「独裁者に擦り寄り」　米民主党、トランプ大統領への反対演説

　【ワシントン時事】米民主党のスロトキン上院議員は４日、トランプ大統領の議会演説への反対演説を行った。ウクライナ問題への取り組みなどトランプ氏の対外政策について「ロシアのプーチン大統領のような独裁者に擦り寄り、カナダのような友人をひどい目に遭わせている」と痛烈に批判した。

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　スロトキン氏は、民主主義の模範であり、超大国として平和への責務を負う「米国例外主義」をトランプ氏が「信じていない」と主張。同氏によって米国のシステムが危機にひんしているとも訴えた。

　経済分野では、トランプ氏が関税を武器化したことで「エネルギー、木材、自動車の価格を上昇させ、製造業者や農家を苦しめる貿易戦争を引き起こす」と警告。「食料品や住宅価格は下がるどころか上昇しており、信頼できる対処方針が提示されていない」と攻撃した。