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【ブログ】藤原、貸してみたin山小屋 藤原優紀アナが語る裏話

藤原優紀アナウンサーが語る 番組の舞台裏!
  • 2024年3月8日

アナウンサーの藤原優紀です。「藤原、貸してみたin山小屋」をご覧頂いたみなさま、ありがとうございました!公開されたWebコンテンツも、ぜひ楽しんでくださいね。
さて、ここでは番組では紹介していない私の思いを書いてみようと思います。

「藤原、貸してみた」が始まる!

アナウンサーになって3年。
ニュースを伝えたり、中継を担当したり… 旬の食べ物や伝統工芸など、山梨の魅力を支えるたくさんの方に出会い、みなさんの努力や、ときには苦労を、私なりに言葉で伝えてきました。

でもそれは、どんな風に、なにが、どれくらい大変なの?

時間と手間をかけて栽培されています

まさに職人技!作業には2か月かかるそうです。

丁寧に取材をしたとしても、「実感のこもった言葉」で伝えるのは難しいです。

そんな中、2つ上の先輩ディレクターから提案してもらったのが、県内で頑張る方の元へアナウンサーを貸し出し、一緒に働いてみる企画、その名も「藤原、貸してみた」。

みなさんの思いを実感するチャンス!と思う一方、

 体力ナシ、
 運動神経ナシ、
 完全インドア派。

こんな自分が、果たして役に立てるのか?
「貸し出されて」何を伝えられるのか?

不安もありながら、2泊3日で住み込みの「貸してみた」ロケが始まりました。

初めて自覚、掃除が苦手だった…

今回貸し出されたのは、南アルプス市の夜叉神峠入口にある山小屋「夜叉神ヒュッテ」。 ご主人の三井孝司さんは4年前に山小屋の経営を受け継ぎ、シーズン中は1日20人前後のお客さんを迎えるそうです。

三井さんの仕事の速さは圧巻!

わたしも早速、山小屋での大事な仕事、「掃除」をお手伝い! 「掃除は得意」と豪語したものの、慣れない畳の掃除や、窓ふき(実はほとんどしたことがない)に大苦戦。
はずかしい失敗連続の苦戦のようすは「貸した藤原、見てみた」の動画でもご紹介しています。

窓ガラスと網戸の間に手を入れて拭いてしまいました…

三井さんのチェックを受けると、拭き残しや掃き残しがたくさん…。自分の大雑把さに気付きます。
三井さんに何度も教わり、最終日の3日目にようやく!合格をもらうことができました。「お客さんに、心も体もゆっくり休んでもらいたい」という三井さんの言葉が印象に残っています。

うれしかった「部屋掃除合格!」の瞬間

こだわりの料理、藤原の緊張

三井さんの山小屋に来て一番驚いたのが、ボリューム満点の食事! 

まるで老舗旅館のような豪華なメニュー!

お客さんのために、1人で10品以上を作るこだわりの料理人・三井さん。 この日は1時間で10人分の夕食を作らなければなりません。 私も1人暮らしを始めて3年。料理は得意と思っていましたが…

切り方がわからない…
丸く盛り付けたかったポテトサラダ。恥ずかしいです…

自分でも見返したくないシーンになってしまいました(笑)盛り付けも難しいんです…。何品も同時に作ることにも慣れておらず、ラストスパートは手が震えてしまうほどの緊迫感。 それでも、お腹を空かせて待ってくれていたお客さんの「おいしい!」は格別です。

栄養補給が欠かせない登山。エネルギーになる食事作りの大切さを知りました。

山小屋で感じた“一期一会”

山小屋で出会った、たくさんのお客さん。 中でも印象に残っているのが、お孫さんと登山に来たご夫婦です。

出発前に山小屋を訪ねてくれ、お茶を飲んで一息。 「昔はよく登ったんだけどね」なんて言いながら、久しぶりの登山への期待を話してくれました。 出発を見送ってから2時間が過ぎると、「そろそろ戻ってきてもいい頃だけど…」。 夜叉神峠頂上までの往復時間を知っている三井さんが時計を気にし始めました。 私もつられて、山小屋を出たり入ったり。なかなか3人の姿は見えません。

しばらくすると、お孫さんを先頭に、ゆっくりと下りてくる姿が。 急な下り坂が足にこたえ、時間をかけて下りてきたとのことでした。 心から「無事でよかった」と思いました。

登山の経験も豊富で山の天気にも詳しい三井さんは、登山口の駐車場に停まっている車も把握していて、 長時間戻ってこないとすぐに気付くんだとか。 まるで山の守り神のようです。

名前も知らない相手でも、安全な登山を祈り、帰りを待つ。 山小屋にあるあたたかさを知りました。

藤原、がんばります!

山小屋最終日 三井さんと

実際に働いて初めて知った、山小屋の苦労と、そのやりがい。 私がお手伝いをしたのはたったの3日間で、 あすも、あさっても、三井さんは山小屋を営み続けます。 きっと私が経験できたことはほんの一部で、大変なことがたくさんあるに違いありません。それでも、実際に体当たりで仕事を体験して感じた魅力、やりがいを 自分の言葉で伝えていくことこそ、「藤原、貸してみた」の醍醐味であり、 地域のアナウンサーとしての役割だと感じました。 みなさんにもそう思ってもらえたら、 そして、次回の放送を楽しみにしていただけたらうれしいです。 ご覧いただき、ありがとうございました!

「藤原、借りてみたい」と思った方は、ぜひこちらからご応募ください!

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