日米関税交渉、6月合意「そうなればいい」と赤沢氏 130分協議

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ワシントン=田中奏子 榊原謙
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 トランプ米政権による関税措置をめぐる日米の閣僚級の協議が1日午後(日本時間2日朝)、米ワシントンで開かれた。日本からは赤沢亮正経済再生相が出席して、米側に関税措置は「遺憾」だと伝え、見直しを改めて要請した。両国は今月中旬以降に閣僚級で集中的に協議することで一致した。

 協議後に会見した赤沢氏は、記者団から今後の見通しについて「6月の首脳間での合意が念頭にあるのか」と問われ、「そういう段階に入れればいいなと思っている」と述べた。

 赤沢氏によると、①両国間の貿易の拡大②非関税措置③経済安全保障上の協力などについて、具体的に議論したという。協議は2時間10分にわたり、「非常に突っ込んだ話ができた」と述べた。

 この日の協議を踏まえ、両国は2日から事務方レベルでの議論を始める。その後、今月中旬以降に、再び閣僚級で集中的な協議に移るという。赤沢氏は今後の閣僚級の議論について「首脳に(協議結果を)上げるにあたり、議論し尽くしていないところや漏れがないか、根を詰めてやる時期がある」と説明した。

 赤沢氏は、米側が問題視する…

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この記事を書いた人
榊原謙
アメリカ総局|米国経済担当
専門・関心分野
米国経済、世界経済
  • commentatorHeader
    佐橋亮
    (東京大学東洋文化研究所教授)
    2025年5月2日11時19分 投稿
    【視点】

    赤沢大臣が主導する今の交渉は、たしかに関税や貿易慣行に関する議論に小さくまとめ、早めの取引を狙うことが得策だとは思います。トランプ政権も強がりを言っても、日本とまず成果を出した、ということは言いたいのでしょう。 ただ、10%の相互関税など

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