大滝 洸 大滝 洸
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「ノンバイナリー」という言葉、私が改名するとき考えたこと

どうも。Hikaruです

「ノンバイナリー」という言葉、ネット上で見聞きしていたのですが、意味を知らないままスルーしていました

セクシュアルティーを表す言葉が ここ5年で物凄く増えましたよね。もう何がなんだか、ついていけませんよ。。。

これだけセクシュアリティーがカテゴライズされていく背景には それだけ多くの人が関心を持って、相手のことを理解しようと互いに手を取り合い、また自分自身を見つめ直してみるという意識の高まりがあるんだろうな、と

たくさんカテゴライズされていくと、そこに分断が生まれて 喧嘩したりしないかと思うことがあります。男女二元の考え方も男女を分けた結果、差異の他に格差が生まれました。それでも、一人ぼっちで悩んでいる人がいて、自分を表す言葉を見つけてホッとする。言葉を知ることでその人を知ることができる。プラスなことも沢山ありますよね。しばらくこの流れが続くのではないかなと思います

ノンバイナリーの意味、トランスジェンダーとの違い

先日 宇多田ヒカルさんが 自身がノンバイナリーであることをカミングアウトされましたよね。宇多田ヒカルさんのファンでしたので、ここにきてようやく調べました

ノンバイナリー : 自分のことを女とも男とも位置付けていない人のこと。性自認と性表現を、女か男かの2択(男女二元論)で分類しない

一体どれが正確な意味か分かりませんが、大体上記のように説明される場合が多いようです

と調べてみて ここで私の中で揺らぎが…

私は自分のことをトランスジェンダーであると なんとなく思っていますが、ノンバイナリーも なんだかしっくりします。どっちでしょう、というか

トランスジェンダーとノンバイナリーの違いってなに?

着眼点の違いというか… トランスジェンダーは 自己に割り当てられた生物学的な性別やジェンダーに対して性表現を変えたり、手術等外的な施術を用いたりして克服しようとします。変わりたい、抜け出したい、という気持ちや違和感がが根っこにあるような気がします

ノンバイナリーは 男女二元論と対になる考え方であるため、ジェンダーで括って人を見なければ 自分にも落とし込まないので、トランスジェンダーのように違和感を持ったり自分の性表現や肉体を意図的に変えたりせず、ありのままある気がします

これが違いでしょうか

いずれにせよ外から見たら判らないですよね

パッと見 女性らしい格好をしている人がいて、実際 服装だけ女性で 性自認が男性の トランスベスタイト(異性装)の人かもしれないし、生物学的性別が男性のMtFかもしれないし、シスジェンダー女性かもしれないし、ノンバイナリーで 好きなものを着ていたら 女性装的になっている人 かもしれないし… 

自分のことを振り返ってみる

私自身振り返ってみると、性同一性障害の診断書を貰ってホルモン注射をしたり、確かに見た感じ男性の格好をしているし、トランスジェンダーなのかなと思いますが

診断書を取ろうとジェンダークリニックに通院しているとき、どこか心にあったモヤモヤ。別に自分のことを男性だと思っていないし、男性になりたいとも思っていませんでした。自分の名前や声や見た目が 気に入らなかったので、声が低く 顔の輪郭がハッキリする方法がないかな、早く改名する方法がないかなと思った時に、手段として診断書を取得して 内科的施術を受けようと思った次第でした

男女別に席を分けたり、服装を分けたり、扱いを変えたり。家庭での役割がジェンダーを基準に分かれていたり収入が異なっていたり、なんで そんなことをする必要があるのかよくわかりません。が、世間は、というか常識(男女二元論の考え)はそういうものなんだろう、と受け入れて生きてきました。でもそれは世間とか他人の考えとして、私の考えとは一致しませんでした

私自身はトランスジェンダーでありノンバイナリーであるかもしれません

宇多田ヒカルさんの存在と 改名の経緯

「私は生まれてしばらく、自分を女の子だとも男の子だとも思っていなかった。しばらくして おっぱいが大きくなってきたので、そこで初めて自分が女の子なんだとわかった。」

と、10年以上前でしょうか。どこかの番組で宇多田ヒカルさんを拝見したときに おっしゃっていました。曲もそうですし、上記のような発言や価値観も含めてファンです

私は20歳のときにHikaru(実際は もちろん漢字)に改名するため家庭裁判所にて申立を行い、書記官との面談を経て、晴れてHikaruとなりましたが、改名するまでに Hikaruという名前での使用歴が必要となりますので2年ほど 通称名として用いていました

元々の名前が あまりにも可愛いすぎて 受け入れ難かったため、改名したいとは思っていましたが、当初 どの名前を通称名として使用するか考えていませんでした。とにかく今の名前はイヤ。色々考えた後に宇多田ヒカルさん名前を思い出して、「ひかる」という音が良いなと思いました。女性にも男性にも「ひかる」という名前の人はいるし、男性とも女性とも思っていない私には ピッタリだと思いました。音は「ひかる」と先に決めて、漢字の方は 辞書を開いて良さげなものを当てました

改名にあたって面談をした書記官の方とは、印象的な お話がありましたので、いずれの時か 備忘録にでも書きます






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コメント

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K
K

こんにちは。私もトランスジェンダーであり、ノンバイナリーでもありです。

内省的には男性なところもある両性ノンバイナリーなのですが、「体は男性だけど心は女性」と思って思ってもらうのがうまくいくのでトランス女性と言うこともあります。

もともとトランスジェンダーはノンバイナリーも含んでいたと思います。

ですが、なんだか完全な女を目指すのがトランス女性だというイメージができてきてしまったので、トランスという言葉は使いにくくなってきました。

あえて言うなら、バイナリートランスジェンダーとノンバイナリートランスジェンダーがあるのだと思います。

はる
はる

トランスはむしろ2元論を受け入れているからこそのトランスな気がします。ノンバイナリとXジェンダーの違いはよく判りません。Xジェンダーの方が範囲が広いのかな?

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「ノンバイナリー」という言葉、私が改名するとき考えたこと|大滝 洸
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