【西武】3年目山田陽翔、新球&左手の中指にキラリと光る新アイテムでプロ初勝利へ「必死に食らいついて頑張ります」
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高卒3年目の西武・山田陽翔投手(20)が躍動している。4月3日の楽天戦でプロ初登板を果たすと、27日のオリックス戦では同点の8回に登板しプロ初ホールドも記録した。ここまで6試合(6.2イニング)を投げ、無失点の投球が続いている。 「今のところはコースに投げ切れているので、その辺がしっかりと結果につながってきているのかなと思います」とここまでを振り返り「それと自信を持って投げられる球が今シーズンから1つ増えたのが要因なのかなと思います」と今季から取り入れた“新球シュート“を挙げた。 「自主トレで練習をしていて最初は遊びで投げていたらできるようになった」と習得の経緯を明かしてくれた。「シュートが右・左打者関係なく投げられるようになって的を絞らせづらくできているからなのかな」とピッチングの幅をさらに広げたことで、今季の成績に繋がっているという。 さらに試合前の練習では、山田の左手中指にキラリと光るシルバーのリングがはめられていた。「オーラリングです。睡眠の質を計ったり、1日の運動量を参考程度にしています」とただの指輪ではなく、一般的には“スマートリング”と言われるもので、このオーラリングはフィンランドで誕生したもの。スマートフォンと連動させて、アプリで自分の状態を常に確認できるという代物だ。 「調子が良かった日はどれぐらい動いているのか、結果がついてこなかった日と見比べている」と今季から取り入れた新アイテムだという。「自主トレでは数字で計るトレーニングが多かったので」ときっかけは1月に石垣島で西武の新守護神・平良海馬(25)らと行ったオフの自主トレだという。 「あまり寝られないことも多く、1回データを見てどうなんだろうと思って取り入れてみました」と使用の経緯を明かしてくれた。期待がかかるのはプロ初勝利。「1勝したいです、でも中継ぎなので運とかもありますし、難しいとは思いますけど、良い場面で投げさせてもらえるように。結果を残して、必死に食らいついて頑張ります」と意気込んだ。「今シーズンの目標は30登板。今の結果に満足することなく、レベルアップもしないといけないので継続してやっていきたい」と高卒3年目、20歳になった甲子園のスターが今シーズンの“新球&新アイテム”を駆使し西武に欠かせないピースとなる。 ■山田陽翔(やまだ・はると) 2004年5月9日生まれ。175cm、83kg。右投右打。治田西野球スポーツ少年団(滋賀・栗東市立治田西小学校)〜大津瀬田ボーイズ(栗東市立栗東西中学校)〜近江高校。春夏甲子園に3回出場し、2年夏ベスト4、3年春準優勝、3年夏ベスト4。エースで4番、主将としてチームを率いた。甲子園通算15試合で11勝(3敗)は松坂大輔氏らに並ぶ。通算115奪三振は歴代3位。今夏はU-18 日本代表の主将も務めた。2022年ドラフト5位で西武に入団。
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