米からの“頭脳の流出”が現実味 トランプ政権が名門大への圧力強化 研究者の75%が「アメリカを離れることを検討している」
鈴木彩加記者 「トランプ政権はこの100日間にアメリカ国内50以上の大学に対して、多様性をやめるなどの条件を満たさなければ、助成金を打ち切ると通告しています」 名門イェール大学で哲学を研究するジェイソン・スタンリー教授は、7月にカナダへ移住すると決めました。 ジェイソン・スタンリー教授 「コロンビア大学がトランプ政権の要求を受け入れたからです。私は民主的な機関が急速に崩壊するのを心配していました」 特に、市民権を持たない教授や学生の多くが恐怖で声をあげられないと話します。 アメリカの研究者1600人以上への調査では、トランプ政権による資金削減や圧力を理由に75%が「アメリカを離れることを検討している」と回答しています。 ジェイソン・スタンリー教授 「トランプ政権が大学や科学、この国にいる人々を攻撃し、多くの人が標的になると恐れる国に居続ける理由はあるだろうか?大学がトランプ政権の要求を受け入れ続ければ、要求はますます増えていくでしょう」
テレビ朝日報道局