中国人がマスクを買い占めたのか? 日本の一部で不満の声=中国メディア

 新型肺炎の感染が拡大している中国。ちょうど春節の長期休暇と重なる不運もあり、感染は世界中に広まった。
日本では中国人旅行客の受け入れを継続したため、計画どおりに日本を旅行で訪れた中国人も多かったようだ。

 中国メディアの百家号は30日、中国人旅行客や日本在住の中国人が日本国内でマスクを買い占める事例が見られ、日本人がマスクを買うことができず、一部で不満が高まっていると伝えた。

 記事は、新型肺炎の拡大を受け、中国では各地でマスク不足が起きていると紹介し、中国の芸能人のなかにも日本でマスクを買い付けて中国に送る動きが見られたと紹介。そして、中国人旅行客などもドラッグストアでマスクを「爆買い」したと伝え、結果的に「マスクが必要な日本人ですら購入できない」事態になってしまったと論じた。

 続けて、中国でマスク不足が起きたことで、日本の企業や自治体は中国に援助物資としてマスクを送る動きが相次ぎ、中国のネットユーザーたちを感動させていると紹介。中国ネット上では日本に感謝する声が相次いだと論じた。

 一方で記事は、日本ではマスクが売り切れになったお店も多く、在庫があっても販売個数が制限されるケースが多いと紹介。日本人が新型肺炎や花粉症への対処としてマスクを買おうとしても、買えない状況もあるようだと伝え、一部で中国人によるマスク買い占めに対して不満の声が上がっていると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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【香港IPO】心疾患治療用器具の楽普心泰医療科技、初値は公開価格を2.23%上回る29.80香港ドル


 楽普心泰医療科技(02291/香港)が11月8日、香港証券取引所のメインボードに新規上場した。公開価格29.15香港ドルに対して、初値は2.23%高い29.80ドルだった。
終値は公開価格と同値の29.15ドルだった。
 
 同社は1994年に設立した上海形状記憶合金材料が前身。2008年に楽普医療が上海形状記憶合金材料を買収、21年1月に持株会社として同社が設立された。構造的心疾患をターゲットとした介入医療機器の研究開発、生産、販売を主業務としている。主要製品は心疾患治療用閉塞栓で、大動脈などの人工弁製品の研究開発、臨床試験も進めている。フロスト&サリバンによれば中国最大の先天性心疾患閉鎖栓製品および関連手術用品メーカーで、21年の中国国内市場シェアは売上高ベースで38%となっている。
 
 21年12月期の売上高は2億2258万人民元(前期比50.14%増)、純利益は5869万元(同14.65%減)。22年1~6月期の売上高は1億2480万元(前年同期比12.47%増)、純利益は2425万元(同41.93%減)。

 新規上場に伴い調達予定の5億9210万香港ドル(約110億円)は、約51%を今後5年以内の研究開発資金に、約24%を今後5年以内の販売、マーケティング活動費用に、約5%を生産能力向上に、約10%を戦略的投資および企業買収資金に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

チャイルドシートなどベビー用品の好孩子国際HD、22年1〜9月期は売上高が約9%減少


 ベビーカーやチャイルドシートなどベビー用品の製造、販売を手掛ける好孩子国際HD<グッドベビー・インターナショナルHD>(01086/香港)が11月4日、2022年1~9月期の売上データを発表した。売上高は前年同期比で9.4%の減少となった。

 
 1~9月期の売上高は64億4280万香港ドルで、前年同時期の71億1200万ドルから9.4%減少した。当期は人民元とユーロの対香港ドルレートの変動が大きく、恒常通貨ベースで計算した場合には前年同期比5.7%減だった。
 
 ブランド別では、ドイツ発のサイベックス(CYBEX)が24億4350万ドルで同3.2%減(恒常通貨ベースでは同7.7%増)、オリジナルブランドのgbが11億4310万ドルで同33.1%減(恒常通貨ベースでは同32.1%減)、米国発のイーブンフロー(Evenflo)が18億7100万ドルで同27.9%増(恒常通貨ベースでは同26.1%増)となっている。
 
 サイベックスは1~3月期の好調に対して、4~6月期、7~9月期は世界の物流サプライチェーンの混乱、欧州のインフレ、地政学的な衝突などにより消費者の購買意欲が低下する厳しい状況だったものの、高いブランド力や充実した製品ラインナップ、強力な世界販売ネットワークで小幅な売上減にとどめた。一方でgbブランドは中国各地で発生した新型コロナによるロックダウンが売上に大きく響いた。両ブランドとは対照的に好調だったイーブンフローは、オンライン販売チャネルが売上増の原動力となった。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

【深センIPO】10日は創業板でネットワーク設備の鋭捷網絡など2社が公募開始予定


 深セン証券取引所では11月10日、創業板への上場を目指す鋭捷網絡(301165/深セン)、矩陣縦横設計(301365/深セン)の2社が新規公開(IPO)に向けた公募を開始する。公募終了後、速やかに上場する見込みだ。

 
 鋭捷網絡は6818万株を発行予定で、公募価格は32.38元。2003年に福建星網鋭捷網絡として設立し、16年に株式会社化するとともに現社名となった。ネットワーク設備、ネットワークセキュリティ製品、クラウドデスクトップソリューションプランの研究開発、設計、販売を主業務としている。製品やサービスは政府、プロバイダー、金融、インターネット、教育、医療、エネルギー、交通、商業、製造業など幅広い分野の情報化に利用されており、中国のみならず世界の50あまりの国・地域で事業を展開している。
 
 イーサネットスイッチ、無線製品、クラウドデスクトップ、IT運営管理など多くの分野で市場のトップクラスにあり、IDCのデータによれば19~21年の中国イーサネットスイッチ市場シェアが3年連続で3位、21年の中国企業向けWLAN市場シェアが3位、そのうちWiFi6製品出荷量は19~21年の3年連続で1位、21年の中国ローカルコンピューターIDVクラウドデスクトップシェア1位などとなっている。
 
 21年12月期の売上高は91億8863万元(前期比37.19%増)、純利益は4億5775万元(同53.94%増)。22年1~9月期の予想売上高は72億5627万~78億8207万元(前年同期比21.36~31.82%増)、予想純利益は4億92557万~5億2540万元(同20.32~28.34%増)。

 矩陣縦横設計は3000万株を発行予定で、公募価格は34.72元。10年設立の民営企業で、20年に株式会社化した。空間設計、家具調度品の設計およびレイアウトを主業務としており、一般住宅のほかオフィス、ホテル、教育施設、健康施設、文化施設などにも事業を展開している。業界で影響力を持つ屋内設計ブランドとして、米インテリア誌「インテリア・デザイン」が発表する世界設計企業ランキング「トップ100ジャイアンツ」で21年は23位、22年は17位となり、22年に住宅デザイン部門で1位を獲得した。
 
 21年12月期の売上高は8億8635万元(前期比44.78%増)、純利益は2億1985万元(同37.20%増)。
22年1~9月期の予想売上高は5億9200万~7億500万元(前年同期比5.99%減~11.95%増)、予想純利益は1億3100万~1億5700万元(同10.32%減~7.48%増)。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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