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#カムカム 追想記【112②】最終回のラストシーンは、2025年の春。桜の咲いていた時期です。映画村で偶然再会するひなたとウィリアム。ひなたが作った「サニーサイドイングリッシュ」の2024年度放送をやりきった二人。 講座は好評で、来年度の継続も決まり、これからも二人のタッグは続いていくことでしょう。 ウィリアムが初恋の相手だったあのビリーだとわかり、あの日、言いたかったのに言えなかった言葉をついに言えたひなた。Why don’t you come over to my place? Let’s enjoy Kaiten-yaki together. (うちへ寄っていきませんか?一緒に回転焼を食べましょう)積み重ねてきた鍛錬が、幼き日の自分へのプレゼントになったこのシーンがとても好きです。思い出のワンシーンTOP10でも第10位にランクインしていました。 ひなたの努力が思わぬ形で報われるこの結末は、最初に藤本さんから頂いた詳細な物語のあらすじの時から描かれていたものでした。最後の最後に出演がある、ということを想定して、語りはどなたにして頂くのかいいのか検討し、真っ先にお願いしたのが城田優さんでした。以前ご紹介したように、城田さんは英語ネイティブではありません。ご自分であとから勉強して身につけられたものです。それでも絶対城田さんにお願いしたいと思ったのは、話される日本語の響きが美しいこと、そして物語の結末をヒロイン・ひなたと迎える素敵な存在感が大きな理由でした。思えば、最初から最後までおつきあい頂いた唯一の演者です。ヒロインたちを見守る親のような気持ちで、辛い場面では涙してナレーションができなくなるほど物語に寄り添ってくださり、その人柄にも魅了されました。 ラストシーンを撮影した日のことをよく覚えています。この日は、絶対晴れてほしい。ひなたの道がどこまでも続いてほしいとずっと願っていました。念願叶い、見事な快晴。「いい天気ですね!」と元気よく声をかけあいました。 コロナ禍真っ最中だったので、みんな本番の前まではマスクをつけていました。テストが終わり、マスクをはずして映画村でみんなが笑顔で語り合う光景をみて、これが2025年だと想像した時、これが現実になりますようにと心から祈りました。 そして今、多くの医療関係者やそれぞれのコロナ対策を続けてきたみなさんのおかげで、コロナ禍を乗り越えることができました。このままずっと互いの笑顔が見られない日々が続くのかもしれないと覚悟していた時から考えると、今の状況は信じられないような気持ちになりますね。 ひなたの道を歩けば、きっと人生は輝くよ。 この言葉を信じて、ずっと自分のひなたの道を歩いていきたいと思っています。