トランプ政権下の“研究費削減” アメリカから人材流出… カナダの医療機関「来年 医師15人採用」
トランプ政権が研究機関などへの圧力を強める中、世界各国はアメリカから高い技能を持った人たちを積極的に受け入れようとする動きが広がっています。 【動画】米からの“頭脳の流出”が現実味 トランプ政権が名門大への圧力強化 カナダ医療機関採用担当者 「去年11月末にネット上で採用キャンペーンを行ったところ、その機会だけで約200人の問い合わせがありました」 「来年、アメリカから15人の医師が来る予定です」 カナダ東部ノバスコシア州にある医療機関「ノバスコシア・ヘルス」には、トランプ氏が大統領選挙に当選した去年11月以降、医療関係者の採用に関する問い合わせが急増しています。 カナダ医療機関採用担当者 「専門分野で働く医師からは、現在の診療状況や今後の変化に不安を感じているという声が上がっています」
また、フランスの名門エクス・マルセイユ大学は、研究者を対象に「科学のための安全な場所」とするプログラムを立ち上げたところ、およそ300人の科学者から応募がありました。 受け入れ枠はおよそ20で、大学側は、受け入れたそれぞれの研究者に対して3年分の研究費を確保しているということです。 トランプ政権下では突然の研究費削減や言論に対する規制が日に日に強まっていて、海外への人材の流出が始まっています。
テレビ朝日報道局