学校法人東海大学は4月19日、同法人ネットワーク内のサーバのランサムウェア感染について、同学の臨時サイトで発表した。
同学では4月17日午前中に、学内WEBサーバのファイル書き換えなどが行われ、湘南キャンパス内にあるWEBサイトの内容が見えなくなる事象が発覚したため調査したところ、ランサムウェアによると推測される被害を確認したという。
同学によると、ランサムウェア攻撃は湘南、伊勢原、品川、静岡、熊本、札幌の各キャンパスで実際に確認されており、ほぼ全域にわたっているという。
同学では、主なシステム状況について、教職員に下記の通り案内している。
・東海大学公式ホームページ:利用不可
・メール(@tokai.ac.jp)送受信:内部→内部 利用可能、内部→外部 利用可能、外部→内部 利用不可
・ネットワーク:学内のWi-Fi環境 利用不可、研究室等から有線LANを使ったインターネット利用不可
・内線電話:湘南校舎以外は利用可能、学内のネットワーク(Wi-Fi)を使用しない場合は利用可能
・Teams:デザリングなど外部のネットワーク経由は利用可能
・box:デザリングなど外部のネットワーク経由は利用可能
・TIPS:利用不可
・OpenLMS:利用不可
・コンピュータ室:コンピュータ室パソコン利用不可、部屋・プロジェクタの利用可能
同学では現在、復旧活動を行っているが最短でも数週間かかると想定している。
なお同学では、授業は通常通り実施予定。
また同学では、各種証明書の学校ができない状況となっている。
同学では教職員と学生、関係者に向けて「この度のサイバー攻撃により、ネットワーク遮断措置を講じることとなりました。皆さんにはご不便をおかけしておりますが、引き続き冷静な対応をお願い申し上げます。 私たちが一丸となって この困難を乗り越えるためには、協力と連携が不可欠です。各部門が連携し、迅速かつ適切な対応を行うことで、早期の復旧を目指しましょう。」と呼びかけている。