鹿児島市の障害児支援事業所が不正に給付金を請求 鹿児島市は指定取り消しなど行政処分
鹿児島市の児童発達支援センター「ダブルレインボー」が給付金の不正な請求などを行っていたとして市は30日、指定を取り消す行政処分を行いました。市は約2200万円の返還を求めています。
行政処分を受けたのは鹿児島市下伊敷にある障害児が通う児童発達支援センター「ダブルレインボー」です。
鹿児島市によりますと「ダブルレインボー」は必要な人数の児童指導員や保育士を配置していない上、利用者の一人ひとりにあわせた支援計画を作成していないにも関わらず2023年3月と2024年2月から2025年1月の間、給付金などを不正に請求していました。
2024年1月、鹿児島市が運営の指導を行った際、保育士などの人員に不正があったため、改善を求めました。その後も改善はされず、鹿児島市は30日、障害児通所支援事業者の指定を取り消す行政処分を行いました。
鹿児島市はダブルレインボーに対し5月30日までに約2200万円の返還を求めています。ダブルレインボーの鮫島美和子代表取締役は返還の意思を示しているということです。
ダブルレインボーの利用者は21人いますが、現在、他の事業所への引き継ぎなどを行っているということです。