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NEWS◎全国医学部長病院長会議、「医師の働き方改革」や経営に関する調査結果を報告
助教の週平均研究時間「5時間以下」は64.9%、診療時間は増加傾向で懸念

 全国医学部長病院長会議が行った調査結果によると、特に研究が必要となる「助教」で2024年の週当たりの平均研究時間が5時間以下だった医師の割合が64.9%で、前回調査(2024年5月調査)よりも9.7ポイント増えていたことが分かった。一方、週当たりの平均診療時間で週41時間以上だった助教は36.8%と前回調査より4.0ポイント増えた。同会議で医師の働き方改革検討委員会委員長を務める前田嘉信氏は、特に研究が必要となる助教で研究時間が減り、診療時間が増える傾向があったことについて「大学病院の経営状況の悪化による影響も考えられる。今後、病院の収益が改善する期待が持てない分、この傾向が続くのではないか」と懸念を示した。2025年4月25日に会見を開き、調査結果を報告した。

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