核禁会議参加、次回以降も否定的　林官房長官「核抑止と相いれず」

　林芳正官房長官は３日の記者会見で、同日開始の核兵器禁止条約第３回締約国会議へのオブザーバー参加見送りに絡み、次回以降についても参加に否定的な認識を示した。「今回の結論も踏まえてしかるべく判断することになる」と語った。

核禁会議不参加「残念でならない」　斉藤公明代表

　林氏は不参加の理由について、同条約は「（米国の）核抑止と相いれない」と指摘。核軍縮は核拡散防止条約（ＮＰＴ）の下で進めるべきだとし、「『核兵器のない世界』を真剣に目指していればこそ、このように考えるに至った」と主張した。