ワクチンの話題って、もう何年も荒れっぱなし。コロナ禍で一気に火がついたけど、それ以前から反ワクチン界隈ってのは根強く存在していた。

で、2025年の今になっても「ワクチンは危険！」「ビル・ゲイツの人口削減計画！」「mRNAは遺伝子を改変する！」とか、何の根拠もないデマを信じてる人がいる。

もういいよ。飽きた。

科学 vs 陰謀論：なぜこんなにズレるのか？

　科学の世界では、ワクチンの効果や安全性は何万ものデータと研究で確認されてる。一方、反ワクチン派が信じるのは、YouTubeの怪しい動画、SNSのバズった投稿、どこかの無名医者のブログ記事。

こういう情報の落差があるのに、なぜか「真実を知ってる俺たち vs 洗脳された羊たち」みたいな構図を作りたがるのが陰謀論者の特徴だ。

面白いのは、ワクチン陰謀論にハマる人って、たいてい他の陰謀論にもハマってるってこと。

「5Gがコロナを広めた」「ケムトレイルで人口をコントロール」「地球は平ら」とか、もうカオス。

要するに、「権力に操られたくない！」っていう反骨精神はあるんだけど、そのせいで逆にインチキ情報に操られてるっていう皮肉な状況。

ワクチンで「人口削減」って話の矛盾

　反ワク界隈で特に人気なのが「ワクチンで人口削減する計画」っていう陰謀論。でも、これって破綻してる。

まず、ワクチンを推進してるのは誰か？

世界の政府、医療機関、そして製薬会社。

で、人口削減をしたいなら、普通は「敵国」の人口を減らすのが戦略として自然。 でも実際には、自国の国民にワクチンを打たせてるわけで、それじゃ自爆行為。

それに、もしワクチンが人口削減のためのものなら、なぜ世界の寿命は延び続けてるんだ？ ワクチンが普及するほど、平均寿命は上がってる。人口削減どころか、むしろ長生きさせてる。

mRNAワクチンが「遺伝子を改変する」って話もデタラメ

　mRNAワクチンが出てきたとき、すぐに出回ったのが「これで人類のDNAが書き換えられる！」っていうトンデモ話。

けど、実際にはmRNAは細胞の中で一時的にタンパク質を作るだけで、DNAには一切関与しない。細胞のゴミ処理システムで速攻分解されて終わり。

しかも、mRNAワクチンが広まる前から、mRNA技術自体はがん治療や遺伝子治療の分野で研究されてた。今さら「遺伝子を改変！」って騒いでるのは、科学を知らない証拠。

ワクチンの副作用を過剰に怖がる人たち

　もちろん、副作用はゼロじゃない。でも、どんな薬にもリスクはある。それこそアスピリンだって副作用で死ぬ可能性があるし、ピーナッツアレルギーで命を落とす人だっている。

ワクチンの場合、副作用が出る確率はめちゃくちゃ低い。

それなのに「ワクチンで死者続出！」みたいなデマを流す人が後を絶たない。特に「コロナワクチンで人がバタバタ倒れてる！」って言ってた人、そろそろ現実見よう。そんな大惨事、本当に起きてたら、社会崩壊してる。

ワクチンで得られる利益 vs 反ワクのデメリット

　ワクチンのおかげで、世界中で命が救われてるのは事実。ポリオ、天然痘、麻疹、これらはワクチンがなかったら今でも大問題になってた病気。

でも、反ワクのせいで最近また麻疹が流行ったりしてる。2023年には日本でも麻疹の感染が増えて問題になったし、アメリカやヨーロッパでも反ワクのせいで麻疹の感染率が上がってる。

ワクチンを拒否する自由はある。でも、集団免疫を崩して社会全体にリスクを与えるのは、もはや「自由」じゃなくて「迷惑」。

結局、反ワクの根っこは「科学リテラシーの欠如」

　反ワクにハマる人の共通点は、「科学的な思考ができていない」ということ。陰謀論を信じるやつは、データを読まず、感情で判断し、都合のいい情報だけを信じる。

「政府や企業の言うことを疑うこと」は大事だ。でも、それと「根拠のないデマを信じること」は全然違う話。そこをごっちゃにしてる限り、反ワク界隈の暴走は止まらない。

まとめ：ワクチンはメリットの方が圧倒的にデカい