにを言ってもだめなんですよ。

ほんとはものすごく教育熱心で、こどものことを大切に思ってあれこれしてきてても、こどもがお勉強できなかったら、その努力の過程を知らない人からしたら、まるでだめ親みたいに思われる。

わたしも、過去にうーたんパパさんとおなじことで苦しんでいました。

息子くんには上の子がいてます。

お勉強、苦手だったんです。

勉強できる子のママは優秀、みたいな風潮がある中学受験活発界隈にいると、親はほんとに苦しいです。

 

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上の子と下の子、中学校の偏差値が30はちがうわたしは、育て方が上手なのか、下手なのか。

おなじように育ててるつもりです。

どちらかといえば、上の子は3歳から幼児教室にいかせたりしてたので、お金はかかってます。

それに、一人っ子の期間も長かったし、それこそ本を読んだり、めちゃくちゃこどもに向き合ってました。

ブログの息子くんにそういうことをしなかったのは、おはなしができるようになるのがおそくて、幼稚園でものすごいマイペースぶりを見せつけてくるので、お勉強よりだいじなことがある、集団行動を学んでくれ! という思いだったからで、お勉強じゃない習いごとばかりに通わせてました。

まあ、年齢差もあって、お金をかけた上の子のお勉強ぶりも見えたあとだったので、幼児教室なんかクソだなという気持ちもありました(お口が悪くてすみません)。

 

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(勉強が苦手だった上のお子さんについて)

ほんとは、そんなこと(習い事)は受験をきっかけにやめて、お勉強しっかりして医者になったり弁護士になったりみたいな、そっち系人生をおくってくれたら、ってひそかに思ってました。

でも、行かせてた個別指導の塾の先生に、あなたのこどもはかしこくない、って、4年の後半にいわれたんです。

は? と思ったけど、自分はずっといろんなこどもを教えてきてるからわかる、と

だから、難しいところ目指してがんばっても無駄やし、誰も行きたがってない学校なら行けるから、習いごとやめんときや、って。半年くらい見てもらったあとだったのかな。

 

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このブログの息子くん(下のお子さん、灘中にいった子)は、お勉強への適性があっただけです。

適性があるのを灘にいけるまで伸ばしてくれたのは馬渕教室だし、馬渕教室の先生がいうとおりにまじめに努力したのは息子くんです。わたしは、勉強を教えたことなんて一度もなくて、ただのプリント整理おばさんでした。

ブログの息子くんは、馬渕教室なしで、地頭だけで灘に行けるほどの天才ではありませんが、先生に教わったことはその場で身につけ、習っていないことにも果敢に挑む程度にはかしこいです。

(中略)

お子さんがお勉強ができなくても、それは、育て方のせいではありません。手塩にかけたお子さんがお勉強できるとしても、たぶんほっといてもできる子だったと思います。

それでも、かしこいお子さんしかいない人が、わが家の育て方がよかった、と言うのを否定する気はないです。

だけど、世の中にはお勉強ができない子もいて、その子は努力が足りないわけでも、親が育て方を間違えたわけでもない、って知ってもらえたらうれしいです。

お勉強への適性は、たぶん生まれたときから決まってます。

 

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夫は、上の子がかしこくない、と塾にいわれたときだけ奮起して、1か月ほど熱心に勉強をみたあと、さじを投げてからの無関心。これはかしこないわ、といって、(中略)

とはいっても、わたしまでさじを投げてる場合じゃないので、誰も行きたがってないなりに、こどもにとって最善の学校には行かせたいので、学校探しはがんばりました。

 

上の子のための中学を探しているとき、ぜんぶの学校におなじ質問をしていました。

入学後、お勉強についていけない、となったら、どうなりますか?

 

お勉強がついていけなかったら、という質問に対して、再テスト、個別呼び出し、指名者補習といった対応をするから心配はいらないですよ、と言ってくれた学校はたくさんありましたが、やめときました。

 

わたしの学校選びの基準は、お勉強ができなくても、朝起きて、学校に早く行きたいとこどもが思える学校を探す、ということだったからです。

いろんな学校がありました。

あるキリスト教系の学校は、お勉強ができないからといって、気に病むことはありません。人はかならず神さまから才能をもらっています。その子がお勉強の才能をもっていないのなら、神さまからもらったべつの自分の才能を生かしたらいいだけの話です。

とまで言ってくれました。

 

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あなたのこどもはかしこくないです、と言ってきた塾の先生、言われたときはすごくビックリしたけど、いまとなっては感謝しかないです。

その先生が言ってた言葉を書いておこう。

 

こどもが勉強できないのって、苦しいですよね。

ご両親ともにお医者さんでも、できない子はできないんです。

あなたのこどもは、精神年齢が中学受験向きではない。

そこまでやらせなくても、誰も行きたがってない学校ならいけるから、習いごとはやめてはいけない。

ほんまにいろいろ言われました。まだまだ思い出せるぞ。

 

ちょっと背伸びして、勉強をさせる中学に行くよりは、誰も行きたがってない学校の指定校推薦をとるほうが、大学の進学先としては結果が良くなる。

 

誰も行きたがってない学校ってどこやねん! てなったし、そんな学校目指して中学受験する意味あるんか、と思って、そんな誰も行きたがってない学校にしかいけないなら、高校受験にします、と言いました。

 

それに対しては、あなたのこどもこそ中学受験をするべきだ。

いま中学受験で入れる誰も行きたがってない学校も、あなたのこどもだと高校からは入れない。

 

中学受験には、英語がない。

高校受験には英語が必須。

いまのうちに入れておくべきだ。

 

いろんなことを言われて、どうにか行きたい学校を見つけて中学受験をしたけど、ほんとに中学受験して、大正解でした。

 

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途中で上の子が、下の息子くんは勉強がよくできる、と塾で話したみたいで、上の子の塾の先生に、下の息子さん、お勉強得意らしいですねと言われました。

そのとき、その先生に、どんなくらいまでカシコでいけたら、ほんまに賢かってんな、てなりますかって聞いたんです。

 

そしたら、5年生をカシコで終えたら、賢かったってなります、って言われました。

そのころはまだうーたんパパさんを知らなかったけど、いま思えばうーたんパパさんとその先生は同じ意見をお持ちやわー。

 

上の子にも、数学にだけ、地頭アップデートも起きましたよ。アップデートは起きても、校内順位と評定が上がったくらいで、世間一般とくらべて賢くはならなかったですけどね。でも、上の子、お勉強は苦手ですが、性格は最高によいです。

 

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お勉強ができないお子さんがいる仲間には、こどもが勉強できないときに、自分の育て方のせいだと悩まないでほしいんです。お勉強苦手な子しかいないときは、なかなかそう思えないかと思って、声を上げたいなと思いました。

上の子の中学でも、下の子はそこだけど、上の子は最難関とか、何人もいてはりましたよ

(中略)

とりあえず、こどもができないときに、できる子にくらべて努力が足りないからだと思うのは、親子ともにイバラの道すぎるので、ちょっとうーたんパパさんの地頭論に親しんでみてほしいと思います。

お勉強に適性があったら、ほんとにただ息をするようにあたらしく習ったことを理解してきます。

適性がなかったら、そんな人に出会ったことがないみなさんは、想像ができないレベルで苦労します。

勉強ができないとしても、こどもも好きでそんな風に生まれてきたわけじゃないから悪くないし、親もわざと勉強できないように育てたわけじゃないから悪くない。

勉強が向いてない子だからって、あきらめてなんにもしないのもちがうとは思っていて、その子なりに目標を定めてがんばることは大切だと思います。

 

でも、幼少期になにかをしたことでこの違いが生まれるわけじゃないんです。

このブログの息子くんなんて、上の子の用事につきあって、その場でじっと静かに何時間も待つために、ちいさい頃からiPad、ニンテンドーDS、Switchと買い与えてきて、何時間も好きにゲームをさせている状態だったので、絵本の読み聞かせってなんだい? な幼少期を過ごしました。

 

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わたしがブログをはじめたのは、大好きな馬渕教室での中学受験の思い出を残したいのはもちろんだけど、本当のところは、うーたんパパさんの地頭論の証拠になりたいなと思ったからです。

 

お勉強ができないこどもの親ってほんとに苦しいので、同じ道を通った者として、仲間のみんなには、自分のせいだと苦しまないで! って言いたかったんです。

 

中学受験でそこまですり減る必要もないです。

偏差値表の下の方にだって、すてきな学校はある。

上の子の通った学校、ほんとによかったです。

 

このブログ、灘に行きたいこどもをお持ちの親御さんも読んでくれてるかなと思うので、そんなカシコのお子さんだけを持つ親御さんにも、お勉強できへん子の家庭環境がめちゃくちゃとか、親もあたまわるいとか、育て方知らんのちゃうかとか、思わないでもらえたらいいなあと思ってます。

 

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(引用ここまで)

 

私は読んでみて、色んな場面が心に刺さりましたが、特に印象的だったのが上のお子さんが通われていた塾の先生の言葉です。

 

あなたのこどもはかしこくないという言葉(※元記事からそのまま引用)は一見すると冷酷なようですが、この塾の先生は生徒さんの本当の幸せを思って言った言葉なんだと思います。

 

そして、塾の先生が素晴らしかっただけでなく、お母様(つまり はにぃさん)が塾の先生の言葉を本当の意味で理解し、我が子に合った道を拓いてあげたということ。

 

これこそ、私が、中学受験を考える親御さんに伝えたい親の姿なんです。

 

はにぃさんの元記事、かなりの長文ですが、実際に勉強適性が大きく分かれた二人のお子さんを持って感じたことを、飾らずありのまま記されています。

 

地頭論 | 灘に行けたよ! 馬渕教室2025

 

中学受験で悩んでいる親御さんは、是非読んでみてください。

きっと心に残ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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    地頭だけでなくスポーツ、芸術、はたまた営業でも全てにおいて適性は必ずあると思う。が、こういう栄養療法を取り入れたらどれくらい変わるのかも興味深い。『中学受験するなら、塾に行く前に栄養状態を改善させるのが効率的』中学受験するなら、塾に行く前に栄養状態を改善させるのが効率的小児科で、BUN、フェリチン測定。健康保険ではなく、自費で頼むと採血してもらいやすい。BUN11点…ameblo.jp

    reinita

    2025-05-01 07:52:07

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